30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

主夫の気分で切り干し大根づくり

2012-01-25 | ダイコン

きのう24日、かみさんがニュージーランドへ山歩きに旅立った。10日以上留守にする。若い時なら雀躍するところだが最近は別れがさみしい。「いかないで」と腕を取ったところで振り払われるだけだ。それよりもひとり暮らしの食事の準備を考えると憂鬱になる。私の負担を少なくするためにと大量のおかずを作っていってくれた。おでん、野菜のスープ、サトイモの煮っ転がし、松前漬け、切り干し大根の煮物、鰯の生姜煮、ひたし豆。飲んべえにはご馳走である。これだけあれば当分は間に合う。ありがたいことである。

しかしこればかり食べていては当然飽きてくる。毎日一品ぐらいは自分で作らなければならない。昨晩から台所に立っている。かみさんは残りの人生を大いに楽しんでいる。それゆえ留守が多く、おかげで留守を預かる私はおかず作りには慣れているものの、久しぶりに台所に立つと動作がぎこちなく面倒に感じる。台所に立つのは嫌いではないし、食材はありまるほどある。あとは腕しだい。しかし、私のメニューには限りがある。食材を生かしきれない。さて、きょうはなにを作るかと毎日考えるのは、やっかいでもあり、楽しみでもある。

さっそく家事に追われている。けさは大忙しだ。朝食の用意、洗濯、そして空き瓶などの分別ゴミ出し。そして切り干し大根づくりである。年末に作り置きした切り干し大根が残り少なくなった。そこでまたまた作ったというわけである。すっかり主夫になった気分だ。

ダイコンはいま地中に保存してある。昨年末にすべて抜いて穴を掘って地中に埋め戻した。これで寒さで腐ることもなく、2月下旬ぐらいまで食べることができる。畑に行くたびに抜いてくる。いまでも新鮮で味に問題はない。

しかしダイコンはまだまだいっぱいある。近所にことあるごとにわけているがそれでも食べきれないほどある。うまい時期に食べきってしまうに越したことはない。かみさんが言うには、切り干し大根に使うのは旬のものが一番うまいという。なるほどね。魚の干物だって新鮮な魚を使ったほうがうまいのと同じだ。

昨年末からたびたび切り干し大根を作っているから、細切りにはだいぶ慣れた。濡れ縁で朝日を浴びている。食べるたびに感じることだが、太陽の光を浴びただけなのに、なんでこんなに甘くなるんだろうか。酒の肴の好きな一品だけに、作るにも精が出る。


   


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