4度目の尖閣諸島漁業活動参加。海上保安庁の対応、中国公船の動きに、ある種の変化を感じました。
まずは、こちらの写真を見て下さい。7月、10時間中国公船に追跡される直前の写真です。

後ろに魚釣島が見えます。漁業活動を行おうとしている我々と島の間に、巡視艇(海保ゴムボート)と巡視船が位置し、その後ろを、中国公船(4本線の入った船)が、公然と島の一番近いところを横切っています。

にも拘らず、海上保安庁は全く中国公船に対して注意を向けていません。巡視艇に乗る保安官は我々の側を注視し、カメラ・ビデオで監視し、ただただ時間が過ぎていきました。
まぁ、法律上退去勧告しか出来ないので、現場海保の皆さんには罪はないのですが、それにしても、どちらが敵なのか、味方なのかわからないような「画」だと思いませんか?「海監51」の文字がはっきり見えますね。
後日、この対応について海上保安庁へ問い合わせたところ、中国公船が接近してきたため、我々の安全を確保する為に行ったとの答えでしたが、この写真を見る限り、中国公船を守ってるにしか見えません。各船、この位置にあった状態で中国公船がボートを降ろし、中国人が上陸する可能性も排除出来なかった訳であります。
よって、現場の保安官にこんなバカな事をさせるなと、様々な措置を講じてきた訳であります。
そして、今回の写真を見て下さい。10年使い続けたカメラですが、一眼レフですので、クッキリハッキリ。当然、塩まみれになりましたが・・・。

後ろに、島が見えません。っということは、島と反対の方向。我々の外側に、巡視艇があり、巡視船があり、中国公船(組織再編で、公船は赤線が入り、名前は「海警」となりました)が位置しています。この方向と反対側には、我々のすぐ内側を、巡視船、そして一番内側に、魚釣島という位置にあります。


前回のフォーメーションとは全く違うものでした。そして、保安官の視線をみてください。しっかりと、中国公船に向けられています。我々の漁業活動を中国公船の領海侵入から守ってくれています。
漁業活動を始める前に、巡視艇がグルグルと漁船のまわりをまわるので泡が立ち、魚群探知機が反応せず、嫌な雰囲気になりそうでしたが、「漁業活動の円滑化に協力して下さい」と注意を促したところ少し距離を置いてくれました。これもはじめての対応です。漁業活動は、いつもよりも小振(小振でも内地に比べればでかいっ!!)とはいえ、まあまあの成果でした。
そして、

2時間程経ってからでしょうか、中国公船は、ウロウロするだけ、ウロウロし、立ち去っていきました。左の小さく見える船が海警。領海外退去するまで追跡する海上保安庁!!!!

2隻目の中国公船が立ち去るであろうという雰囲気の中、海上保安庁は「領海から出て行け!!!」と言わんばかりに猛追していきました。

凄まじい黒煙を上げて、エンジンフル回転。方向転換をする巡視船です。
この中国公船の動きについては、中国も軽々しく紛争等を起こせない、深刻な事情があると私は見ています。前回とは追跡された当時とは、相当違った国内状況なのだと推察します。この件については別途見解を記す予定です。
今までは
「尖閣諸島への上陸は禁止されていますので、1マイル以内には入らないで下さい」のフレーズしか発しない海保でしたが、今回はそれが全くなく、互いに拡声器を使い意思の疎通を図りながらの漁業活動でした。
他、ここは単独では来てはいけない漁業場である事も痛感しました。午前5時頃、順調だった漁船のエンジンが突然止まり、セルモーターも回らない、電源も落ちているという事態。周辺は漆黒の闇です。無線が繋がらない時に相当の不安感に苛まれましたが、他3隻と連絡がとれ、我々は洋上で乗り換え活動を継続しました。
日台漁業協定については、いろいろなお話を聞きました。霞ヶ関情報からだけではなかなか解り得ない事実が現地にはあるんですね。これはいずれ記したい思います。
まずは、こちらの写真を見て下さい。7月、10時間中国公船に追跡される直前の写真です。

後ろに魚釣島が見えます。漁業活動を行おうとしている我々と島の間に、巡視艇(海保ゴムボート)と巡視船が位置し、その後ろを、中国公船(4本線の入った船)が、公然と島の一番近いところを横切っています。

にも拘らず、海上保安庁は全く中国公船に対して注意を向けていません。巡視艇に乗る保安官は我々の側を注視し、カメラ・ビデオで監視し、ただただ時間が過ぎていきました。

後日、この対応について海上保安庁へ問い合わせたところ、中国公船が接近してきたため、我々の安全を確保する為に行ったとの答えでしたが、この写真を見る限り、中国公船を守ってるにしか見えません。各船、この位置にあった状態で中国公船がボートを降ろし、中国人が上陸する可能性も排除出来なかった訳であります。
よって、現場の保安官にこんなバカな事をさせるなと、様々な措置を講じてきた訳であります。
そして、今回の写真を見て下さい。10年使い続けたカメラですが、一眼レフですので、クッキリハッキリ。当然、塩まみれになりましたが・・・。

後ろに、島が見えません。っということは、島と反対の方向。我々の外側に、巡視艇があり、巡視船があり、中国公船(組織再編で、公船は赤線が入り、名前は「海警」となりました)が位置しています。この方向と反対側には、我々のすぐ内側を、巡視船、そして一番内側に、魚釣島という位置にあります。


前回のフォーメーションとは全く違うものでした。そして、保安官の視線をみてください。しっかりと、中国公船に向けられています。我々の漁業活動を中国公船の領海侵入から守ってくれています。
漁業活動を始める前に、巡視艇がグルグルと漁船のまわりをまわるので泡が立ち、魚群探知機が反応せず、嫌な雰囲気になりそうでしたが、「漁業活動の円滑化に協力して下さい」と注意を促したところ少し距離を置いてくれました。これもはじめての対応です。漁業活動は、いつもよりも小振(小振でも内地に比べればでかいっ!!)とはいえ、まあまあの成果でした。
そして、

2時間程経ってからでしょうか、中国公船は、ウロウロするだけ、ウロウロし、立ち去っていきました。左の小さく見える船が海警。領海外退去するまで追跡する海上保安庁!!!!

2隻目の中国公船が立ち去るであろうという雰囲気の中、海上保安庁は「領海から出て行け!!!」と言わんばかりに猛追していきました。

凄まじい黒煙を上げて、エンジンフル回転。方向転換をする巡視船です。
この中国公船の動きについては、中国も軽々しく紛争等を起こせない、深刻な事情があると私は見ています。前回とは追跡された当時とは、相当違った国内状況なのだと推察します。この件については別途見解を記す予定です。
今までは
「尖閣諸島への上陸は禁止されていますので、1マイル以内には入らないで下さい」のフレーズしか発しない海保でしたが、今回はそれが全くなく、互いに拡声器を使い意思の疎通を図りながらの漁業活動でした。
他、ここは単独では来てはいけない漁業場である事も痛感しました。午前5時頃、順調だった漁船のエンジンが突然止まり、セルモーターも回らない、電源も落ちているという事態。周辺は漆黒の闇です。無線が繋がらない時に相当の不安感に苛まれましたが、他3隻と連絡がとれ、我々は洋上で乗り換え活動を継続しました。
日台漁業協定については、いろいろなお話を聞きました。霞ヶ関情報からだけではなかなか解り得ない事実が現地にはあるんですね。これはいずれ記したい思います。
兎にも角にも、大変お疲れ様でした、ありがとうございます。
尖閣沖の生物多様性活動も大事ですよね。
竹島の方は、韓国が後先関係なくゲリラ漁業をしてしまい魚がいなくなってしまうというオチが付いてます。
中国や韓国に漁場を荒らされると世界中の生態系がおかしくなります。
台湾の方々は、まだその辺りを協調してやれるとおもいますので、漁業だけでなく、魚を一定に保つことや
稚魚を育てることも必要になるかも知れません。
すんごい迫力のある写真ありがとうございます。
実効支配という形を私達の出来ない事をやってくれています。
ありがとうございます。
支持します。
これからも、問題意識を持ちながら、お取り組み下さい。
頑張っていただきたい
有権者が長尾さんをどうみるかだけ
長尾さんは有権者にどう思われようが、淡々とやるべき事をやっているだけ。むしろ民度が問われてるのは我々だということを忘れてはだめ。