バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

愛染なまずショー

2007-01-29 | ライヴ報告
先週末土曜日のバイユーライヴはなかなかに楽しめました。そりゃそうだ『愛染なまずショー』でしたからね♪

先攻はバイユー待望の初登場となる愛染恭介。「僕もファンである…」と言いながら実は忙しさを言い訳にとっても久しぶりに観たのでした。今回はソロでの演奏のためかアコースティック・ギターを抱えて現れた恭介氏。いつものシャープな佇まいの演奏ながらいい意味での大らかさも兼ね備え、懐の深さを感じさせてくれるバイユー初ライヴでした。久しぶりに聴いたため初めて聴く曲も多く個人的満足度も高かったです。特に最後に演奏された『ある街のレクイエム』はいつ聴いても本当に名曲だなぁと改めて思いました。久しぶりに聴いたからか…沁みました。多くの方に聴いていただきたいものだと思います。
「今年はニューアルバムを作る」と話しているのをシッカリと聞きました。そしてここにも書きました。もうやるしかないぞ~。

そして後攻はなまず兄弟。この日は元トラベリンバンド~アプサラスetc、なんとモントルーでマイルスのオープニングアクトを務めたこともあるという高知の大先輩ドラマー・小野秀夫さんを加えた3兄弟ヴァージョンでのライヴ。回を重ねるごとに研ぎすまされてきているなまず。今回のライヴを観ていると今後更なる発展、展開が予想されその誕生に少しでも関われたことを光栄に思いながら熱いロックン・ソウルショーを眺めていました。
中野・末っ子なまずのギターと古田兄のギターが時にはぐらかしたり、煽ったりの会話を交わし楽曲に表情をつけていく。秀夫大兄なまずのスネア&ハイハットワークと古田兄なまずの時には柔らかくそして時には鋭利でもある絶妙のギターカッティングによって切り開かれる、わくわくするような音空間。その隙間を自在にあやつりながら古田兄なまずは熱く歌い、音量的にも広さ的にも小作りなバイユーでワイルドなロックンロールショウをみせてくれました。これぞプロフェッショナル!というライヴでした。あの音量でドラムセットをあやつり絶妙のビートをたたき出す秀夫大兄には本当に驚いたし、寄り添いビートを生み出す末っ子なまずにも感心しきりでした。しかしイチオシは、ファンキーで柔軟なビートに「自由に」乗ることを許されたこの夜の古田光郷兄なまずの右手。まさに「一見の価値あり」でした。
お客さんも 盛り上がってとても楽しいライヴでした。既に5月か6月に愛染なまずで再演を!という話が出ております。この駄文を読んで興味を持った方がいらっしゃれば次回は是非足をお運びください。070127
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