山の畑に積もった雪も地温が上昇し、春の陽に照らされ跡かたもなく溶けさりました。
春の声を聞くと畑作業も待ったなし、一日おきに根雪の残る山に通って固雪をとり除き暗渠を掘る作業をしていた米山も一安心、締めてあった水道の元栓を開け、山荘もオープンの準備に入ります。
4月20日、前日までの風も収まりおだやかなあたたかい日和になりました。
畑では雪の下に埋もれていたフキの塔が全開、数年前から移植した春一番の山菜、ユリ科のアマドコロが10センチくらいに育っていて顔を出し始めています。花の木は黄色いまんさく、純白のこぶしの花が満開です。
この日は冬の間休んでいた風力発電機の製作を再開しました。
仙台、寒河江市から仲間2人が来てくれ、いよいよ発電機の心臓部モーターの製作に入ります。昨年来、「大人の工作時間風力発電機を作ろう」の本を読み、本の著者にも教えを乞うて製作してきた発電機もまだ未完成。仕様書も完璧ではないので、試行錯誤しながらの半年でした。
この日も楽しみながら作業して2時間、完成まで七分通りにまで仕上げて本日の作業は終了です。
男3人が少年にもどって楽しんだ後は、いつもの男の手料理、この頃定番となった山形名物「ひっぱりうどん」を賞味し、久々の山の畑の散策、やわらかい春の風が心地よい大人の休日でした。