今年に入って「ちっちゃいりんご」の売れ行きが好調です。
「どうも小玉りんごが余りそう」と阿部さんから緊急連絡が入ったのが昨年の12月の半ば。なあに2000玉くらいはすぐはけるでしょう、のんきに構えていたらその3倍の数量、大慌てで、皆さんに呼び掛けたり、ネットで売り出したり、工房で加工を考えたりと時間との勝負に大わらわでした。
りんごはボケるのが早い。しゃりっとした食感がりんごの持ち味、阿部さんもよい状態でお届けできるよう保管方法にも気を配りました。
果物は大きい方が価値が高いのが通り相場で小粒は市場価値が低いのです。たくさん出来てしまった小玉りんごに少々落胆しているようでした。
昨年花芽がつきすぎ、摘花もしましたが成り過ぎたのです。夏の干ばつも影響しました。「りんごは中玉か小玉が食べては美味しいんだけど」は生産者としての弁。その通り阿部さんの小玉りんごはしっかり蜜が入っていて甘くてジュ―シー、ちっちゃくても美味しいのです。
幸い、会員の皆さんへのお知らせも効を奏し、リピートやネットからの注文で毎日20キロ30キロと注文が続き完売間近しとなりました。
阿部さんも一安心です。価格を安くした分減収は致しかたないところですが…、笑顔がほころびました。
今年はこの他、雪室野菜も好評で、連日出荷センターは賑わっています。