【全国有機農法連絡会 フォトニュース ブログ版】

有機野菜宅配の全国有機農法連絡会の農業、イベント、生産者のレポート、直営農場の様子など

桃の摘果作業 果樹農家 阿部さん

2017年07月18日 | くだものの生産者

 真面目で謙虚な人柄の果樹農家の阿部さん。ひたむきに果樹と向き合っています。
 先日まで一年で一番忙しい朝4時からの収穫が続いたさくらんぼを終えて、一段落と思いきや、つぎに収穫する果物「桃」の摘果です。
 「休む暇なんてないよ、桃もようやく2回目の摘果に廻れた」と日焼けした顔で笑う阿部さん。桃は、雪解け後の剪定にはじまり、花が咲いたら、すべての枝に手を入れて7割近くも花を落とします。実の自然落果が終わったころに一度目の摘果を行い、この時期に二度目の摘果をします。果実の形や着果位置、肥大具合、双胚果(胚が二つある)を見極めて摘果。その数はその枝の樹勢に合わせて決定します。
 摘果について質問すると「考え方はいろいろあるけど、もう勘だよ、勘」と笑います。若手だった阿部さんもいつのまにかベテラン組。その勘を養ってきた長い年月によって自信や確信も見られるようになってきました。

 果樹は手間の数だけおいしくなる、足跡の数だけおいしくなる、と云われていますが、この暑い中でも延々と淡々と作業を続けていく姿には、いいものを作ろう、会員さんにおいしい果物をお届けしようという阿部さんの強い想いも感じられました。
 8月中旬には甘くてとろける果肉の「あかつき」、つづいて「まどか」、8月下旬から9月上旬にかけて「川中島白桃」、9月中旬ころに超大玉の「さくら白桃」と桃が続きます。どうぞお楽しみにお待ちください。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 復興6年目の夏 6/28 | トップ | 夏本番はニンニク堀り 7/19 ... »
最新の画像もっと見る

くだものの生産者」カテゴリの最新記事