一昨年、働き手のお母さんをなくして継続が危ぶまれていた江利子さんでしたが、しっかりと自身で計画し、手のかかる米は人に頼み、予約していた小姫芋や大根は全量出荷してくれました。
26歳ころから祖父の薫陶を受け、技も力も想像以上でした。
祖父はすでになく、里芋も大根も重量野菜で女性一人の手では難儀です。
同じ市内に住む叔母が大変な里芋の収穫や大根の引き抜きなど、いつも親身に手伝ってくれます。少し体の不自由なお父さんも裏方を務めます。
それを支える92歳になる祖母は、里芋をきれいに整える仕事や家でできることを担って働き、大事なもう一人の大黒柱です。
女性が一人でできる軽量野菜はどうか、と考えた米山が「山の畑のアマドコロなど、植え替えすれば毎年穫れる。収穫のない5月に収入になるから」と声をかけてもよい返事が返ってこなかったのです。新しいことにチャレンジするのが難しいのか、とそのままにしています。
大根の入荷に来た江利子さんに「米山が、仕事ぶりを見せてもらったけど、本当によく働く。体を壊さなければいいが」と心配していましたよと話したら「大丈夫です」と元気な声と笑顔が返ってきました。
親戚の力も借りて今年も加工用の桃の栽培、近所の人も買いに来るという評判の里芋と秋、冬大根を頑張るようです。
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