前回の訪問から2ヶ月あまりが過ぎた24日、スタッフ4名が日辺仮設住宅に向かいました。ひんやりとした風がながれる仮設住宅に到着したのは10時半頃。4度目となる今回は400㎏の「お米」と「手作り豚汁」「山形名産 おみ漬け」を2台の車に満載にしての訪問です。
笑顔で迎えてくれた管理人の小野さんと高橋さん。館山さん始めリーダーの方々も一緒に車から荷降ろししてホールへ運び、各戸お届けの仕分けと皆さんの協 . . . 本文を読む
震災から1年、2度目の春が廻って来ました。2月に「いも煮」をお届けした若林区日辺仮設住宅には被災した生産者、高橋さんと相澤さんを始め、今も156世帯の方が仮設住宅で暮らしています。
春の日差しに包まれた3月30日、安心工房手作りのぜんざいとお餅を積んでスタッフが仮設住宅をお訪ねしました。
仮設住宅会長の阿部さんが、この1年を振り返り先行き不透明な復興について不安を語ってくれました。買い . . . 本文を読む
長い冬があけようとしている中、強風がほぼ全国を吹き荒れました。いつもの台風なら勢力を弱める東北地方もこの通り。大きな被害をもたらしました。
○仙台市・粟野さん
風には馴れている仙台でも、手のつけようがありませんでした。県から補助を受けて新設したハウスは骨組みごと倒壊。出荷をしていた葉ものは、風で擦れて収穫をあきらめることに。「これだけの風にはどうすることもできない」と粟野さん。定植した . . . 本文を読む
今年も早いもので月が変わって二月となり、来月11日には震災・原発事故から一年を迎えます。このことなしにはこの一年を語ることは出来ません。M9の地震、町を、村を、人々を呑み込んで海へと流し去った津波。目に見えぬ恐怖を今も放ち続けている原発事故。それらは全ての日本人に強い衝撃を与えました。
農の現場でも、それは色々な形で影響しています。
私達生産者は、日々美味しく安全な野菜を生産することを仕事 . . . 本文を読む
地球環境は寒冷化に向かっている?が真実味を帯びて聞こえるほどこの冬の雪は凄かった。雪の少ない冬が続いていた近年、豪雪の中での農業は若い農業者にとっては厳しい試練でした。
全有連のある天童周辺は比較的雪の少ない地域。それでも今まで経験したことのない雪にこの通りです。
奥山さん(山形・天童市)
車から降りてここに辿り着くのに雪上を100mほど。きれいに仕立てられたラフランスの枝が所々折れて . . . 本文を読む
大寒が過ぎたというのに雪、雪、雪。天童でも積雪は例年の3倍以上。最低気温は氷点下5度以下。雪下ろしでの事故や車のスリップ事故などが後を断ちません。町では駐車場や歩道の雪掻きに追われる人々、住宅地を離れると、畑までの道を懸命に除雪している人や、ハウスの倒壊を防ぐために除雪作業をする人たち、果樹が枝折れしないように雪を落としている姿を目にします。五十嵐さんも「豪雪地帯に比べれば大変じゃないけど」と苦 . . . 本文を読む
<土の声2012年01月号より>
12月29日 津波被災地の仙台へ ご支援下さった皆様ありがとうございました。
●大津波で家が半壊、全壊した人たちは仙台市だけでも11万4千戸余。仮設住宅にも当会の生産者3世帯が身を寄せています。その一人、高橋さんに、みなさまから寄せられた義援金もお渡しし、用意してきた野菜やお米、お餅の入った20世帯分の箱を仮設住宅暮らしの方へ、と託してきました。
●こちら . . . 本文を読む
年末に、クリスマス寒波が到来した日本列島。山形にも大粒の雪が音を立てずに降り積り、新年を雪化粧で迎えました。
ふと、その雪に放射能は入っているの?と心配になり、山形県に確認してみました。
すると「ホームページで公開している"降下物(雨、雪、ちり)の放射線の状況"(毎日計測)の検査結果の通り、セシウムは不検出となっている。これは、空間に放射性物質が漂っていない状態。だから雪も雨も同じです」との . . . 本文を読む
震災から9ヶ月が経とうとしている12月4日、仙台市若林区の粟野さんを訪ねました。津波により過半の畑を失い、生計の道も半ば閉ざされ、親戚の工務店の手伝いをしながら農業再起の道を模索してきた日々、被災した畑の除塩に力を注ぎました。全有連米山や小田先生の指導を受け、除塩のすすんだ畑にじゃがいもを植えつけました。期待をこめていつもの1.5倍の種芋を、じゃがいもなら大丈夫という自信があったからです。
結 . . . 本文を読む