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NZ旅行記 クライストチャーチ編 Part2

2008-07-21 11:11:46 | ニュージーランド

フロントから電話があり、オークランド空港のLost Property の電話番号を教えてもらった。電話してもどうせ、「ない」って言われてガッカリするんだろうなと完全に戦意喪失している私は電話をかける意欲が沸かない。その上英語だしなぁ。

小野さんの方に向き直り、「小野さん、かけて」ってちょっと出来心で頼んでみたら、「何であたしが?」とキッパリ言われ、怒られた。あー、すみません、散々迷惑かけておきながら、その上頼った私が間違っていました。おっしゃるとおり、自分でまいた種なので自分で落とし前つけます。あー、人生って厳しい。

電話はすぐにLost Property につながった。国内線ターミナルのCafeにお財布の落し物がなかったかどうか聞いてみた。名前を聞かれ、お財布の形状を聞かれ、内容物を聞かれた。何やらチェックしている様子。すると電話の主は驚くべき事を言った。「今朝、一つお財布の届け物がある」と。えぇー、まさか…。 急に目が覚めた様に感じた。小野さんに「お財布の届け物が一つあるって言っているよ」と伝えると小野さんも驚いた様子。

しばらく待たされた後に、「コーチのお財布の届け物があります」と言われた。えっ、信じられない、それ私のお財布だ。OH MY GOD 続けて「あなたの名前のクレジットカードが2枚入っています」と言われた。えぇー、クレジットカードまで無事だったんだ。でもまさかお金はないだろうと思ったら、「キャッシュが$420入っています」と電話の主が言った。えー、本当に、本当に、本当にキャッシュまで無事だったの 「信じられない、信じられない」を電話口で繰り返した。だって本当に信じられない 電話の相手も明るい声で、「良かったですね!」と嬉しそうに言ってくれた。

今私はクライストチャーチに居て、7月5日にもう一度オークランド空港に行くのでその時までお財布を預かって欲しいと伝えると、Confirmation # とOperation Center の場所を丁寧に教えてくれて、7月5日にここに来れば受け取れると教えてくれた。

電話口で何度も、「本当に嬉しい、ありがとう 」と繰り返した。

電話を切ってからも、今言われたことが現実に起きたことだとは信じられなくてしばらくぼんやりしていた。今時お財布をなくしてお金が戻ってくる国なんて他にあるんだろうか?日本でもお金が戻ってくるなんて、過去の古き良き時代の話になっている。ニュージーランドってなんて素晴らしい国なんだろう。お財布見つけて中身を抜き取らずに届けてくれる人がいるなんて…。ニュージーランド、バンザーイ 

そして気がついてみれば、朝から起きた一連の事件は全て見事にリカバリーしてしまい、精神的な苦痛はあったものの、金銭的な損失はゼロ。きっと今回の旅行は旅行の神様がついていてくれるに違いないと、自分の運の強さを再認識したのであった。

そして私のニュージーランド旅行はようやくここから始まる。

つづく



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