先月から香道を習い始めました。
微妙な香りを嗅ぎ分ける風流なお遊びなのですが、お遊びとはいえ、意外と難しいです。
まず最初に、試み(試飲ならぬ、試香 みたいなこと)をやって、2種類の香りを記憶にしっかりとどめて置く必要が
あるのですが、その段階で、もうすでに迷いが生じます。
言葉には表現できないような、微妙な香りの違い、どこか違うかと言われても、
「う~ん、ちょっと、今の方がなんとなく、しょっぱいっていうか、甘くないっていうか、そんな感じ?」
香りを表現する表現力って本当に難しいですよね。
昔の人の感性は素晴らしく、香木の組み合わせに季節の言葉や歌を合わせて、その季節を思い描き感じながら、
香りに集中し、違いを嗅ぎ分ける。
いろいろ考えすぎてしまうよりも、直観力と、自分を信じる力が必要なのかもしれません。
そして、全問正解者、もしくは正解が一番多かった人には、記録が授与されます。
先生が書くと、こんな立派な証書になり、これだけでも作品です。
私はビギナーズラック(?)のおかげか、勝者として記録を頂くことができました。
茶道のお作法よりも、ずっとカジュアルで、ちょうどよい難しさと直観力を試す場として、はまりそうです