ダラスに来て3日目の今日は何をしているかというと、インタビューのお手伝いをしています。テキサス大学のザキドフ教授のアシスタントを採用するインタビュー。オンラインで申し込みがあった36名の候補者の履歴書をチェックして、電話で連絡を取って、インタビューの時間を設定して…、ということをやっています。一応人事のプロなので、採用活動は日本ではやったことはあるけれど、アメリカで、それもテキサス大学でこれをやることになるとは思ってもみなかった。こんなところで経験が役に立つなんてね。
インタビューそのものに参加するつもりはなかったんだけど、行きがかり上、私もオブザーバーとして参加することになりました。履歴書でいいと思った女性が部屋に入ってきた姿を見てビックリ。なぜかっていうと、派手なワンピースを着た大柄な黒人女性だったから。島国の日本に住んでいると、肌の色が違う人が来るなんて考えもしないけど、アメリカだとこういうことが普通に起こるんですね。
ビックリ~!
その上、ホモサイエンスの研究を、ホモセクシャルの研究だと思っていたという発言には目がテン。何でもオープンなアメリカらしい。日本だったらバッテン印が3つぐらいつきそうだけど、アメリカの場合は、オープンで飾らないところがいいという評価になり、マイナス点にはならず。何でもズバズバハキハキ言っちゃったほうがいいってことらしいけど、実直な日本人には???
もう一人の候補者のロシア人は、「今日はカザフスタンのXX記念日だから、クッキーを焼いてきたの」と言って、クッキーを持ってきたのにもビックリ。友達の大学の研究所にでも遊びに行くような感覚。
日本の場合は、フォーマルに堅苦しく行うのが常だけど、もう少しフレンドリーな雰囲気作りを考えたほうがいいのかもしれませんね。学習しました。
そんな面接を行ったザキドフ教授の部屋はこんな感じ。
ナノテクノロジーを研究していて、何度説明してもらっても、科学音痴な私にはよくわからないのですが、とにかく微細な研究をやっているようです。
そんなザキドフ教授が覚えている数少ない日本語の中でお気に入りの表現は
「亭主元気で留守がいい」
「釣った魚にエサはやらない」
「1号さん、2号さん、3号さん」
う~ん、科学者の頭の中はどうなっているのでしょうか?謎だ。