ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

力を抜いてみよう

2011-01-31 01:05:41 | 足漕ぎ車椅子COGY(コギー)関連
この寒い中、学校から帰ってきてから電車を見に毎日出かけているので、ゆうやの足は少し凍傷を起こしてしまいました。
やはりじっと座っているので、足先の血流が悪くなってしまったようです。

皮膚科に行き、塗り薬を処方して頂きました。
医師からは、5本指ソックスを履く事と、しばらく革靴をやめて雪山登山靴を履くように薦めて頂きました。
ゆうやは足汗をかくので、ソックスが湿ってしまい、更に冷たくなってしまったようです。

早速、寝る前に足指や足の側面、かかとなどに薬を塗りました。
翌日からは吸湿速乾性のある5本指ソックスを履き、ブログ仲間のトングさんに薦めて頂いたゴアテックス素材の登山靴を履くようにしました。

学校では、先生方が時々ゆうやの靴を脱がせて靴下の状態をチェックして下さるようになりました。
もし湿っていたら、履き替えさせて頂けるとのことです。

先生方は、靴を脱いだゆうやの足をしばらくマッサージしてくださっているそうです。
マッサージしているとほんわか足も暖まってくるとのことでした。

そうして先生方にご協力頂いた御蔭で、ゆうやの足は随分よくなってきました。

でも、ひとつ困ったことがありました。
それは、足漕ぎ車椅子に乗ったときに、ペダルが回転する度に地面にかかと部分がコツコツ当たってしまうのです。
登山靴があまりに大きいのでこのような現象が起きてしまったようです。

ペダルを回転する度に地面に当たる訳ですから、その度に止まり、なかなか前へ進みません。
ゆうやも「どうして進まないのだろう~。」と困っていました。
意識して力を入れれば入れるほど、地面に当たってしまいます。

困っているゆうやに別の話題で話しかけると、ゆうやも足から気持ちが離れてふっと力が抜けたようです。
途中からコツコツ当たらなくなってきました。

昨日からは、全く当たらなくなりました。
足首の使い方を覚える事ができたようです。

ふっと力を抜くと、今までできなかったことが急にできるようになったのです。
凍傷になったおかげで、足漕ぎ車椅子に乗っている時は出来る限り楽しく話をする方がリハビリ効果が上がることが分かりました。

これからは、力を抜いてゆうやとリハビリに励んでいきたいと思います。


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電気要らずのエコ毛布

2011-01-30 00:35:26 | 介護関連・介護グッズ
今年の冬はとても寒く感じます。

ゆうやはカイロや電気毛布を使用することができません。
低温火傷をしてしまうのです。

昨年、電気を使用しない暖かい寝具を探しました。
その結果、トリプルサーモという毛布に辿り着きました。
その毛布は発熱し、保温もできる毛布だそうです。
その日だけの特価で、いつもよりかなり安くなっていたので、とにかく1枚購入することにしました。

数日後、その毛布が届きました。
箱を開けてみると、なんと手触りのよいふわふわの毛布でしょうか。
思わず頬ずりしたくなるような、やわらかい質感です。

その夜、ゆうやの毛布として使用してみました。
夜中にゆうやの様子を見ると、なんと汗をかいていました。
暖かさ抜群で、汗までかく程の毛布だったのです。
慌てて着替えを済ませました。

翌朝、ゆうやの足はいつも以上に温かでした。
電気を使用せず、こんなに暖かい毛布があったのだと、私は嬉しくなりました。
この毛布があれば、足が冷たくなることがありません。
その上、薄い布団で十分なので、ゆうやの寝返りがしやすくなります。

洗濯しても毛布の質は劣化しませんでした。

商品説明には「“ソリストサーモ”、“エアロカプセル ガンマ”と、繊維構造による暖かさを実現してくれる繊維を使用。
本品の暖かさの仕組みは、これらの繊維構造によるものです。
洗濯後もその効果はほとんど変わらず、長く使用できます。」と書かれています。

なるほど説明書のとおりのエコ毛布です。
特価で買うとお得感が増します。

実際使用してみると、想像以上に暖かです。
毛布にくるまれると、すぐに冷えた足も暖まります。
ゆうやに最適の毛布だと思いました。

メーカーのテスト結果によると、100回洗濯後の発熱試験においても効果は変わらなかったそうです。
エコ毛布は、これから先も我が家で大活躍しそうです。


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特別支援学校の給食

2011-01-29 01:11:11 | 日記
ゆうやは普段、昼食は特別支援学校で給食を食べています。
小学校で給食を食べていましたが、中学校ではお弁当を持参していました。
高校生になって再び給食が復活し、私としては朝の支度がとても楽になりました。

給食では昔から牛乳が出ます。
瓶に牛乳が入っていて紙の蓋がされており、さらにその上から薄いビニールがかぶせられています。

私達健常者は、いとも簡単にそのビニールをとり、紙の蓋をとりはずして牛乳を飲んでいます。
でも、障害を持つゆうやは自分で牛乳の蓋を開けることすらできません。

給食の時間になり、牛乳が目の前に置かれ、付き添いの先生方が蓋を開けてくださっていました。

昨日の学校からの連絡ノートに嬉しいことが書かれていました。
「昼食の時、牛乳のビニールを本人が取れるようになりました。とっても喜んでいました。昼食時、話をしながら楽しんで食べるようにしています。」

先生方はゆうやの世話をしてくださるだけではなく、出来る限り自分のことは自分でできるように、細かなことまでひとつひとつ挑戦させてくださっているのです。
その御蔭で、牛乳のビニールを自分で取ることができるようになり、ゆうやは非常に達成感を味わえたと思います。

最近の給食では、ビビンバやすき焼き、グラタンなど、メニューを聞くだけで、「美味しそう♪」と思うような食事が出されます。

特別支援学校では、給食の形態を3つに分けてくださっています。
ひとつは、咀嚼できない生徒のために、出来上がった食事をミキサーなどですりつぶしたもの。
もうひとつは、少し咀嚼できる生徒のために、食材を刻んだもの。
そして最後は、普通食です。

毎日、調理してくださる方々が、この3種類の形状の給食を生徒一人一人の身体状況に応じて作ってくださっています。

ゆうやは、普通食を頂いています。
でも、前歯で硬いものを噛み切ることができないので、配膳された後、付き添いの先生にお願いして一口サイズに切って頂いています。

食事面でもきめ細やかな配慮をして頂き、ゆうやの学校生活は成り立っています。
こうした温かい配慮を頂いて、とても有難く思っています。

「明日の給食は何かな?」
ゆうやは給食をとても楽しみに学校へ通っています。


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音楽の重要性

2011-01-28 01:08:42 | ゆうやプロジェクトについて
音楽続きです。

し~んと静まり返った空間では、その場にいる人々の気分がひしひしと伝わってきます。
重苦しい空気だったり、軽やかな空気だったり。

そこに音楽が流れてくると、どうでしょう。
さっとその場の雰囲気が変わります。
部屋の壁の色が塗り替えられるように、全く別の空間が生まれるように思います。

例えばバッハが流れてくるとバロック音楽独特の重厚な感じがしますし、モーツアルトが流れてくると空間が清らかになるような感じがします。
ちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」が流れてくると、うきうきしますし、「アンパンマン」が流れてくると、とても元気になります。

音楽が、空間やそこにいる人々へ与える影響は多大であると思います。

重度の心身障害を持っている人達も、音楽が流れてくると表情が変わります。
楽しい曲だと、音楽のリズムに合わせて晴れやかな表情になります。

障害を持つ人達にとって、音楽とは非常に重要な役割を果たしていると思います。
健常者は、運動することによってストレスを発散できますが、動けない人のストレスはじっとしていると溜まる一方です。
音階やリズムの変化に心が自然と動いて、ストレスを放出することができるのではないでしょうか。
もし少しでも体を動かすことができれば、曲のリズムに合わせて指先や首を動かすだけでも随分気持ちがスッキリすることでしょう。

また、ゆうやのように聴覚過敏の人達にとっては、音楽は自分を守る手段になります。
大きな音が苦手、大勢の人がいる電車や街の雑踏が苦手、そういう人達がイヤフォンから流れる音楽によって独自の空間を造ることができます。
共有した空間で、苦しい思いをせず、個を保つことができるのです。

「ゆうやプロジェクト」では、音を大切にしていきたいと思っています。
重度心身障害者にとって、音は生きる要にもなるものです。
音の出る器具を使用して意思表示をする人もいるでしょう。
皆、非常に音に敏感だと思います。

ストレスを溜めないで、伸びやかに生きて行けるよう、そしてさらに心を豊かにするために、音楽を重視したいと思います。
あるときは楽しく、あるときは元気に、あるときは清らかに、あるときは真摯になれるようなそんな時間と空間を共有できることを願っています。


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いろんなジャンルの音楽が好きです

2011-01-27 00:34:47 | 日記
ゆうやは、音楽が大好きです。
昨日も特別支援学校の参観で音楽を楽しんでいたことを書きましたが、家庭でも朝から音楽を聴いています。

まず、朝食を食べながら音楽を聴きます。
これは、ケーブルテレビの番組が始まる前に流れる音楽です。
ゆうやが朝食を食べる時間はまだ番組が始まっていないので、いつもその音楽が流れている番組を見ます。
見ると言っても、画面には天気図が表示されているだけなのですが~。

学校から帰ってきて電車に乗りに行くと、街や駅で様々なメロディーに出会います。
スーパーや百貨店のBGM、電車の発車合図、街で流れているラジオ番組等、ゆうやは様々なメロディーをキャッチしています。

最近は、インターネットでYouYubeという便利なものがあるので、とても助かっています。
家に帰ってきて「お母さん、阪急宝塚線の発車するときに流れる音楽が聞きたい。」と言っても、すぐに検索して聞くことができます。

夜、ベッドに入ってからはYouYubeで検索した音楽を何曲か聞いてから寝るのが日課になっています。
その日によってリクエストが変わるのですが、ここ数日聞いているのは

サザンオールスターズの「君こそスターだ」「彩~Aja~」
中島みゆきの「銀の龍の背に乗って」
そしてちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」です。

聴く音楽のジャンルが非常に多岐にわたっています。
ショパンやモーツアルトなどのクラシックから、童謡、J POP、フォークソング、民謡、雅楽、浪曲などです。

毎週水曜日の夜、ゆうやが楽しみにしている曲があります。
それは、NHKの歴史番組で流れる音楽です。
「歴史秘話ヒストリア」http://www.youtube.com/watch?v=vsh1h-pbTrUのオリジナルサウンドトラック、 梶浦由紀さんの曲です。
何気なくテレビをつけたのですが、この曲が流れたとき、ゆうやの目が輝きました。
「これは何ていう曲?」
そう言ってベッドから頭を持ち上げてテレビの方を必死で見ようとしていました。

我が家では夜になるといろんなジャンルの音楽が鳴り響いています。
ゆうやの心を捉える美しい曲の数々に私も楽しませてもらっています。

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