瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその～。
この週末は、マンション全体の配管清掃がありました。
この日はどんなに用事があろうとも、皆さん、自宅で待機されます。
１年に１度しかない配管清掃は、なんとしてもしておきたいです。
我家も配管清掃を受けるために、前日から準備をしました。
清掃時に垢が飛び散りますので、台所まわりのものを片付けておきました。
私は、ゆうやの前でうっかり配管清掃の話をしてしまいました。
「明日は配管清掃があるから、早く起きなくちゃ～。」
「え？配管清掃？ボクは何時に起きたらいいの？」
「ゆうやはゆっくりしていていいよ。」
その夜、ゆうやはいつものようにベッドに横になりました。
夜間、何度もゆうやは寝返りをしたいと言いました。
「お母さん、お母さん。」
ゆうやが目をパッチリ開けて話しかけてきます。
時計を見ると４時でした。
配管清掃があるから早く起きなければ～と、インプットされてしまったようです。
ゆうやは、楽しそうにおしゃべりを続け、とうとう眠りませんでした。
「お母さん、配管清掃の人、まだかな。」
「お母さん、配管清掃の人、遅いね。」
結局、配管清掃の順番が回ってきたのは１１時頃でした。
そんなに早く起きなくても良かったですね。
その日、ゆうやはとても眠そうでした。
「今日は早く寝たいよ～。」
これからは、ゆうやの前で「早く起きなくては」と言わないように気をつけようと思います。
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ゆうやは、今週の半ばにショートステイを利用しました。
「最近、ボク、とても賢くしているよ。いいことあるかな～。」
ゆうやは少々期待しつつ、ショートステイを利用する病院へ行きました。
受付を済ませて待っていると、その日の担当看護師さんが来てくださいました。
なんとなんと、ゆうやの大好きな主任看護師さんでした。
ゆうやは、目を見開いて驚いていました。
そして、ゆうやの顔には大きな花がふわ～っと咲きました。
「お母さん！主任看護師さんが担当してくださるよ♪」
「良かったね～。」
ゆうやはルンルン、ウキウキ気分でした。
嬉しくて嬉しくて舞い上がっていました。
「何を叱ってもらおうかなあ。」
ゆうやは「うふふ♪」と自然と笑顔になっていました。
私が帰るとき、いつもエレベーターのところで見送ってくれ、扉が閉まるまで見ていてくれるのですが、この度ばかりは主任看護師さんのことで頭がいっぱいだったようです。
エレベーターのあたりで、もう顔が違う方を向いていて、ゆうやは振り返りもしませんでした。
私はエレベーターの中で笑っていました。
翌日、迎えに行くとゆうやはパラダイス気分で居ました。
「お母さん、主任看護師さんにいっぱい叱ってもらったよ♪」
「それからね、血圧と体温も測ってくださったよ♪」
「え～と、それからそれから、晩ご飯を食べている時も叱ってくださったよ♪」
「ボク、賢くしていたから、いいことがあったのかな。」
ゆうやは嬉しそうに沢山報告をしてくれました。
前回はお目にかかることができず、残念だったけれど、今回は担当までして頂いて本当に良かったね。
楽しい嬉しいショートステイでした。
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先日、エアコンの掃除を業者さんにお願いしました。
過去には自分でしたこともあるのですが、やはりどうしても臭いが気になり、専門の業者さんにお願いすると、中はカビだらけでした。
自分で掃除ができる！というスプレーなども使用してみましたが、やはり奥の方には届かないようです。
それ以来、毎年、冷房が使い終わった頃、掃除をお願いしています。
ある時、エアコンが故障し、自動清掃機能付きエアコンに買い替えました。
すると、自動清掃機能付きエアコンは掃除できないと、断られました。
ガ～ン！
その年は諦めましたが、翌年から業者さんも対応してくださるようになりました。
業者さん曰く、「自動清掃機能付きエアコンは完全に掃除できない。」とのことでした。
再びガ～ン！
本体は奥の方まできれいにできても、清掃機器の部分は分解できないのでその中のカビは取り除くことができないのだそうです。
せっかくプロに清掃してもらっても、なにか臭うのはこの為だったのですね。
専門業者さんは「自動清掃機能が付いていないエアコンだと、完全に内部のカビを取り除くことができますよ。だから、我家は自動清掃機能が付いていないのを買っています。」とおっしゃいました。
う～ん、そうだったのですね～。
ここ数年、製造会社もこのことに対応するため、カビが生えないような見張り機能を付けたりと工夫を始めているようです。
しかしながら、専門業者さんがあちこちの家のエアコン清掃に行くと、それでもカビが生えているのだそうです。
日々のフィルター清掃を楽できるけれど、少々のカビを我慢するかー。
それとも日々のフィルター清掃をまめに頑張って、カビを一掃するかー。
次にエアコンを買い替える機会があれば、この点を考慮して選択したいと思います。
今回、我家でもしっかりカビが生えていました。
冷房や除湿機能を作動させた後に２時間ほど送風すると、カビの発生を防ぐことができるのだそうです。
来年の夏は、送風をしっかり行ってみようと思います。
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先日、ゆうやは作業所でカレンダー作りをしました。
「お母さん、今日はカレンダーを作ったよ♪」
ゆうやが嬉しそうに言いました。」
カバンの中から取り出すと、いつもと違って横長のカレンダーが登場しました。
まあ、なんと賑やかなこと！
クリスマスらしく色とりどりですね。
大晦日を入れ忘れたということで、３１日は手書きとなったようです。
「あのね、職員さんが、雪を描いてね。ほら、こんな風に白い点々を描いてね。」とアドバイスしてくださったそうです。
左上の点々は職員さんに手を持ってもらって描いたのですね。
そうして、ゆうやが描いた雪は左下の白い部分です。
ちらほらの雪ではなくて、豪雪っぽいですね。
幼い頃、ゆうやは初めて雪を見たとき、天を仰いで「ゴミ？」と言ったことを思い出しました。
沢山降ったら、雪だと認識しやすいのかもしれないです。
ふとゆうやを見ると、ゆうやのポロシャツにピンク色の塗料がベッタリ付着していました。
洗濯洗剤やシミ取り洗剤で頑張ってみましたが、きれいに落ちませんでした。
最後に、私の化粧を落とすクレンジングジェルを塗ってみると、まあ、なんときれいに落ちました！
今後もカレンダー作りでは服に塗料が付着するかもしれませんが、クレンジングで取れると分かって安心しました。
さあ、賑やかなカレンダーを飾ってクリスマス気分になりましょうか～。
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我家のお隣りの奥さんは、出産の為に実家に帰っておられました。
先日、お隣のご主人にお会いしました。
「泣き声がうるさくないですか？」
「いえいえ、全く聞こえませんよ～。」
昨夜、ご夫婦は赤ちゃんを連れて挨拶に来てくださいました。
赤ちゃんは、聡明そうな、それはそれは美しい顔立ちをしていました。
「はじめまして。」と私は赤ちゃんに挨拶をしました。
「この子、すぐに泣くんです。泣いてばかりなんです。」とご主人がおっしゃった途端、赤ちゃんは泣き始めました。
「ほら、すぐに泣くでしょう？」
私はご主人に言いました。
「赤ちゃんは会話を全て聞いているから、否定するようなことを言ったら泣いてしまいますよ～。」
新米ママの腕の中で、赤ちゃんはひたすら泣いていました。
私は赤ちゃんの頭が下がっていることが気になり、ちょっと抱っこさせてもらうことにしました。
赤ちゃんはピタリと泣き止みました。
私は、赤ちゃんの背中を私の胸にくっつけて、縦抱っこしました。
頭が上になり、視界も広がって赤ちゃんはあちこち興味深そうにキョロキョロ見回していました。
姿勢が苦しかったのですね～。
その後、新米パパとママも抱っこの練習をすると、赤ちゃんは泣かなくなりました。
お風呂に入っていたゆうやは、赤ちゃんに会うことができませんでした。
「お母さん、赤ちゃん可愛かった？」
「可愛かったよ～。」
ゆうやは「おかあしゃん～♪」と甘えた声を出して、私を呼びました。
ゆうやに近づくと、腕にすり寄ってきて「おかあしゃ～ん。」と繰り返していました。
「はいはい、ゆうやも可愛いですよ～。」と言うと、ゆうやは嬉しそうな笑顔を見せました。
ゆうやったら、赤ちゃんにライバル意識を持ったのでしょうか。
思い返せば、ゆうやも小さな小さな赤ちゃんでした。
こんなに大きくなって、２２年間という月日が経つのをとても早く感じたのでした。
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