瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその～。
昨日はゆうやの誕生日でした。
ゆうやのパパが、誕生日にランチに連れて行ってくれることになりました。
「さあ、どこに行こうかな？」と数日前からいろいろ考えていました。
ゆうやは嬉しくてとんかつにしようか、それとも天ぷらにしようか、それとも、、、とあれこれ考えてニコニコしていました。
ところがー。
嬉しすぎてとんでもないことになってしまいました。
「お母さん、嬉しすぎて笑ってしまうよ。お店に入っても、ご飯が食べられないと思う。」と言い出しました。
そして思考がマイナスに入っていきました。
「もしもお父さんが、車を運転してくれなくなったらどうしよう。」
「もしもお店が休みだったどうしよう。」
どんどんマイナス思考が深まり、ゆうやの顔は眉間にシワが入って辛そうな表情になりました。
「ああ、もうだめだ〜。ボクはいい子じゃないから、お父さんにご飯を食べに連れて行ってもらえない〜。」
いやいや、ゆうや、何も起こっていないよ。
さっきからゆうやが１人で考えているだけですよ。
何時間もこの状態が続き、誕生日の前日は大変でした。
そして、誕生日当日の早朝ー。
ゆうやは、「お母さん、ボク熱があるみたい。」と言って私を起こしました。
ギョッとしてゆうやの額に手を当てると、とても冷たくなっていました。
頬も首も手も足も、全身冷たくなっています。
これは大変！と、綿毛布を掛けましたが一向に体温が上昇しませんでした。
そこで、水分不足が原因かもしれないと思い、りんごジュースやお茶を飲むことにしました。
ゴクゴク飲んでしばらくすると、「ちょっと楽になってきた〜。」と言いました。
あ〜、良かったと思ったのも束の間、しばらくすると「お腹が痛い。」と言い始めました。
すぐにゆうやをトイレに連れて行ったのですが、「お腹が痛い、痛い。」と言い続けて大変でした。
ゆうやがこんな様子でしたので、ランチは外食するのはやめて持ち帰りすることにしました。
ゆうやはオムライスを選びました。
「美味しいです♪」と嬉しそうに食べている様子を見て、ホッとしました。
と、こんな様子で、昨日は早朝からバタバタでした。
ジェットコースターみたいな気分が上がったり下がったり忙しい誕生日となりました。
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先日、ゆうやの着替えをしていた際、ふと見ると背中の真ん中にアザができているのを見つけました。
いつの間にこんなアザができたのでしょうか。
直径５〜６センチの大きさです。
アザができている部分をそっと触ってみると、背骨がポコッと出ていました。
ゆうやは体幹機能障害ですので背骨をまっすぐすることが難しく、従っていつも姿勢が悪いです。
背中を丸めているうちに、背骨が変形してしまったようです。
ちょっと飛び出た部分の周辺の皮膚が変色していますので、もしかしてこれは褥瘡（じょくそう）ができかけているのでしょうか。
床ずれとも言いますが、血流が悪くなることで起きる皮膚の症状です。
気になってアザの部分を軽くさすってみましたが、本人は痛みを感じていないようでした。
いったいあれは何なのかー、気になってよく眠れませんでした。
翌朝、ゆうやの車椅子に問題があるのではと思い、ゆうやが足こぎ車椅子に乗っている間にゆうやの車椅子に座ってみました。
すると、背中の中央部分にゴツッと当たる部分があり、痛みを感じました。
「何これ？」
背もたれのシートカバーをめくり上げてみると、背もたれを支えているベルトが現れました。
そのベルトの硬いこと！
強く締めすぎていて、背中を圧迫していたようです。
そのベルトを緩めてみると、背中に感じていた痛みがなくなりました。
昨日、訪問リハビリの先生にそのことを伝え、車椅子を見て頂きました。
「背もたれのベルトの素材がとても硬くてびっくりですね。」と先生も驚かれていました。
先生は「腰のあたりを支えるベルトを強く締めて、背中の中心から上のベルトは緩めると良いですよ。」と教えてくださいました。
先生は「車椅子の業者は、一度自分もこの車椅子に座ってみるといいですよね。」とおっしゃいました。
車椅子の修理が出来上がってから、私もゆうやの車椅子に乗っていなかったので、これからは修理から返ってくるたびに私が試乗する必要性を感じました。
これでゆうやのアザが消えるといいのですけれどー。
ゆうや、早く気づくことができなくてごめんね。
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ゆうやはお彼岸ということで、お墓参りに行きました。
先月のお盆には嬉しすぎて夜に全く寝ませんでしたので、今回はお墓参りのことをゆうやには言いませんでした。
ヘルパーさんにも協力をお願いし、策を立てました。
「ゆうやに内緒にするので、よろしくお願いします。」
「了解です！」
ゆうやはいつも、先の予定をヘルパーさんに確認します。
「次の休みの日は、どなたが来てくださる予定ですか？」
「ボクが来させてもらいます。よろしくお願いします。」
ゆうやはヘルパーさんが来てくださることを確認して、満足していました。
当日の朝、電車でどの駅に行こうかなと言っていました。
いつも休みの日の午前中はゆうやのパパの車に乗って出かけますので、その日も車に乗りました。
ゆうやのパパがETCカードを取り出すと、ゆうやは不思議そうな顔をしていました。
高速の入り口に向かうと、「おじいちゃんのお墓に行くの？」と尋ねました。
「そうだよ。」
ゆうやの顔はみるみるうちに満面の笑みになりました。
「お母さん、高速を走っているところを撮影してください。それから、トンネルも。おじいちゃんの家の前でハンドルぐるぐるするところも撮ってください。」
ゆうやは嬉しくてたまらない様子でした。
お墓参りをした後、ゆうやはまた撮影を希望しました。
自宅に着くと、「お母さん、パソコンにデータを入れてください♪」とワクワク。
早速、夕飯前に動画を見て楽しんでいました。
ヘルパーさんに協力して頂いたおかげで前日眠ることができ、無事お墓参りに行くことができました。
車の撮影もできて良かったです♪
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ゆうやはいろいろな紙パンツを使用してきましたが、現在はリフレのはくパンツを愛用しています。
作業所でもトイレに移乗させて頂いていますので、はくタイプが便利です。
入院中はベッドに横になっている時間が長いので、尿が漏れにくいという理由でテープ式の方を使用していました。
はくパンツは、ウエストと太腿まわりにゴムが入っています。
何社か取り寄せて私も履いてみましたが、リフレのは太腿まわりがゆったりしていました。
ですが、介護者が紙パンツを強く上に引き上げてしまうと、鼠蹊部にゴムが食い込み、赤い筋がくっきりついてしまいます。
一時は血流も悪くなり、血栓までできてしまいました。
作業所の職員さんや自宅に来てくださるヘルパーさんたちと情報を共有し、同じやり方で紙パンツを履かせることができるようにしました。
ところが、個人差があり、できる人とできない人に分かれています。
最近は頻繁に太腿まわりに赤い筋がつくようになり、ゆうやも痛いと言うようになりました。
見た目もかわいそうなぐらい食い込んでいることもあります。
主治医に相談すると、「この子はサイズ的にはLがちょうど良いのだけれど、皆ができないのであればLLを試してみる？」と言ってくださいました。
LLサイズはコストもかかりますし、皮膚を覆う面積が多いので夏は暑いと思われますが、一度、変更してみることにしました。
幸い、先日、ネットでセールをしていて安く買えましたので助かりました。
来週あたりからLLサイズを使用してみようと思っています。
これで鼠蹊部が楽になるといいなと思います。
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ゆうやは脂肪肝ですので、カロリーをとり過ぎないよう気をつけています。
夏のアイスは、今年はフルーツを凍らせたものを選びました。
でも、やっぱりミルク味のアイスも食べたいようでー。
作業所の送迎車内で軽い熱中症になっていた時などは、ヘルパーさんにスーパーに連れて行っていただいています。
スーパーには飲食できるコーナーがありますので、そこでアイスを買って食べています。
今年は新製品も出ているようで、ゆうやは楽しみにしています。
先日は、グリコの「SUNAO」シリーズのマカダミア&アーモンドを食べました。
「ナッツのアイス、とても美味しかったよ♪」と満足そうでした。
本当はハーゲンダッツを食べたいとは思いますが、そこは我慢です。
昨日は、以前から楽しみにしていた「ケーキのアイス」を食べました。
ロッテの「ゼロアイスケーキ」を選んだようです。
「ゆうや、どうだった？」
帰宅したゆうやは、浮かない顔をしていました。
「あのね、一瞬でなくなってしまった、、、。」
ヘルパーさんは、ゼロアイスケーキを６等分してくださったようなのですが、６口で食べ終わったことが、ゆうやには一瞬に思えたようです。
それならやっぱり、カップに入ったアイスの方が何口も食べられるので満足感が得られると思います。
「次はカップのアイスかモナカにする。」とゆうやも言っていました。
低カロリーアイスの市場も賑やかで楽しそうですね♪
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