自閉症の人達のコミュニケーションを助けるツール

ゆうやが愛用している靴の会社、「アルカ」久世先生に、自閉症の人達のコミュニケーションを助けるツールを教えて頂きました。

それは、「Voice4u」というiPadやiPod Touch、Galaxy Tabで動作するアプリケーションです。
自閉症のお母さんが専門家の人達の協力を得て作られたそうです。
そのお母さんは、日本人ですが、アメリカ在住の際に作られ、発売以来、22カ国で使われているとのこと～。

多くの発信が苦手な自閉症の子供達とその家族の方々の助けとなっていると思います。
この「Voice4u」を使用することで、話す練習、コミュニケーションの練習ができ、
「こどもが初めて欲しいものを伝えてくれました」
「初めてパパと呼んでもらいました」
というような結果が出ているようです。

これまでも、コミュニケーション用のデバイスやソフトウェアはありましたが、「Voice4u」はお手頃な \3,500という値段です。
iPadやiPod Touch、Galaxy Tabを購入する必要がありますが、それでも、今までのものに比べると格段安いと思います。

これのいいところは、操作が簡単であるということ、アイコンの語句、画像、音声、カテゴリーなどを追加したり編集したりできることです。
本人や家族、好きな食べ物、いつも使用しているものなどの写真を追加すれば、コミュニケーションがとりやすく、発信が苦手な人達でも発信できるような環境が整います。

家族なら、何を思い、何を求めているのか知りたいのは当然だと思います。
「Voice4u」はそういったお母さんの思いから出来上がったそうです。

「ゆうやプロジェクト」としては、これからますます進化していく「Voice4u」の動向をみていきたいと思います。

ゆうやは、自分から発信できます。
ですが、発信する言葉を間違えたり、うまく文章を組み立てられないときがあり、ゆうやの思っていることが伝わらないことが多々あります。
そんなときは、ゆうやの表情も悲しそうです。

自分の思いを伝えることができれば、抱えるストレスが減り、笑顔が増えると思います。
「Voice4u」は自閉症の人達やその家族の将来を明るいものにするのではないでしょうか。


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