ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

癌友に支えられて

2011-01-09 00:17:37 | 日記
昨年3月、癌宣告を受け、私は手術を受ける為に入院しました。
同じ時期に入院していた癌患者同士で、夕食の後、よく談話しました。

入院当日は、翌日に控えた手術を前に、皆とても不安を抱えていました。
そうすると、その前日に手術を終えた人達が、あはは~と笑いながら
「何も心配することはないよ。寝ている間に終わるから。」と励ましてくれました。
「でも朝一番に手術受ける人は、手術台に乗ったら冷たいよ~。」とのことでした。

当日、朝一番に手術を受けた人は、
「やっぱり台がヒヤリとして冷たかったわ~。」と言っていました。
私の手術は時間がかかることが予想されたためか最後だったので、手術台に昇ったときこう思いました。
「わあ~温かい~。皆で温めてくれたからだわ~。」

翌日から更に賑やかになりました。
シャワーの順番を決めたり、お互いの様子を気遣ったり、電話番号を交換したりー。
夕食後には、お見舞いに頂いたお菓子を持ち寄って、わいわい楽しく話をしながら楽しみました。

2~3日後には、動ける人は、散歩に出てお土産を買ってきてくれました。
世界チャンピオンの作ったピザ、ケーキ、シュークリーム、行列ができるパン屋さんの焼きたてパン、きんつば専門店のきんつば、豆乳でできた杏仁豆腐など、数え上げるときりがありません。

とにかく盛り上がりました。
様子を見に来た家族が「君たち、本当に癌患者?」と呆れるほどでした。

そしてそのうち手術を控えた不安気な人達が入院してくると、「大丈夫。寝ている間に終わるよ~。」と笑顔で励ますのです。

その時の仲間とは、退院後も連絡を取り合って時々会っています。

親しい癌友達はこう言います。
「癌になって病気は大変だけど、でも、良かったわ~。病気をして得たことも大きいね。病気をして学んだ事もあるし、なんといっても友達ができたことが良かった~。有難いね~。」

入院するまでお互い知らない存在でしたが、癌友とは短期間に強い絆で結ばれたように思います。
友というより、同じ不安や痛みの苦境を乗り越えた同志と言った方が適しているかもしれません。

皆、生死に直面したことにより、今、生きていることに感謝して毎日頑張っています。
私も「ゆうやプロジェクト」の推進をこれからも頑張っていこうと思います。


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コメント (2)