ゆうやの急激な体温の変化

ゆうやの体温は、休日は36度5分程度です。
それが、学校のある日は朝から少し緊張するのか、37度ぐらいになります。
スクールバスに乗り、楽しくおしゃべりをしているうちに、更に体温が上がり、学校へ到着するころには、37度５分ほどまで上がることも度々です。

最初のころは、微熱があると風邪をひいたのかなと思っていました。
ゆうやをみると、元気そのもので、風邪の気配など全くありません。

ある時などは、どうみても元気なのに、38度も体温が上がったときがありました。
さすがに、私も「これは、何かに感染したのかもしれない。」と思いました。
その日、ゆうやは気分が重くなる事を抱えていて、朝から「嫌だよ～。」を連発していました。
朝の支度をしている最中に連絡が入り、気分が重くなっている原因がなくなった事が分かりました。

するとどうでしょう。
みるみるうちに、体温が下がってきました。
あれほど熱かったゆうやの体は、すっかり平熱に戻りました。
病気ではありませんでした。
ほっとすると共に、私は、心情でこんなに体温が変化するものだということを知り、驚きました。

ゆうやは筋肉の緊張が強いため、少しでも気持ちが硬くなると筋肉も硬くなって、体温が上昇するようです。

また、夏に体温が急激に上昇することも度々あります。
夏場は汗をかくので茶やお水の飲む量が増えますが、ときおり、電車に熱中し過ぎて飲み忘れることがあります。
そうしますと、あっという間に体温が38度ぐらいまで上昇してしまいます。
そんなときは、帰宅してから水分を沢山摂るようにします。
飲み易い野菜ジュース、お茶、お水、と飲んでいるうちに、すーっと体が冷えていきます。
30分ほど経過して体温を計り直すと、平熱に戻っていることが多いです。

ゆうやの体が熱いとドキッとしますが、殆どが上記のようなパターンです。
私にはない傾向なので、ゆうやを育てながら知ることが多いです。

学校の連絡ノートには登校後のその日の朝の体温も記してくださっています。
２学期の終わり頃、めずらしく36度５分と書かれていた日が続きました。
そういえば、その日ゆうやはこんなことを言っていました。
「ぼく、今日はバスで静かにしていたんだ。おしゃべりをしないで黙っていたんだよ。」

ゆうやの体温の記録を見ると、どれほどおしゃべりをしたか、よくわかるようになりました。

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