ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

ランドセルの巣立ち

2019-01-31 12:12:07 | 日記
ゆうやのランドセルをもらって頂こうと思っていましたが、ランドセルの規格が変更されていることを教えて頂きました。

ゆうやのランドセルは規格変更される前のサイズであると思われます。
学校の教材が入らないのでは、持っていても意味がありません。

試しにA4サイズのものを入れてみると、無事に入りました。
とはいってもあまり余裕がありませんでした。

昨日は児童院へランドセルを持って行き、職員さんにランドセルのサイズが小さいことをお伝えしました。
職員さんはランドセルを手にされて、「有り難く使わせて頂きます。」と、受け取ってくださいました。

「使っていただけないかもしれない。」と思っていましたので、ほっとしました。
無事、ゆうやのランドセルは我が家から巣立って行きました。

今度こそ、心が晴れやかになりました。
万一、受け取っていただくことができなければ、単なるゴミとなってしまいます。

ゴミとして廃棄する道もありましたが、誰かのお役に立てる道を歩むことができるとは、本当に嬉しく思います。

「とうとう踏ん切りがついたのね。」と妹が言いました。
そうなのです。

最近、心から思ったことがありました。
それは、ゆうやはそのままのゆうやでいいんだ、ということです。

当時は勉強をすることを期待してランドセルを買いましたが、ゆうやは結局勉強らしい勉強をしませんでした。
体育の時間も人並みにできませんでした。
だって立つことも歩くこともできないのですから。

でも、ゆうやはゆうやができることを一生懸命に頑張っています。
毎日毎日、本当に一生懸命にです。

私はゆうやに何を求めていたのでしょうか。
ゆうやが一生懸命に生きる姿を見て、私の中の何かが変わりました。

ランドセルとともに、私が成長させて頂いたのでした。


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ゆうやのランドセル

2019-01-28 12:23:35 | 日記
昨日、押入れの中を整理していましたら、ゆうやのランドセルが出てきました。

小学校に入学する際、ゆうやに買った黒色のランドセルです。
押入れを整理する度にランドセルを眺めては、また奥の方に置いていました。

ゆうやが小学校を卒業してから引っ越しをしているのですが、その時もランドセルを運びました。
ランドセルをどうしても捨てることができませんでした。

ゆうやのランドセルは1度も使っていませんので、とてもきれいです。
年数が経っていますが、劣化がなく、ほぼ新品同様です。

誰かに使っていただけたらいいなあと思いつつ、今まで行動に移すこともできずにいました。
が、昨日はとうとうランドセルを押入れから取り出し、新しい袋に入れ直しました。

今日は朝から地域の児童院へ行って、係の方に問い合わせをしました。
ランドセルを使って頂けるか尋ねると、「使わせて頂きます。」と言ってくださいました。

ゆうやにランドセルを買った時は、私も夢がいっぱいでした。
「近い将来、ランドセルを背負って学校に行けるのではないか。」と希望を持っていたのです。

また、ゆうやが学校の教材をランドセルに入れて、皆と一緒に勉強をするだろうとも思っていました。
けれど、のちにゆうやは知的障害があることがわかり、皆と一緒に勉強することができませんでした。

でも、ようやくゆうやのランドセルが誰かの背中に納まることができます。
長い間、活躍することができませんでしたが、やっと日の目を見ることができるのです。

誰かの役に立つことができるなんて、こんなに嬉しいことはありません。
早くランドセルを届けに行きましょうか〜。


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鈴がお気に入り♪

2019-01-25 12:00:53 | 日記
ゆうやは音楽がとても好きです。

毎日、何か曲を聞いてから寝ます。
クリスマスの頃には毎日、クリスマスソングを聴いていました。

ポールモーリアさんの「恋はみずいろ」などは静かに聴いていますが、歌詞がある曲のときは一緒に口ずさんだりしています。
昨夜は「夢をかなえてドラえもん」をリクエストしていました。

先月のクリスマスの頃、テーブルの上に音楽の授業で使うような鈴を置いていました。
クリスマスソングに合わせて、ゆうやも鈴を振って楽しんでいました。

中学生の頃はキーボードでキラキラ星などを演奏することができましたが、今はもっぱら鈴です。
リズムをとりながらシャンシャン鳴らすのを楽しんでいます。

先日、私は探し物をしていました。
「あれ?おかしいなあ。ない、ない、ない〜!」

そう言いながらあちこち探していると、ゆうやがおもむろに鈴を鳴らし始めました。
「あれ?おかしいなあ。」
シャンシャンシャン♪

「どこへ行ったんだろう〜?」
シャンシャンシャン♪

「ここかな?」
シャンシャンシャン♪

「ここにもないなあ。」
シャンシャンシャン♪

ふと気づくと、ゆうやは探している私の行動や言葉に合わせて鈴を鳴らしているではありませんか。
鈴がシャンシャン鳴るので、可笑しくなりました。

「ゆうやったら〜。」と笑っていると、探し物が見つかりました。
ゆうやは得意げに、またまたシャンシャンシャン♪

その後もゆうやはおしゃべりをしながら、合いの手の代わりに自分で鈴を振っていました。
「その時ボクはびっくりしたんだ。」
シャンシャンシャン♪

「どうしてそんなところに犬がいるんだ?」
シャンシャンシャン♪

音楽に合わせたり話しの合いの手に鳴らしたり、近頃、鈴を楽しんでいるゆうやです。


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寒波が来る前に

2019-01-24 11:06:25 | 日記
今週、作業所から帰宅したゆうやは、「鼠蹊部が痛い。」と言いました。

週末で鼠蹊部の痛みがなくなっていましたのに、作業所に行くとまた痛みが出たようです。
ゆうやの鼠蹊部には、やはり紙パンツの食い込みが見られました。

同時に左足指にしもやけができていました。
そんなに気温が低くないにも関わらずです。

ゆうやのしもやけは、鼠蹊部の食い込みが原因しているように思えてなりません。
食い込みがひどいと、ひどいしもやけになり、食い込みが軽いと軽いしもやけができます。

鼠蹊部に食い込みなく数日過ごすと、あっという間にしもやけが治ってしまいます。
これはもう紙パンツの食い込みによって血流が悪くなっている、としか言いようがないと思います。

作業所の職員さんは「紙パンツを緩めに履いて頂いています。」とおっしゃいます。
けれど、ゆうやは「鼠蹊部が痛い。」と訴えます。

実際にその場にいませんから、私としてはなんとも言えませんが、本当に紙パンツを緩めて履かせてほしいと思います。
どうしたら伝わるのか、どうしたら実際に緩めていただけるのか、悩ましい限りです。

こうなったら、ゆうや自身が「痛いです。もっと緩めてください。」とその時その時に訴えていくしかありません。
ゆうやが痛いという以上、その時の鼠蹊部の状態は良くないということですから。

先日皮膚科に行きました際に、紙パンツの食い込みについてドクターに相談しました。
ドクターは万一食い込みがあった場合は、皮膚にはアズノールを塗ると良いですよ、と言ってくださいました。

昨夜は、入浴後にアズノールを塗りました。
さて今日は鼠蹊部はどのような状態になっているでしょうか。

寒波がやってくる前になんとかしたいと思うゆうやのママです。


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ゆうやの作戦

2019-01-22 12:19:55 | 日記
ゆうやは休日に、ヘルパーさんに電車に乗りに連れて行って頂いています。

好きな電車に乗れてさぞ喜んでいるだろうと思いきや、ガッカリして帰宅することもあります。
「今日は20000系ばかりだったー。」

以前は、電車ならなんでも乗れたら喜んでいましたが、今は違います。
車種にこだわるようになり、お目当の車種が来なければガッカリするようになってしまいました。

夕方、もう帰宅する時間が迫ってくると、ヘルパーさんもゆうやも少々焦ります。
「まだ来ないね。」

「ゆうやくん、次の電車でラストだよ。次の電車に乗らないと帰宅時間に間に合わないからね。」
「はい。」

次の電車がゆうやが乗りたい電車なら、「わ〜♪やっと来た〜♪」と大喜びで乗ります。
が、もしもお目当の車種でなければ、残念〜。

先日、ゆうやはある作戦に出ました。
「トイレに行きたいです。」

もうその電車に乗らなければいけない時間ですが、ヘルパーさんはトイレを優先してくださいました。
トイレに入っている最中に電車が出発してしまいました。

ゆうやはというと、「トイレ」と言ったのに何も出ません。
これは、ゆうやの作戦だったのです。

帰宅してヘルパーさんから事情を聞き、私はゆうやに言いました。
「ゆうや、嘘を言ってはいけないよ。」

ゆうやは自分でも嘘を言ったことを反省していました。
「ボク、今まで他のヘルパーさんにも嘘を言ってしまった。」
「じゃあ、ヘルパーさんに謝ろうね。」

ヘルパーさんたちには私の知らないところでいろいろとご迷惑をかけていると思いますが、この度は1つ分かってよかったです。
今日も別のヘルパーさんが来てくださるのですが、「謝る。」と言っていました。

これから嘘を言うのはやめようね。


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