手のリハビリに 青森ヒバ玉

我が家では生協を愛用しています。
毎週、配達されるカタログを見るのがとても楽しみです。

もちろん食料品や生活用品も注文しますが、いつもゆうやのリハビリに適したものが掲載されていないかを隅から隅まで眺めます。
赤ちゃん用のおもちゃがリハビリに適していることが多いのですが、ほとんどがゆうやには小さ過ぎるので残念に思います。

ああ、これがもっと大きなサイズだったらなあといつも思っています。
さらに、赤ちゃん用に作られた木のおもちゃは価格が非常に高いので驚きます。
たいていは１万円以上もするのです。

ゆうやのリハビリグッズは、赤ちゃんの発達を助けるグッズではサイズが合わないことを思い知り、最近は生活用品のチラシを丁寧に見ています。
本来は別の用途に使用するべきものが、かなりいいリハビリグッズに変身することがあります。

最近、生協で購入したヒット商品は、青森の天然ヒバでできた球です。
これは、お風呂に浮かべてヒバ風呂気分を楽しむものです。
価格も1200円ほどでした。

最初は何気なく眺めていたのですが、すぐ隣に「 ヒバ玉を“むぎゅ”っとにぎって。手のマッサージにどうぞ」と書かれたマッサージ用のヒバ玉の写真が掲載されていました。
私は「これだ！」と思い、お風呂用のヒバ玉を注文しました。

ヒバ玉はとてもいい香りがします。
ゆうやは、ヒバ玉を箱から取り出し、別の箱へ入れるというリハビリをしています。

指を広げてヒバ玉を握り、力を抜いてもう一度手を広げるという簡単な動作ではありますが、ゆうやにとってはとてもいいリハビリになります。
箱から箱へと移す時に、肩や腕、手首も使用しますし、体幹を鍛えることもできます。

1200円程度でこんなにいいリハビリができるなんて、私は大満足です。
ヒバのいい香りに包まれて、木の感触を楽しみながらリハビリ頑張っています♪


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膝と膝の間に枕を挟んで寝ているよ

ゆうやは昨年、２～３ヶ月寝たきりの生活を送りました。

その間にだんだんと両足がクロスしてきました。
特に太腿内側の筋肉の緊張が強くなり、内側へと引っ張られていったのです。

両足がクロスして固まってしまえば、立つことも歩くことも困難になります。
クロスして固まらないように防がなければなりません。

そこで、私は病院で枕を３つお借りしたいとお願いしました。
看護師さんも快く枕を持って来てくださいました。

ゆうやの体を横向きにする時には、枕２つを背中側に並べ、もう１つを膝の間に挟みました。
また、上向きになっている時には、枕２つを膝の下に入れ、もう１つを膝の間に挟みました。

体位変換の度に、膝と膝の間隔を広げることを意識していました。
毎日のリハビリで太腿内側の筋肉を緩めて頂き、２ヶ月も経つと、クロスしていた足が元に戻ってきました。

けれど、油断は禁物です。
すぐに両足はクロスする方向へと進みますから、常に気をつけていなければなりません。

退院してから、家でも寝る時には膝と膝の間に枕を挟んでいます。
寝返りを手伝う度に、枕をきちんと挟み込みます。

ところが、枕を挟もうとすると、ゆうやは膝に痛みを訴えます。
多分、悪性リンパ腫の影響で腰骨の一部が溶けてしまっていることが原因と考えられます。
この件に関しては、来月、整形外科のドクターに診察して頂く予定になっています。

そお～っと様子を見ながら膝と膝の間に枕を挟んでいる日々です。


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子熊さん、さようなら～

昨日、ゆうやは散髪をしました。

抗がん剤治療後、始めての散髪です。
どこで散髪をしようか随分迷ったのですが、最終的に病院内の美容院に行くことにしました。

抗がん剤治療後のヘアケア指導を患者さん達にされている美容院ですから、安心です。
ゆうやも入院中に２度ほど利用させて頂いたことがあります。

予約を入れようと電話すると、土曜日が空いているということで昨日の午後に行くことになりました。

ヘルパーさんと一緒に美容院に行き、早速、椅子に移乗させて頂きました。
さて、どんな風にカットしましょうか。

ゆうやはここ数年で最も髪が伸びていました。
くせ毛ということもあり、少々ウエーブが出始めていました。

ゆうやの希望はやっぱり丸坊主です。
結局２ミリの丸刈りにすることにしました。

長かったもみあげもキリリッと剃り、顔も首もツルツルに剃って頂きました。
毛で覆われ、顔は黒々した印象がありましたが、散髪終了後には顔が白い印象になりました。

最後にシャンプーをして頂き、ゆうやはうっとりしていました。
２時半に美容院に入り、３時半に美容院を出ました。

散髪や顔そり中は、ヘルパーさんと私とでゆうやの頭や手を押さえていました。
ゆうやが転倒しないように気をつけながら、おしゃべりを楽しみました。

クルリンとウエーブがかかった髪の毛ともお別れです。
そのまま伸ばせばエンジェルのような髪型が出来上がるのですが、残念ながらエンジェル姿を見ることができませんでした。

いつもの丸坊主ゆうやが戻ってきました。
お地蔵さん復活です！


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退院後２回目の血液検査の結果はいかに～

一昨日、ゆうやは血液検査を受けました。

さてさて、結果はいかに～。
ゆうやは結果が出るまでワクワクしていました。

「今度こそ、地下鉄御堂筋線に乗ってもいいかな。」
「お寿司が食べられるかな～。」

長時間診察の順番が来るまで待ち、いよいよゆうやの順番が来ました。
ゆうやは私の耳元に小声で何度も言います。
「お母さん、御堂筋線乗ってもいいの？」
「ちょっと待ってね。今から伺うからね。」

ドクターが渋い顔でおっしゃいました。
「う～ん、前回よりも数値が上がっているけれど、まだちょっとね～。」

ゆうやはガックリ肩を落としました。
残念ですが、仕方がありません。

それにしても、血液状態がなかなか回復しないものですね。
さすがに抗がん剤８回分の効果があったものの、それに伴って体全体としては大打撃となったようです。

夏にはお寿司が食べられるようになるかもしれません。
それまでお寿司はサラダ巻きやいなり寿司で我慢です。

地下鉄御堂筋線には乗ることができませんが、他の地下鉄は比較的空いています。
しばらく他線に乗ることにしましょう。

ガッカリしていたゆうやですが、すぐに気持ちを切り替えて笑顔になりました。
栄養と休養を沢山摂れるよう、ゆうやをサポートしていきたいと思います。


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車椅子にピッタリのレインコート

水曜日に雨の中、リハビリ病院に行きました。

リハビリ病院へは駅から１５分ほど歩くのですが、小雨でしたのであまり濡れずに済みました。
退院してからゆうやは新しい車椅子に乗っていますが、その車椅子にピッタリサイズのレインコートが見つかりました。

車椅子が変わると、レインコートも一緒に変えなければなりません。
この度は、ちょうどピッタリのサイズが見つかって良かったです。

車椅子用のレインコートを購入すればもちろんピッタリなのですが、車椅子用のレインコートは非常に高価なのです。
たいてい１万円以上します。

今回購入したレインコートは、自転車用のレインコートです。
自転車の前カゴもカバーできるポンチョタイプになっています。

自転車の前カゴをカバーした部分が風で飛ばないように、クリップが付いています。
このクリップがちょうどゆうやの足元の位置にきますので、車椅子の足台ベルトに留めています。

少々風が強くても、裾がめくれ上がることがありません。
さらに前カゴにフィットするようにゴムが縫い付けられているので、ゆうやの足元にフィットします。

車椅子の後ろに掛けている荷物までカバーできるサイズです。
嬉しいことに、タイヤには干渉しない長さなので、タイヤに絡む心配がありません。

ポンチョタイプなので、さっとはおることができ、また、さっと脱ぐことができます。
使用後は２回程振れば雨水がさらさらと流れてしまうので、まるで使用していなかったかのようです。

いつも家から駅に到着すると、レインコートをブンと振り、袋に収納します。
電車で目的地に到着して再びレインコートを着用する時にはすっかり乾いています。

装着のしやすさと扱いやすさで、ヘルパーさんにも好評です。
これから雨の日には大活躍しそうです♪


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