ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

音楽の重要性

2011-01-28 01:08:42 | ゆうやプロジェクトについて
音楽続きです。

し~んと静まり返った空間では、その場にいる人々の気分がひしひしと伝わってきます。
重苦しい空気だったり、軽やかな空気だったり。

そこに音楽が流れてくると、どうでしょう。
さっとその場の雰囲気が変わります。
部屋の壁の色が塗り替えられるように、全く別の空間が生まれるように思います。

例えばバッハが流れてくるとバロック音楽独特の重厚な感じがしますし、モーツアルトが流れてくると空間が清らかになるような感じがします。
ちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」が流れてくると、うきうきしますし、「アンパンマン」が流れてくると、とても元気になります。

音楽が、空間やそこにいる人々へ与える影響は多大であると思います。

重度の心身障害を持っている人達も、音楽が流れてくると表情が変わります。
楽しい曲だと、音楽のリズムに合わせて晴れやかな表情になります。

障害を持つ人達にとって、音楽とは非常に重要な役割を果たしていると思います。
健常者は、運動することによってストレスを発散できますが、動けない人のストレスはじっとしていると溜まる一方です。
音階やリズムの変化に心が自然と動いて、ストレスを放出することができるのではないでしょうか。
もし少しでも体を動かすことができれば、曲のリズムに合わせて指先や首を動かすだけでも随分気持ちがスッキリすることでしょう。

また、ゆうやのように聴覚過敏の人達にとっては、音楽は自分を守る手段になります。
大きな音が苦手、大勢の人がいる電車や街の雑踏が苦手、そういう人達がイヤフォンから流れる音楽によって独自の空間を造ることができます。
共有した空間で、苦しい思いをせず、個を保つことができるのです。

「ゆうやプロジェクト」では、音を大切にしていきたいと思っています。
重度心身障害者にとって、音は生きる要にもなるものです。
音の出る器具を使用して意思表示をする人もいるでしょう。
皆、非常に音に敏感だと思います。

ストレスを溜めないで、伸びやかに生きて行けるよう、そしてさらに心を豊かにするために、音楽を重視したいと思います。
あるときは楽しく、あるときは元気に、あるときは清らかに、あるときは真摯になれるようなそんな時間と空間を共有できることを願っています。


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