瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。
昨日は、私の父の49日の法要がありました。
親族一同が集まり、皆で楽しく会食をしました。
「パパも来ているかな~。」などと言いながら、お店に向かいました。
会食をした部屋は和室で、掘りごたつのような形式になっていました。
ゆうやは男性陣に担いでもらって、掘りごたつのテーブルにつかせてもらいました。
お店の方に前もってお願いし、座椅子を用意して頂いていました。
座椅子に座っただけでは横に転倒してしまうので、足こぎ車椅子に付けていたベルトを持参し、座椅子に巻き付けました。
これでゆうやは、転倒する心配がなくなりました。
体が安定すると、安心して食事をすることができました。
従兄弟のお嫁さんとも話をし、握手をしてもらって喜んでいました。
冗談を言ったり、笑ったり、ゆうやは本当に楽しそうでした。
食後に皆、ケーキを食べたのですが、ゆうやは今、脂質を抑えなければならないので、ゆうやのケーキは注文しませんでした。
私とゆうやはケーキを分けて食べることにしました。
ゆうやはケーキを食べることができないと思っていたのですが、少しでも食べることができて嬉しそうでした。
「うふふ♪ケーキを食べたよ♪」
皆とさんざん話をして笑って大騒ぎした後、ゆうやは少し早めにお店を出ました。
ゆうやのパパに車に乗せてもらい、家に帰りました。
ゆうやは帰宅後、すぐに電車に乗りに出かけたのでした。
どんなときも電車に乗りたいゆうやです。
皆と楽しく過ごし、電車にも乗って、ゆうやにとっては夢のような1日でした。
いつも応援して頂いてありがとうございます。
1日に1度だけクリックして頂けたら有り難いです。
にほんブログ村
ゆうやは、昨日、恩人に会いました。
その方には特別支援学校に通っていたころから、とてもお世話になっていました。
ゆうやはその方から、大きな愛情を頂いていました。
「いつかごちそうさせてください♪」
ゆうやは、ずっと恩返しがしたいと言っていました。
作業所で仕事をするようになり、ゆうやも少しばかりのお給金を頂くようになりました。
1ヶ月78円と、少ない月もありますが、それでもコツコツ毎日、作業を頑張っていました。
ゆうやは、恩人にお茶を御馳走したいと言いました。
そこで、恩人に連絡をし、会って頂くことになりました。
もちろん、その方はゆうやに御馳走してあげようと思ってくださっていました。
そこをゆうやは「ボクにごちそうさせてください。」とお願いしました。
ゆうやは念願が叶い、とても喜んでいました。
恩人は、ゆうやのことを「ゆうやちゃん」と呼んでくださいます。
「ゆうやちゃん、ごちそうになります。ありがとう。」と言ってくださいました。
ゆうやは楽しくお話をし、大満足でした。
「お母さん、ごちそうすることができて良かった♪」
とても幸せな1日でした。
いつも応援して頂いてありがとうございます。
1日に1度だけクリックして頂けたら有り難いです。
にほんブログ村
ゆうやは毎日、足こぎ車椅子に乗っています。
ただ、雨の日には乗ることができません。
今朝もゆうやが起きた時には、雨が降っていました。
「お母さん、足こぎ車椅子に乗ることができるかなあ。」
ゆうやは天気をとても気にしていました。
作業所へ行く準備が整い、外に出てみると、雨が止んでいました。
「足こぎ車椅子に乗れるね♪」
ゆうやは喜んでペダルを回しました。
いつものコースを回ってから、さらにゆうやは言いました。
「お母さん、あっちの方にも行ってきていい?」
まだ時間がありましたから、ゆうやは喜んで反対方向にも進んで行きました。
ゆうやがドンドン進んでから、作業所の車がやってきました。
いつもより早く到着したようです。
Uターンして作業所の車が来ていることを知ったゆうやは、体を大きく揺らして必死でペダルを回していました。
一生懸命、一生懸命、進んでいました。
ゆうやが足こぎ車椅子に乗っているところを初めて見た職員さんは、とても驚いておられました。
「ペダルを自分で回して進むのですね。これは、いいですね~。」
「毎日乗っておられるのですか?」
「はい、毎日乗っています。」
「凄いですね~。」
ようやく戻ってきたゆうやは、肩で大きく息をしていました。
マスクをしていますから、余計に息苦しいかもしれません。
すぐに車椅子に乗り換えて、作業所の車に乗りました。
ゆうやはやる気満々でした。
ちょっと焦ったけれど、いつもより長く乗ることができて良かったです。
いつも応援して頂いてありがとうございます。
1日に1度だけクリックして頂けたら有り難いです。
にほんブログ村
私の父が亡くなって、はや1ヶ月以上経ちました。
今は49日の法要に向けて準備を進めています。
私が打ち合わせをしている様子を見て、ゆうやも法要を待ち望んでいます。
「お母さん、パパも来るかな?」
ゆうやにとっては、パパは健在です。
「パパも一緒にご飯を食べることができるかなあ。」
ゆうやは、法要で楽しみにしていることがもう1つあります。
葬儀の際に、話をすることができなかった人が1人だけいました。
彼女は従兄弟のお嫁さんなのですが、ゆうやはモジモジして話ができなかったそうなのです。
そのことをとても後悔していて、葬儀の次の日から毎日、彼女の話をしています。
夜、ベッドに横になると、法要で再会したことを想定して、名前を呼ぶ練習をしています。
最初は「さん」付けで呼んでいたのですが、いつのまにか「ちゃん」に変わっていました。
ゆうやは、なにごとも予習や練習をするのですが、従兄弟のお嫁さんに呼びかけることまで練習を積み重ねるとは、おどろきです。
御蔭ですっかり親しくなった気分です。
また、当日、司会もしたいと言い出しました。
流石にそれは私も「無理よ。」と言ったのですがー。
ゆうや節が炸裂しそうな気配です。
さてさて、当日はどうなることでしょうか~。
いつも応援して頂いてありがとうございます。
1日に1度だけクリックして頂けたら有り難いです。
にほんブログ村
昨日、ゆうやは悪性リンパ腫で入院していた病院へ行きました。
先週、採血をしていましたので、その結果を聞きました。
ドクターは「腫瘍マーカーはとてもいいですよ。」と笑顔でおっしゃいました。
ゆうやも私も、それを聞いて安心しました。
「腎臓も全く毒素がなくて、とてもいいですよ。」
「良かった~。」
「でもね。」
肝臓の数値が今ひとつでした。
「お菓子を食べ過ぎていない?」
「はい、とても気をつけています。」
これから脂質を減らすようにと指導を受けました。
「ケーキも良くないよ。トンカツや唐揚げもね。」
ゆうやは、ドクターの話を聞いている間、顔が引きつっていました。
「お母さん、唐揚げは?トンカツは?食べたらいけないの?」
ゆうやは診察室を出てからも、ガックリ肩を落としていました。
「少しなら食べてもいいそうよ。」
「じゃあ、今日はトンカツを食べたい♪」
「それは止めた方がいいよ。」
「じゃあ、唐揚げ!」
「また今度ね。」
「いつになったら唐揚げを食べることができるの?」
「肝臓が良くなったらね。」
ゆうやは、帰宅してからヘルパーさんに、言いました。
「ぼくね、唐揚げとかトンカツとか食べたらダメなんだ。ケーキもだよ。」
ドクターの言葉は、しっかりゆうやの胸に届いていました。
しばらくは、脂質を控えめの食生活を送ろうと思います。
いつも応援して頂いてありがとうございます。
1日に1度だけクリックして頂けたら有り難いです。
にほんブログ村