ある朝、ゆうやは学校へ行くのを嫌がりました。
それでも支度を済ませて、マンションのエレベーターに乗り込みました。
朝の出勤、登校時は1台しかないエレベーターは込み合います。
その日も私達が乗ろうとした時、すでに何人か乗っておられました。
申し訳ないのですが、スクールバスが来る時間が迫っているのでなんとか乗せて頂きました。
エレベーターに乗ったものの、ゆうやは相変わらず不機嫌です。
「学校行くの嫌だ!今日は休みたい!」
そう言って車椅子に乗ったまま、体を揺らしました。
すると、ガタン!と大きな音がしました。
皆、顔を見合わせていると、速度が落ち、5階で停止しました。
何が起こったのかよくわからないまま、ドアの方を見ると、自動的にドアが開きました。
と同時に、エレベーターの照明が落ちました。
ぐずぐず言っていたゆうやも、驚いて静かになりました。
一緒に乗っていたマンションの方々は皆、「あ~怖いわ~。」と言いながら急いで階段で下りて行かれました。
私達も慌ててエレベーターから降りると、ドアがまた自動で閉まりました。
エレベーターは停止したままです。
私達は、5階の廊下で立ちすくんでいました。
さて、もうすぐスクールバスが来るというのに、どうしたものでしょう。
私は、お隣の奥さんにお願いして、手伝って頂く事にしました。
ゆうやを車椅子からおろし、隣の奥さんには足を持って頂きました。
私はゆうやを脇から抱え、ゆっくり階段を下りました。
無我夢中で1階まで下り、ゆうやを1階のソファに座らせて奥さんに隣に座って頂きました。
私は再び階段を駆け上り、車椅子とカバンをかついで1階まで下りました。
途中、足ががくがくしましたが、やっとのことで1階まで下り、ゆうやを車椅子に乗せました。
一連のハプニングにゆうやはすっかりおとなしくなっていました。
こうなったら、ゆうやには学校に行ってもらわなければ、エレベータが止まっているので家に戻ることができません。
スクールバスに無事乗ったゆうやを見送ったあと、私は座り込みました。
そして数日間ひどい筋肉痛に悩まされましたー。
その日からゆうやはエレベーターに乗るとき、静かにそ~っと乗るようになりました。
あまり頭を動かすと、またエレベーターが止まるかもしれないからです。
このハプニングの御蔭で災害時のシュミレーションができました。
ゆうやと避難することは、なんと大変なことでしょう!
車椅子での避難は、階段を下りる事自体が命がけだと思いました。
私が筋トレに励む以外に避難方法はないのでしょうか~。
この日記を書いた後に、以下のような素晴らしい製品を見つけました。
*階段を昇降できる車椅子
*「ベルカ」の救護担架・介護担架は多くの命を救う!
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それでも支度を済ませて、マンションのエレベーターに乗り込みました。
朝の出勤、登校時は1台しかないエレベーターは込み合います。
その日も私達が乗ろうとした時、すでに何人か乗っておられました。
申し訳ないのですが、スクールバスが来る時間が迫っているのでなんとか乗せて頂きました。
エレベーターに乗ったものの、ゆうやは相変わらず不機嫌です。
「学校行くの嫌だ!今日は休みたい!」
そう言って車椅子に乗ったまま、体を揺らしました。
すると、ガタン!と大きな音がしました。
皆、顔を見合わせていると、速度が落ち、5階で停止しました。
何が起こったのかよくわからないまま、ドアの方を見ると、自動的にドアが開きました。
と同時に、エレベーターの照明が落ちました。
ぐずぐず言っていたゆうやも、驚いて静かになりました。
一緒に乗っていたマンションの方々は皆、「あ~怖いわ~。」と言いながら急いで階段で下りて行かれました。
私達も慌ててエレベーターから降りると、ドアがまた自動で閉まりました。
エレベーターは停止したままです。
私達は、5階の廊下で立ちすくんでいました。
さて、もうすぐスクールバスが来るというのに、どうしたものでしょう。
私は、お隣の奥さんにお願いして、手伝って頂く事にしました。
ゆうやを車椅子からおろし、隣の奥さんには足を持って頂きました。
私はゆうやを脇から抱え、ゆっくり階段を下りました。
無我夢中で1階まで下り、ゆうやを1階のソファに座らせて奥さんに隣に座って頂きました。
私は再び階段を駆け上り、車椅子とカバンをかついで1階まで下りました。
途中、足ががくがくしましたが、やっとのことで1階まで下り、ゆうやを車椅子に乗せました。
一連のハプニングにゆうやはすっかりおとなしくなっていました。
こうなったら、ゆうやには学校に行ってもらわなければ、エレベータが止まっているので家に戻ることができません。
スクールバスに無事乗ったゆうやを見送ったあと、私は座り込みました。
そして数日間ひどい筋肉痛に悩まされましたー。
その日からゆうやはエレベーターに乗るとき、静かにそ~っと乗るようになりました。
あまり頭を動かすと、またエレベーターが止まるかもしれないからです。
このハプニングの御蔭で災害時のシュミレーションができました。
ゆうやと避難することは、なんと大変なことでしょう!
車椅子での避難は、階段を下りる事自体が命がけだと思いました。
私が筋トレに励む以外に避難方法はないのでしょうか~。
この日記を書いた後に、以下のような素晴らしい製品を見つけました。
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