瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。
ゆうやは毎晩、音楽を聞くのが日課になっています。
ベッドに横になったゆうやは、リクエストをします。
「お母さん、お馬の親子が聞きたいです♪」
「松浦亜弥さんが歌うなごり雪が聞きたいです。」
「バラ色の人生が聞きたいです。」等々。
こうして曲の題名をハッキリ指定する時は、私も対応できるのですが、あやふやな時があります。
「女の人が、ランリ〜ランリ〜♪って歌っていたよ。」
ゆうやが言うまま歌詞を検索して見つかるときはラッキーですが、全く見つからない時もあります。
先日もその「女の人が歌っていて、ランリ〜ランリ〜♪」という曲を見つけるのに苦労しました。
ゆうやが歌うフレーズがPerfumeさんかきゃりーぱみゅぱみゅさんっぽい感じでしたので、絞って順番にかけていくと、「それ!」とゆうやが言いました。
それは、きゃりーぱみゅぱみゅさんの 「CANDY CANDY」でした。
「ゆうや、歌詞が違うよ〜。ランリ〜ランリ〜ではなくて、キャンディキャンディよ。」
「あ、違った?キャンディキャンディなんだ〜。」
ここ数日、もっと困ったリクエストを出されています。
それは「ドラムがドンドン鳴っていて女の人が歌っている」曲なのだそうです。
「ほら、お母さん、前に一緒にあのお店で聞いたでしょう?」
ゆうやの話をよく聞くと、10年ほど前にゆうやと一緒にあるお店に入った時に流れていた曲のようでした。
「その時、ドラムがドンドンって鳴っていたでしょ?」
いやいや、ゆうや、お母さんは覚えていませんよー。
試しに森高千里さんの曲などをかけてみましたが、違うようでした。
もうお手上げですが、とりあえず北島三郎さんの「まつり」をかけてみると、ゆうやは太鼓の音に満足していました。
翌日、やっぱりまた「ドラムがドンドン鳴っていて女の人が歌っている」曲をリクエストしてきました。
ああ〜、いったいなんという曲なんでしょうか。
ゆうやのリクエストに、毎晩悩まされるゆうやのママでした。
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先日、夜中にゆうやがお腹が痛いと言いました。
「トイレに行きたいです。」
ゆうやのパパを起こして、ゆうやはトイレに連れて行ってもらいました。
30分ほど座っても、お腹の痛みはあまり治まりませんでした。
仕方なく、ゆうやはベッドに戻りました。
もしかしたら、ガスが溜まっているのかもと思い、ガスが出やすいようにゆうやの足を高く持ち上げてみたり、足を動かしてみたりしてみました。
そうしましたら、ゆうやはさらにお腹が痛くなってきて、再びトイレへー。
トイレに座ってしばらくすると、ガスが無事に出ました。
「お腹が楽になってきたよ。」
苦しんでいたゆうやに、やっと笑顔が出ました。
と、そこまでは良かったのですが、ゆうやが立ち上がったときに便座がガタン!と外れてしまいました。
最近、ネジが緩んでいるのか便座が少しずれているなあと気付いていたのですが、こんな時に便座が外れてしまうとは〜!
ゆうやが去った後、私は1人トイレに残り、便器と対峙していました。
便座が外れると、普段掃除できないところを掃除したくなり、夜中に便座を抱えながらトイレ掃除が始まりました。
掃除が終われば今度は、便座の取り付けです。
ネジを締め終わったのは、夜中の2時過ぎでした。
あらまあ、一仕事しましたねえ。
このまま寝るのは気持ち悪いので、着替えたり手の洗浄をしっかりしたり、、、。
なんだか目が冴えてしまいました。
ベッドに戻ると、ゆうやも起きていました。
夜中に大変でしたが、お腹の痛みが引いて良かったです。
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ゆうやはお彼岸の中日に、お墓参りに行きました。
我家では、お彼岸の入りから御先祖様におはぎをお供えしています。
ゆうやは数年前は、お供えのおはぎを食べたそうにしていましたが、今は「御先祖様のおはぎ」と思っていてお供えものを「食べたい。」と言わなくなりました。
毎朝、真剣に御先祖様に手を合わせているゆうやですが、お墓参りも熱心です。
お墓に行くには階段がありますので、ゆうやは階段の下で頭を垂れ、手を合わせました。
お盆の時に見かけた虹色のヘビさんを探してみましたが、見当たりませんでした。
今回は、初秋ということで虫に注意していましたが、お墓参りの最中に蜂がゆうやの近くにやってきました。
蜂はゆうやの回りを飛んでいましたので警戒していましたが、ほどなく遠くに飛んで行き、ほっとしました。
他にも沢山の蚊が飛んでいて、閉口しました。
おじいちゃんとおばあちゃんの家の周辺はとても涼しくてもう蝉はいませんでしたが、蜘蛛が沢山いてビックリしました。
何処を見ても庭には、蜘蛛が大きな巣を作っていました。
大きな蜘蛛達は、ジョロウグモでした。
あまりに大きくてグロテスクで、気味が悪かったです。
家の前には手の平より大きな石が転がっていて、なんだろうと思っていましたら、どうもイノシシの仕業ということでした。
蜂や蚊などの虫に警戒していましたが、イノシシとは〜。
ゆうやがイノシシに出会ってしまったら、避難するのも大変です。
おじいちゃんちの犬も恐いと言っているゆうやですので、イノシシに出会ってしまったらどれほど衝撃を受けるでしょうか。
この度は、イノシシに出会う前に帰路についたのでした〜。
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今日は、頸椎損傷をした時に入院していた病院へ行きました。
いつも3時間ほど待ちますので、覚悟して行きました。
スムーズに電車を乗り継ぐことができ、早めに駅に着きました。
少し雨が降っていましたので、急いで病院へ向かいました。
その後、少し雨足が強くなりましたが、あまり濡れずに済みました。
診察までまだまだ時間があると思いましたので、ゆっくりお昼ご飯を食べました。
おやつに大学芋も食べました。
「あと2時間以上待つかなあ。」と思っていたところ、なんと順番が回ってきました。
あまりに待ち時間が短かったので、とても驚きました。
春頃から頭痛がして、主治医が出張中に脳のCTを撮って頂いたことやリハビリのことなどを報告しました。
ドクターは、「痛い時にCTを撮らないとよく分からないから、今度痛みがある時に来てくださいね。」とおっしゃいました。
作業所の車に乗る時に首のサポーターをしていることも報告しました。
ドクターは「それは絶対に必要ですよ。首を守らなければなりません。」とおっしゃいました。
ゆうやは、ドクターの携帯の着信音に興味津々で電話の話をしたり、電車の話をしていました。
やさしいドクターなので、ゆうやの膝の反射検査をしながら「うんうん。」と笑顔で話を聞いてくださいました。
また今年中に診察を受けることになり、今度は首のMRIを撮ることになりました。
さてはて、検査中、じっとしていることができるでしょうか。
思ったよりも早く診察が終わり、ゆうやは喜んで電車に乗りに出かけたのでした。
長年診て頂いているドクターと話ができて、なんだかホッとしました。
雨が降って大変でしたが、なごやかな診察でした。
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ゆうやは、頸椎損傷をしてからは、特に排尿障害によりいつの間にか尿が出ていることが度々ありました。
また、トイレを利用したくても誰かが利用していたら待たなければなりませんが、長時間待つことになると間に合いません。
そのような時の為に、ゆうやは1日中、紙パンツと紙パッドを利用しています。
紙パンツに紙パッドを入れているわけですから、当然、蒸れやすくなります。
夏は暑いでしょう。
冬は紙パッドが濡れてしまったら、ちょっと寒いかもしれません。
いずれにしても気持ち悪く感じるので、ゆうやは「パッドを交換してください。」と言います。
すぐに交換したとしても、やはり皮膚の薄い部分が尿に触れることになりますので、赤くなってしまいます。
交換するまで時間がかかってしまった場合は、真っ赤になって痛々しいです。
入浴後、陰部にいろんなものを塗ってきましたが、この度、とても良い軟膏に出会いました。
それは「キョーチルベ」という軟膏です。
薬局で売っている軟膏なのですが、これがとてもよく効きます。
いままでどの軟膏を塗ってもゆうやは痛みを訴えていたのですが、この軟膏に変えてからは「痛い〜。」と言わなくなりました。
おむつかぶれにとても効果があるようです。
この軟膏は第2類医薬品で、非ステロイド系です。
最初塗ったときは真っ白になるのですが、すぐに透明に変わります。
湿疹、皮膚炎、蕁麻疹、ただれ、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされなどにも効果があるようです。
1日1回だけうす〜く塗っていますが、このペースでも十分なように思います。
ステロイドも入っていませんし、良い軟膏に出会えて本当に良かったなあと思います。
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