瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。
ゆうやは、よく誤解します。
「あの人、ボクのこと怒っているのかな。」
ゆうやは時々、悩んでいる様子を見せます。
そんな時は、ゆうやの話をじっくり聞くことにしています。
悩みのほとんどは、ゆうやの誤解であることが多いです。
「ゆうや、それは誤解よ。その人は怒っていないよ。」
私がちょうど居合わせた時には、具体的に説明をしてゆうやの誤解を解くことができます。
けれど、その場にいない時にゆうやが誤解をした場合は、難しいです。
「ボクはこう思うんだけど、、、。」と、ゆうやはなかなか考えを変えません。
そんな時は、その場に居たと思われる方に助けを求めます。
「その時の様子を教えて頂けませんか?」
その方が直接ゆうやに説明してくださったり、かわりに私が説明をしたりして誤解を解くようにしています。
ゆうやはいつまでも誤解を抱えたままでは、とても苦しむからです。
また、反対にゆうやが誤解されることも度々あります。
見た目はしっかりしているように思われがちですが、気持ちや言うことが幼いことを理解してもらえないことがあります。
ゆうやと話をした人が、目を見開いて驚かれることがあります。
偶然、私が居た時にはゆうやの発言について説明をさせて頂いていますが、私が居ない時には誤解されたままになっていることでしょう。
何年も一緒にいる私でも誤解していることもありますから、これは一生の課題かもしれません。
誤解したり誤解されたりの多いゆうやですが、これからもフォローしていこうと思います。
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ゆうやは、最近、また前歯が痛いと言っていました。
火曜日は朝から歯医者さんんへ行きました。
「先生、前歯が痛いです。膿がたまっているんじゃないかなあ。」と、ゆうやは状況説明をしました。
まずレントゲンを撮って頂きました。
前回と比べると、炎症部分が小さくなっていました。
先生は随分考えられてから「今回は、薬を入れ替えましょうか。」と、おっしゃいました。
ゆうやは、嬉しそうに診察台に乗っていました。
「先生、あのね。ボク、今日はシルバーの電車に乗ったんです。」
「シルバーの電車に乗ったの?良かったね〜。」
「それでね。」
と、ゆうやはこれから治療が始まるというのに、おしゃべりを止めません。
「ゆうや、ちょっと黙ってね。」と注意をすると、ゆうやはようやく口を閉じました。
「はい、あ〜ん。」
「あ〜。」
口を開くと、またおしゃべりが始まりました。
「あのね、先生。ボクね、時々ショートステイに行っているんです。」
「ショートステイに行っているの?」
先生は、ゆうやのおしゃべりに必ずつきあってくださいます。
口の中に器具が入っても、ゆうやは「あのね、ふにやふにゃ〜。」と話を続けていました。
「ゆうや、先生が治療してくださっているから黙りましょうね。」と、私はまた注意しました。
おしゃべりが止まったと思ったら、今度は笑い始めました。
「楽しい〜♪」
障害を持った患者さんばかりを診てこられた先生ですから、対話もしながらタイミングを見て治療してくださいました。
治療が終わり、ゆうやは嬉しそうにしていました。
「先生、ありがとうございました。」
治療を受けに来ているのか、おしゃべりをしに来ているのか分からないぐらいですが、歯医者さんを嫌がらなくなってほっとしています。
ゆうやは次回の診察も楽しみにしているのでした。
優しい先生で良かったね♪
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ゆうやは、週末、この上なく幸せそうな顔をしていました。
大好きなヘルパーさんと一緒に、お出かけすることができるからです。
朝からソワソワしていました。
お昼ご飯を食べてしばらくすると、インターホンのモニタの方を見たいと言いました。
「ピンポ〜ン」と鳴った時に、ヘルパーさんを確認したいのだそうです。
ワクワクしてモニタを眺めていたのですが、時間が過ぎてもインターホンは鳴りません。
「あれ?」
私もおかしいなあと思い、ケアステーションに電話をしてみました。
手違いで、スタート時間が1時間遅れで伝わっていました。
ヘルパーさんは、慌てて仕度をして来てくださいました。
その後、ジムへ行ったり電車に乗ったりして楽しむことができました。
帰宅したゆうやは、嬉しくてとろけそうな表情でした。
「今からヘルパーさんと一緒に歌を歌いたいです♪」と、ゆうやはヘルパーさんにお願いをしました。
「何を歌いたいの?」
「ケツメイシの夏の思い出です!」
ゆうやからの依頼で、私はパソコンで夏の思い出を再生しました。
ゆうやは、ヘルパーさんと廊下に移動して歌を歌っていました。
リビングで歌うのはなんだか恥ずかしいのだそうです。
とっても楽しいひとときを過ごしたゆうやは、始終ニコニコしていました。
嬉しい幸せな週末でした。
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ゆうやが通っている作業所には、とても明るくて楽しい職員さんがおられます。
その職員さんは、いつも朗らかで元気いっぱいでいらっしゃいます。
ゆうやも毎日、お世話になっています。
「職員さんが面白いよ♪とても楽しい♪」と、ゆうやはとても喜んでいます。
けれど、面白過ぎて困ったことが起きてきました。
その職員さんがお茶を飲ませてくれる際、ゆうやは楽しくてどうしても笑ってしまうのだそうです。
そうすると、お茶が気管に入り、毎回、咳き込んでしまうとかー。
「その職員さんに飲ませてもらうと、笑ってしまって苦しくなるんだ。」と、ゆうやは困っています。
笑わないようにね、と言っているのですが、無理なようです。
また、トイレに連れて行って頂く時もやっぱり笑ってしまうのだそうです。
笑うと足に力が入りません。
ゆうやはガクッと膝が折れたり、或は職員さんにぶら下がってしまうことになります。
「危ないよ〜。」と職員さんも注意を促してくださるのですが、ゆうやの笑いは止まりません。
他の職員さんとトイレに行ったら、笑わずに協力できるそうなのですが、、、。
とうとう、先日、トイレで転倒しそうになりました。
ゆうやは「笑ってしまって危ないから、お母さん、作業所にそのことを電話してください。」と言いました。
そこで、今朝、担当職員さんに電話で相談させて頂きました。
「皆で話し合って対策を考えさせて頂きます。」と、お返事してくださいました。
楽しいことはいいことだけど、危険な状態は避けなければなりません。
来週、対策案を連絡してくださるとのことで、ほっとしました。
ゆうや、あまり笑い過ぎないようにね。
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ゆうやは、なぜか人から叱ってもらうことが好きです。
ただ、叱ると言っても「やさしく」叱ってもらうことが嬉しいのだそうです。
先日も女性ヘルパーさんに「今度、ケアの時に叱ってほしいです。」とお願いしていました。
当日、その女性ヘルパーさんは急遽別の用事ができ、他の女性ヘルパーさんが来てくださいました。
ゆうやは最初ガッカリしていましたが、来てくださったヘルパーさんに叱ってもらえるようお願いすることにしました。
「ボクを叱ってください。」
「いいですよ。」と、女性ヘルパーさんは笑顔で快く引き受けてくださいました。
入浴後、ベッドに行く前に2人で楽しそうに廊下に移動しました。
女性ヘルパーさんは、早速ゆうやを叱ってくださいました。
「ゆうやくん、お母さんのいうことをちゃんと聞かないとダメよ!」
女性ヘルパーさんは、一生懸命叱ってくださいました。
ゆうやは自分が想定していた以上に、ヘルパーさんに迫力があってとても驚いていました。
ゆうやが驚いている姿を想像すると、私は可笑しくて笑ってしまいました。
叱ってもらってからベッドに移乗したのですが、男性ヘルパーさんが「ゆうやくんのパジャマが濡れています!」とおっしゃいました。
なんとゆうやは、汗びっしょりになっていました。
あらまあ〜。
ゆうやは緊張のあまり、こんなに汗をかいたのですね。
「ちょっと迫力があってビックリしたー。」と、ゆうやは目を見開いて言いました。
ゆうやは「やさしく、叱ってください。」と言うのを忘れたのでした。
これからお願いする時には「やさしく」を忘れずにね♪
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