ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

実習生の涙

2011-01-14 00:54:23 | 足漕ぎ車椅子COGY(コギー)関連
昨年秋頃より、ケアステーションから、実習生の方々が来られるようになりました。

その日、その日で毎回来られる方が違うので、ゆうやも「どんな方が来られるのかな~。」と楽しみにしています。
若い方もおられれば、年配の方もおられます。
やはりゆうやは男の子なので、女性の実習生の方が来られるとニコニコ顔です。

先日も、ケアステーションの社員さんに付き添われて、優しそうな女性の方が実習生として来られました。
その日は始業式で早い帰宅のため、スクールバスの迎えは私が行っていたので、実習はトイレ介助見学から始まりました。

室内用座位保持椅子から立ち上がり、トイレへ~。
移乗の様子を見て頂きました。
ゆうやは始終にこにこ笑っています。

その後、天気が良かったので、足漕ぎ車椅子に乗るところを見て頂くことにしました。
今回の実習生の方は、とても熱心な方で足漕ぎ車椅子について、ケアステーションの社員さんにいろいろ質問されていました。

いざ通りに出て、ゆうやがペダルを回し始めると、温かいまなざしで見守ってくださいました。
「足を回せるんですね。」
「もう随分進みましたが、休憩はしないのですか?」
ゆうやの様子を見ながら、気遣いもしてくださいました。

ゆうやは、信号待ち以外は休まずグングン、ペダルを漕ぎ続けます。
私達健常者と違い、ペダルを回すのも至難の業です。
ぎこちなく、リズムも一定ではありませんが、ゆうやは一生懸命ペダルを回していました。

時折真剣な表情も見せながら、でも嬉しそうに笑顔で頑張りました。
最後に無事、駅に到着した時、ゆうやは「よしよし~って頭を撫でてください。」とリクエストをしました。
実習生の方は、にっこり笑って頭を撫でてくださいました。

ゆうやを見送った後、社員さんと実習生の方はケアステーションに帰られました。

後から聞いたのですが、ゆうやが足漕ぎ車椅子のペダルを回している間、涙ぐんでおられたそうです。
実習生の方は涙ぐんでこう言われたそうです。
「残存している機能を使って一生懸命頑張っている姿に感動しました。笑顔で頑張っている様子に胸を打たれました。」

私達が「あたりまえ」と思っている「体が自由に動くこと」は「あたりまえ」ではないのだということを深く認識されたそうです。
ゆうやの頑張る姿に、私達健常者が励まされ、普段意識していないようなことに気づかされる毎日です。


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コメント (2)