瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその～。
ゆうやが赤ちゃんの時、ドクターがゆうやの身体の反射を調べられました。
「ここも、そこも反射がありますね。」
私は反射があるというのは、良いことだと思って喜んでいました。
ところが、ドクターからは「この反射があるのは、良くないです。」と言われ、ショックを受けました。
私にはない反射が、ゆうやにはあったのです。
さらに、ゆうやは通常、人が持っている反射も持っていますが、その反射がとても強いということが分かりました。
反射が強いということは、例えば、何か驚いたことがあった時に膝や肘が強く曲がります。
ゆうやの介護をする際には、この反射に気をつけなければ大変なことになります。
ゆうやが立つのを介助している時にゆうやが驚くようなことがあれば、膝が勢い良く折れますので一瞬にして踏ん張る力が「０」になります。
転倒を防ぐ為に、介護者は必死でゆうやを抱えなければなりません。
昨日は、ゆうやがベッドに横になっている時に強い反射が出ました。
ちょうど私は、ゆうやのお腹をマッサージしていました。
くすぐったくなったのか、ゆうやが膝を突然引き上げました。
そうしましたら、その膝が、私の顔にガツンと当たり、私は顔面打撲してしました。
「痛っ！」と思わず口に出してしまい、「しまった。」と思いました。
ゆうやは、私に痛い思いをさせたと分かったら、パニックになります。
「お母さん、痛いの？」とゆうやが尋ねましたが、私は痛みをこらえて「痛くないよ。大丈夫。気にしなくていいよ。」と言いました。
すると、ゆうやは安心した様子で笑顔になりました。
ひとしきりゆうやの世話をしてから、私は打撲したところを冷やしました。
腫れてしまったら、ゆうやがまたパニックになってしまうからです。
ゆうやの脚が思いのほか、長いことに驚きました。
いつの間にか、ゆうやはこんなに背が伸びていたのですね。
これからは、ゆうやの反射を念頭に入れて、もっと注意深く介護しなければと思いました。
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昨日、ゆうやは久しぶりに「風船バレーボール」を見学に行きました。
風船バレーは、ボールの代わりにゴム風船を使って競技します。
チームは、障害のある選手３～４名と障害のない選手２～３名の合計６名で構成されます。
風船を床に落とさないように、チーム全員がボールにタッチした後で１０回以内に相手コートにボールを返さなければなりません。
勢い良くアタックした際には、時々風船が割れることもあるようです。
さて、ゆうやは電車やバスを乗り継いで、体育館へ行きました。
空調も整っていて、比較的過ごしやすい体育館と聞いていたので、私も安心でした。
体育館では、大勢の人達がプレーしていました。
風船バレーの大会が目前ということで、皆、真剣に練習に取り組んでいます。
想像したとおり、皆、大きな声でかけ声を掛け合ったり、風船が割れたり、ゆうやにとってビックリすることばかりでした。
あらかじめ分かっていたのですが、それでもゆうやは大好きなヘルパーさんにお会いしたくて行ったのでした。
休憩時間に、ヘルパーさんがゆうやのそばに来てくださいました。
おしゃべりできて、ゆうやはとても嬉しそうでした。
しばらくの間、見学してから帰路につきましたが、帰りのバスの中で、ゆうやはぐったりしていました。
「あ〜、疲れた〜。皆、声が大きくて、、、。」
昨夜は、早くからベッドで眠りにつきました。
風船バレーを観ただけでこんなに疲れるなんて〜。
プレーをしていた人達よりも早く寝たかもしれません。
障害のある人もない人も一緒にプレーできるスポーツの存在は、貴重だなあと思いました。
皆さん、大会に向けて頑張ってくださいね。
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早いもので、もう８月も下旬となりました。
それでもまだまだ毎日、暑い日が続いています。
先日ようやくショートステイで８月のカレンダーを作る機会があり、部屋には花火カレンダーを飾っています。
８月のカレンダーを作ったばかりですが、今週、ゆうやは作業所で９月のカレンダーを作りました。
今回はお月見がテーマだったようです。
丁寧に塗り絵で仕上がっています。
これはまた全部職員さんに塗ってもらったのかしらと、疑問に思いました。
ゆうやに尋ねると、ゆうやは口をとがらせて言いました。
「ボクも色を塗ったよ。」
よく話を聞くと、職員さんがゆうやの手を持ってくださり、一緒に色塗りをしたのだそうです。
いつもなら線からはみ出るところですが、職員さんがコントロールしてくださったようです。
それでこんなに奇麗に色塗りができたのですね。
９月のカレンダーはなんとも可愛らしい雰囲気です。
９月になったら、我家もお団子を用意しましょうか。
ゆうやと一緒にお団子を食べるのが楽しみです。
８月も残りあと僅かですが、暑さに負けないで頑張ろうと思います。
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ゆうやは、血流を良くする為に水分補給をまめにしなければなりません。
在宅時はもちろんのこと、外出時も頻繁に水分補給をしています。
作業所でも職員さんに、水分補給をお願いしています。
ゆうやは、外出時はペットボトルにストローを入れてお茶やお水を飲んでいます。
自分でキャップを回したりストローを取り出したりできませんので、全て介護者がすることになります。
ペットボトルのキャップを回す際、ウッカリ手が滑ってキャップを落とす時があります。
作業所でも職員さんがよくキャップを落としていると、ゆうやが言いました。
落ちたキャップは、洗浄されることなくそのまま使われているようでした。
ゆうやは、免疫力が低下していますので、これはなんとかキャップが落下するのを防ぎたいと思いました。
そこで、ペットボトルキャップホルダーを使用することにしました。
キャップに被せたホルダーを回せば、キャップはホルダーの中に収まっていますので落ちる心配がありません。
これで安心と思っていましたら、ゆうやからまた、時々キャップが床に落ちている話を聞きました。
ある職員さんは、ホルダーを取り外してからキャップを回しておられるそうなのです。
それでは、ホルダーをつけている意味がなくなります〜。
再度、ホルダーごと回してくださるようお願いをしました。
最近、ホルダーが古くなり、ちぎれそうになっています。
新たに買い直さなければと、100円ショップに行きました。
ピンクとグリーンの２色並んでいましたので、２色とも買いました。
これでまた暫くは大丈夫です。
細菌感染防止にペットボトルキャップホルダーは、大活躍しています♪
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ゆうやは毎月、作業所でカレンダー作りをしています。
先月末のカレンダー作りは、残念ながら病院での診察があり、参加することができませんでした。
仕方なく、７月の「太陽とひまわり」カレンダーを飾り続けていました。
さて、ゆうやは先週、ショートステイを利用しました。
迎えに行くと、部屋に美しい花火のカレンダーが貼られていました。
カラオケタイムに、カレンダー作りをさせて頂いたようです。
ゆうやはハサミを使うことが難しいので、職員さんが切り絵をしてくださいました。
ゆうやは花火を貼ったのだそうです。
とても鮮やかな花火カレンダーが、我家を華やかにしてくれています。
ちょっと遅いカレンダー作りでしたが、８月に間に合いました。
夏は、地元では花火大会が続いてありましたが、ゆうやは花火を見ることができませんでした。
ビルが建ち並んでいて、視界が遮られてしまうのです。
かといって本物の花火を間近で見ると、音にビックリして逃げ出してしまいます。
カレンダーで花火を楽しむのが、ちょうど良いのかもしれません。
８月もあと１０日ほどです。
９月のカレンダー作りをする日も迫っていますが、しばし花火カレンダーを眺めて楽しもうと思います。
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