足こぎ車椅子と共に

昨日、ゆうやは足こぎ車椅子に乗りました。

午後、とても日差しが強くて圧倒されました。
帽子を被って紫外線対策をしました。

ゆうやはというと、そんな暑さもなんのその、ペダルをグングン回していました。
私がちょっとモタモタしているうちに、あっという間に行ってしまいました。

「ちょっと待って～。」
私はゆうやの車椅子を押しながら走りました。

ゆうやはニコニコ笑っています。
さあ、少し道に傾斜がついていて今から上りですよ。

付き添ってくださっていたヘルパーさんは、とても驚かれました。
「ぼくは、力を入れていませんよ。押してもいません。ゆうやくん１人の力だけでこれだけ進んでいますよ！」

そのヘルパーさんは、ゆうやが入院している時によく足こぎ車椅子に乗せてくださいました。

病院の廊下で乗っていたのですが、薬の影響で足に力が入らず、なかなか前へ進みませんでした。
ヘルパーさんが後ろから押してくださり、ようやく少しずつ進むという感じだったのです。

「凄いですね。こんなに足の力がついてきているなんて！」

太陽の日差しの下、足こぎ車椅子に乗って風を切っているゆうや。
ああ、ゆうやはなんて活き活きとしているのでしょう。

足こぎ車椅子と共にこの夏も乗り切ろうと思います。


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手帳の更新

ゆうやは身体障害者手帳と療育手帳と、手帳を２つ持っています。

５歳の時に身体障害者手帳を申請しましたが、療育手帳は申請していませんでした。
私としては、ゆうやが療育手帳を持つに値することを認めたくなかったということもあります。

日常生活において、療育手帳を持っていなくてもさほど不便は感じませんでした。
ただ、身体障害者手帳は車椅子や装具などを作る時に必要ですから、私はこちらの手帳のみでも大丈夫だと思っていました。

ところが、中学３年生になった時、進路相談の際、療育手帳を申請するようにと言われました。
身体障害者手帳と療育手帳の２つなければ、公立高校の特別支援枠を受験することができないのです。

そこで、私はすぐに役所へ行って申請をしました。
その後、児童相談所へ行き、面談を受けて判定を受けました。

手帳を取得したのは、今から５年前になります。
療育手帳は、５年毎に更新をするそうです。

この度、役所から通知が来ました。
昨日は朝からゆうやと役所へ行き、面談を受けました。

昨日はゆうやもゆうやなりに熱心に話をしていました。
電車が好きなこと、音にビックリすることなど～。

これで終わりかとおもいきや、遠方にて本格的な面談があり、判定を受けるそうです。
随分混んでいるらしく、面談は２～３ヶ月先になるだろうと言われました。

次の面談は少々遠方なので、１日仕事になりそうです。
手帳が更新されるのは秋頃でしょうか～。


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採血

昨日、私は癌の検査のため、病院へ行きました。

病院では血液検査とエコー検査を受けました。
血液検査では、上手な看護師さんではなかったので、採血に一苦労しました。

ゆうやは私が病院へ行っている間に、作業所から帰宅しました。
ヘルパーさんに受け入れをお願いし、ゆうやを迎えて頂きました。

家の表にお出かけ用バッグやおやつを置いて出ていましたので、ヘルパーさんは作業所のバッグと交換して、ゆうやを電車に連れて行ってくださいました。
ゆうやの帰宅と私の帰宅は、ほぼ同じ時間でした。

「お母さん、ただいま～。」
「ゆうや、お帰りなさい。」

ゆうやはチラリと私の腕の小さな絆創膏を見ました。
「お母さん、採血したの？」

おお～！？
ゆうやは良く見ていますね。

「そうよ。お母さん、今日は採血をしましたよ。」
「痛かった？」
「ちょっと失敗して、痛かったわ～。」

ゆうやとこんな会話ができると思っていませんでした。
ゆうやも採血を何度も体験し、失敗した時の痛さや採血後の絆創膏のことを知りました。

病気によって学んだことも沢山あります。
長い入院生活もいい経験となっているのですね。

御蔭様でエコー検査の結果は良好でした。
これからもゆうやの世話を頑張ろうと思います。


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腕のリハビリ

昨日は２週間ぶりにリハビリ病院へ行きました。

最近、肘が少し曲がってきているような気がしていて、気になっていました。
リハビリの先生にそのことを話すと、腕のリハビリに入ってくださいました。

まず、左右の指と指の間に指を入れて、祈りのポーズをとります。
ゆうやは以前は、手と手を合わせてさっとこのポーズができたのですが、今は全くできなくなっています。
介護者がゆうやの指１本１本を反対側の指の間に入れていきます。

次に、ゆうやの正面に対象物を置き、祈りのポーズのまま手でその対象物を触るように誘導します。
「これを両手で触ってごらん。」

ゆうやは、腕を伸ばさずに、上体を前へ倒して対象物を触ろうとします。
ベルトで上体を留めていますから、ある程度上体を前へ倒すとそれ以上は前へ倒れなくなります。

そこからやっとゆうやは腕を伸ばそうと努力します。
まあほんとに少しずつ伸びていきます。
１ミリずつ伸びていく感じです。

肘は完全には伸びきりませんが、対象物に触ることができると、ゆうやも大きなため息をつきます。
「は～。触れた～。」

相当な集中力を要するようです。
伸ばすばかりでは疲れるので、先生は今度は「両手で顎を触ってごらん。」とおっしゃいました。

ゆうやは祈りのポーズのまま両手を顎に持っていこうとするのですが、なかなか顎に届きませんでした。
何度かトライしているうちに、顎に到達～。
これは割合すぐにできました。

肘を曲げたり伸ばしたりと、自分の意思で行うことがとても良いリハビリになるそうです。
やはり自分で伸ばそうとすることが大事なのですね。

本当に簡単そうなリハビリですが、ゆうやは相当疲れたようでした。
私達には分からないけれど、ゆうやにとっては大変なことなのですね。

「家でもしてみてくださいね。」と先生がおっしゃいました。
焦らず、ゆっくり取り組んでみようと思います。


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被る日傘が届きました

先日注文した被る日傘が、届きました。
（被る日傘　2013-06-20　http://blog.goo.ne.jp/yuyaproject/e/937c8167994a9cd952bcf2701a40afd2）

早速、中を開けてみると傘カバーに入った状態で梱包されていました。
長さは２つ折りの折りたたみ傘と同じくらいの長さです。

日傘を広げると、傘骨に紐が数本取り付けてあります。
さらにその紐に、太さ３センチほどのゴムベルトが取り付けてあります。

そのゴムをヘアーバンドのように頭に取り付けて装着完了です。
試しにゆうやにかぶせてみました。

坊主頭に、ピッタリです。
なんて似合うのでしょうか。

皆で「似合う～♪」と見ている時に、ベテランヘルパーさんがポツリと言いました。
「これって、ヘルパーが眩しくありませんか？」

日傘はシルバー色で紫外線を９９％以上カットするそうなのです。
「ヘルパーは９９％以上カットされた紫外線を日傘からの反射で浴びることになるのでしょうか。」

ひゃ～、もしそうなら大変です。
「日焼け止めクリームをしっかり塗らないといけませんね。」
「良かったらゆうやのサングラスもかけてください。」

実際使用してみないと、どれぐらい眩しいかは分かりません。
使用するのが楽しみなような、ちょっと恐いような、、、。

もし眩し過ぎたら、ヘルパーさん、ごめんなさいー。


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