ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

笑顔の素敵な車掌さん

2012-01-31 00:21:54 | 日記
ゆうやは殆ど毎日、電車に乗りに出かけます。

JRや私鉄電車、地下鉄など、いろんな電車に乗ります。
その際、多くの人との出会いがあるのですが、なかでも、特に印象に残っているのが、地下鉄の車掌さんです。

その車掌さんは、いつもにこにこされています。
その車掌さんに初めてお会いしたとき、私は、非常に驚きました。

普通の笑顔ではなく、本当に優しさが溢れている笑顔なのです。
ふわ~っと柔らかな雰囲気がまわりにまで伝わってきます。

ゆうやが車椅子で地下鉄から降りるときも、にこにこ笑顔で、見守ってくださっていました。
そして、ゆうやが列車を見送る時に手を振っていると、車掌さんも笑顔で手を振ってくださいました。

なんて素敵な笑顔の車掌さんでしょう。
私もゆうやも、その車掌さんに再びお会いしたいと思いました。

ある日、その車掌さんが乗っておられる列車に乗ることができました。
「あ、お母さん!あのにこにこされている車掌さんだよ。」
「そうね。よかったね。」

ゆうやは嬉しそうに車掌さんに手を振りました。
すると、車掌さんも笑顔でゆうやに手を振ってくださいました。

ふとまわりを見ると、おじいさんもおばあさんも、小さなこどもたちも、皆その車掌さんの笑顔にひかれて集まって来ていました。
小さなこどもたちも、その車掌さんに手を振っていました。

車掌さんは列車が出発する際、まわりの人達に笑顔をふりまき、手を振っておられました。
ずっと満面の笑顔でした。

車掌さんの御蔭で、心がふわっと温かくなり、その場にいる人も笑顔になりました。
まるで、物語に出てくる主人公のようです。

笑顔で人を幸せにすることができるのですね。
こんなに人を幸せにできる笑顔の車掌さんがいらっしゃることに、私は感動を覚えました。

ゆうやは、今度お会いしたら、お名前を尋ねたいと言っています。
さて、次はいつお目にかかれるでしょうか。



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本当の優しさがまだ分からないよ

2012-01-30 00:28:33 | 日記
ゆうやは、身体は高校生ですが、気持ちはまだまだ「こども」です。

「お母さんに謝った方がいいよ。」と言ってくれたヘルパーさんのことを昨日、書きましたが、ゆうやはそれを叱られたと受け取っています。
だから、今はそのヘルパーさんのことを「恐い人」だと間違って理解しています。

ゆうやには、人の本当の優しさがどうもまだ分からないようです。
私はそれが残念でなりません。

ゆうやに嫌がられることを分かっていながら、敢えてゆうやに諭してくださるヘルパーさんは、優しい人なのに。
どうしてそれが分からないのでしょう。

誰でも、耳の痛いことを言われるのは嫌です。
けれども、それをどんな気持ちで言ってくれているのか、普通は想像できます。

あ、でも、大人でもなかなか理解できないこともありますがー。
相手の為を思って言っても、悪く受け取る場合もあります。

ゆうやには、本当の人の心というものを分かってほしいと思います。
それにはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、今のままでは不幸だと思います。

キラキラ光る宝物を捨てているのと同じです。

誰がゆうやのことを思って叱ってくれるのでしょうか。
叱ってくれる人、諭してくれる人はとてもとても貴重です。

しかしながら、今のゆうやには、全く理解できないようです。
当分は、私がゆうやを叱ったり諭したりしていこうと思います。

他の人にその役目をして頂くのは、申し訳なく思います。
親として私の胸が痛みます。

ゆうやには、これからゆっくりと話をしていくつもりです。
何度でも同じことを繰り返し言うつもりです。

時間をかけて、いろんなことを体験して、そしてきっといつか分かってもらえると信じて~。



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謝ることの大切さ

2012-01-29 01:04:59 | 日記
ゆうやは幼い頃、自分が悪かったと思ったことはすぐ謝りました。
私はそのことをとても評価していました。

ところが、思春期に入ってから、だんだん潔さがなくなってきました。
恥ずかしい気持ちも入り混じってきたのでしょうか。

先日も、朝から大暴れして介護にとても苦労した日がありました。
ゆうやは、無理を言ったり、身体をわざと硬直させて介護ができないようにしたり、偉そうに言ったり、、、。

スクールバスに乗せるのに、一苦労しました。
1人になって、私は足腰がとても痛んでいることに気づきました。
その後、少し横になって休みました。

ゆうやが帰宅してからヘルパーさんが来てくださり、ゆうやは外出しました。
ヘルパーさんは、ゆうやにこっそり言ってくださったそうです。

「ゆうやくん、お母さんに謝った?」
「謝っていません。」
「お母さんにちゃんと謝った方がいいと思うよ。」
はい、、、。
「ちゃんと謝ることができたら、大人になっていけるよ。早く大人になろうよ。ゆうやくんが大人になるのを僕も待っているよ。」
はい。
「じゃあ、家へ帰ったらお母さんに謝ろうね。でも、僕が言ったことは秘密だよ。」
「はい。」

ゆうやが帰宅して~。
「お母さん、あのね、秘密です!秘密なんだけどね、お母さん、ごめんなさい。」

ヘルパーさんは横で苦笑いしながら、ゆうやを見守ってくださっていました。
ゆうやが大人になるためにと、ヘルパーさんも協力してくださいました。

ゆうやは春には社会人になります。
ゆうやには、きちんと謝れる人になってほしいと願っています。

謝るということは、恥ずかしいことではありません。
謝ることができるということは、人をいたわったり、思い遣ったりできるということです。

これから毎日の生活の中で、ゆうやに謝ることの大切さを教えていきたいと思います。



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診察を受けました

2012-01-28 00:47:52 | 日記
昨日は、頸椎損傷で入院していた病院で診察を受けました。

受付を済ませてから、かれこれ3時間ほどしてやっと順番が回ってきました。
その間、じっと待つのですが、ゆうやにはとても退屈です。

廊下のテレビでは、国会が中継されていました。
ゆうやはとりあえず、国会中継を見たいと言い、テレビが見える場所に移動しました。

「順番が回ってくるまで、駅に行って電車を見て来たら?」
「うううん。ぼく、ここにいるよ。」

ゆうやは辛抱強く、待ちました。

暖房がとても効いていて、空気が乾燥していました。
1時間も経過すると、のどが乾き、暑くなってきました。

「ゆうや、ちょっと外に出たら?」
「そうだね。そうするよ。」

ゆうやはヘルパーさんに、外へ連れ出して頂きました。

しばらくすると、ゆうやはすぐに戻ってきました。
「どうしたの?」
「雨が降ってきたんだよ。」

せっかく外に出たのに、それは残念です。
じゃあ、待つことにしましょうか。

ゆうやは大人しく、じ~っと待ちました。
そして3時間経って、順番が回ってきました。

握力の検査をしましたが、針は全く動きませんでした。
握力が5キロ以下という結果でした。

指先の力も検査しましたが、0.5という結果に終わりました。
待ちくたびれていつもより力が出なかったのかもしれませんが、それにしてもあまりいい結果ではありませんでした。

ドクターからは「とにかくリハビリを頑張ってください。」と言って頂きました。

今は毎日、学校でストレッチや立位訓練をして頂いています。
でも、もうすぐ卒業です。
ストレッチや立位訓練を家庭でどのようにしていくか、検討しなければなりません。

さて、どうしましょうか。
ゆうやのママは一休さんのようにいい知恵が浮かぶでしょうか~。


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バスに乗り遅れちゃったよ

2012-01-27 00:48:09 | 日記
昨日、ゆうやはスクールバスに乗り遅れました。

朝、着替えや食事を済ませてから、さあ、車椅子に乗りましょうという時になって急に「トイレに行きたい!」と言い出しました。
「トイレに?さっき行ったじゃない。」
「行きたい!」

トイレに行きたいのなら仕方がありません。

「急いでね。」
「どうして急がないといけないの?」
「もうすぐスクールバスが来るからですよ。」

そうこうしているうちに、スクールバスが到着する時間になりました。
「ゆうや、バスが来る時間になったよ。早く行かないと、バスが行ってしまうよ。」
「ぼくはまだトイレにいる!」
「さあ、ゆうや、握っている棒を放して。」
「放しません!」
「放して!」
「放しません!」

ああ、間もなくバスが出発してしまいます。
私はゆうやを急かせて車椅子に乗せました。

もう靴を履いている時間もありません。
私はゆうやの靴を手に持って、車椅子を押しながら走りました。

「お母さん、ぼくはどうして靴を履いていないの?」
「あとで履くよ。時間がないの。」

バス停に着くと、バスはもう出発した後でした。

ゆうやは愕然としていました。
「バスが行ってしまった、、、。」
バスはゆうやのことを待ってくれると思っていたらしいのです。

スクースバスには乗れませんでしたが、定刻がきたら行ってしまうことを体験できて良かったです。
これから時間の概念が少しは変わるかもしれません。

ゆうやは、がっくり肩を落として家に戻りました。
その後、電車で登校し、ゆうやは楽しみな給食を無事食べることが出来ました。

「お母さん、今日は学校へ行って良かった~♪」
夕食時、ゆうやはにこにこ笑顔で言いました。

今度から、もう少し早く起きるようにしようね。



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