東北の光

ゆうやパパの取引先には、この度被災された方が沢山おられます。

何もかも無くしても、再び立ち上がっておられる方々もおられます。
ゆうやのパパはそんな方々を応援すべく、日々一生懸命頑張っています。
取引先の方々の要望に応えられるよう、あちこち走り回って品物を調達しています。

ゆうやのパパは、東北の方々の話をするときは涙目になります。
「東北の人はみんな辛抱強いよ。僕なんかとうてい真似ができないよ。」

被災しても文句も言わずに、たんたんと復興に向けて努力されておられる姿に、胸を打たれると言います。
なにもかも無くしたのに、希望を持って立ち上がられる姿勢に感動すると言います。

そして昨日。

東北の取引先の方から新鮮なサンマを送って頂きました。
「いつも有難う。有難う。」と。

サンマは身が締まっていて、ピカピカに光っていました。
早速、サンマをお造りにしました。
皮がピッときれいに、はがれました。

一切れ、口に入れて感動しました。
サンマが甘いのです。

私はお箸が止まりませんでした。
ゆうやのパパの酒の肴が、あっという間になくなってしまいました。

取引先の方のお気持ちがとても嬉しく、サンマも最高に美味しくて私は胸が熱くなりました。
何よりも、東北の方々が復興にむけて輝いておられることが、心より嬉しく思います。

私には、東北の方々が光を放っておられるように思います。
希望の光。
感謝の光。
命の輝き。

私も東北の方々のように光り輝くような志を持って、生きていきたいです。
希望を持って前へ進み、感謝の心で生きるということ。
そして、命を輝かせたいと思いました。


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ゆうやはお客様が好きです

ゆうやはお客様が大好きです。

小さい頃から、来客があるととても喜びました。
お茶をお出しすると、ゆうやも一緒になって「どうじょ、どうじょ。」と勧めていました。

お客様が遠慮してお菓子に手をつけられないときなども、「どうじょお召し上がりくだしゃい。」と勧めていました。
ゆうやは、おもてなしをするのが好きなようです。

大きくなった今でも、お客様と一緒にお茶を飲んだりお菓子を食べたりすることが大好きなようです。

「お母さん、今日はどんなお菓子？」

お菓子に興味があるのかな？と思っていたのですが、そうでもないようです。
お客様にお出しするお菓子があるのかどうか確かめているようなのです。

「お客様は、お茶飲まれるかなあ。」
「飲まれると思うよ。」

実際にお客様がお茶を飲まれると、とても嬉しそうにその様子を見ています。

時折、先に話をしてお茶をお出しするタイミングを逃していると、ゆうやの方から催促があります。
「お母さん、お茶をお出ししてくださいよ～。」
「あ、はいはい。そうね。お茶をお出ししないとね。」

もしも食事も一緒にすることになったら、ゆうやは大喜びです。
「一緒にご飯が食べられるね。」

でもこれだけ喜ぶと、お客様が帰られる頃が大変です。
ゆうやはがっくり肩を落とします。
そして、いろいろと話を長引かせて、できる限り引きとめようとします。

お客様がとうとう帰られる時間が来ると、しょんぼり～。
「ゆうやくん、また来るからね。」
「はい、、、。」

お客様が帰られてからも「◯◯さ～ん。◯◯さ～ん。」と呼んだりしています。

ゆうやは本当にお客様が好きなのですね。
賑やかな雰囲気が心地良いのでしょうか。

お客様が帰られた夜は、ぐっすり深い眠りにつくゆうやでした。


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赤ちゃんは好奇心旺盛

昨日、ゆうやは頸椎損傷した時に入院していた病院へ診察を受けに行きました。

電車に乗っているときに、若い夫婦が生後間もない赤ちゃんを抱いていました。
最初はパパが赤ちゃんを抱っこしていました。
抱っこひもにくるまった赤ちゃんは、静かに抱かれていました。

ところが電車が発車して５分も経過しないうちに、赤ちゃんが泣き始めました。
慣れない新米パパは、立ったままリズムをとってあやしていました。

赤ちゃんはますます泣くばかりです。
新米パパが焦っている様子が、こちらまで伝わってきました。
焦れば焦る程、赤ちゃんは激しく泣きます。

すると乗客の中の男性１人と女性１人、いずれも経験豊かな方だと思われますが、その若いパパに近寄って行きました。
「大丈夫？」

若いパパはほっとした様子で、人生の先輩達と話をしていました。
すると赤ちゃんは静かになりました。

でもその先輩達が下車すると、再び火のついたように泣き出しました。
こうなると、ママと交代するしかありません。

パパとママ、選手交代です。

ママが抱っこしたとたん、赤ちゃんは泣き止みました。
パパはちょっと気恥ずかしい様子でした。

パパとママ、いったいどこが違ったのでしょうか。

パパは、赤ちゃんを横に寝かせて抱っこしていました。
ママは、赤ちゃんの頭を上にして縦に抱っこしました。

赤ちゃんは、ママと体がぴったりくっついて安心したのでしょう。
更に注目すべき点は、赤ちゃんの視界が広がったということです。

赤ちゃんはとても好奇心旺盛です。
ゆうやもそうでした。
赤ちゃんの頃から新聞やコンピューターにとても興味を持っていました。

赤ちゃんは赤ちゃん用のおもちゃにのみ興味があるなんて、誰が決めたのでしょうか。
この世に生まれて間もない赤ちゃんには、見るもの聞くもの全て目新しいのです。
「知りたい」「見たい」という赤ちゃんの欲求を妨げると、赤ちゃんは泣きます。

「見たいよ～、知りたいよ～、触りたいよ～。」

ゆうやは、泣きはしませんが、今もこんな感じです。
ちょっと目を離すと、何をしでかすか分かりません。

好奇心があるというのは、成長している証です。
いたずらも、大目にみないといけませんね～。


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ほのぼの筋トレ

ゆうやは最近、毎晩筋トレに励んでいます。
といっても、普通の人のように筋トレすることができないので、人の力を借りて取り組んでいます。

夜、寝る前にベッドに腰掛けます。
背もたれがないと、ゆうやはバターンとそのままどちらかの方向へ倒れてしまうので、ここは要注意です。

しっかりゆうやの体を支えながら、ベッドに座らせる必要があります。
ベッドに腰掛けると、次にベッドの高さを調整して、ゆうやの足裏全面がしっかり床につくようにします。

そして補助する人がゆうやの背後へまわり、ゆうやの体を両足で挟むようにして座ります。
念のため、もう１人、転倒防止の為にゆうやの前で待機します。

さあ、腹筋運動開始です。
ゆうやの背後でいる人が後ろへ体を倒します。
ゆうやも一緒に後方へ倒れます。

「い～ち、に～い、さ～ん。」

背後でいる人が後方へ体を倒したり起き上がったりという運動をします。
前に座っているゆうやは、背後の人へ体を預けているので、自然とゆうやも一緒に体を後方へ倒したり起き上がったりすることができます。

けれども、これは背後の人へとても負担がかかります。
「背後の人の方が、腹筋が割れてくるかもしれないね～。」と笑ったりしています。

ときどき、背後でゆうやを支えてくださっている人に、ゆうやが完全にもたれてリラックスしているときがあります。
ゆっくりくつろいで、なかなか起き上がろうとしません。

「ゆうやくん！ゆうやくん！ぼくはソファじゃありませんよ！」

そんなときは、皆で大笑いするのでしたー。
ほのぼの筋トレ、ゆうやはゆっくり頑張っています。


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最近お気に入りの音楽

ゆうやは音楽が大好きです。

毎日、ベッドに入ってから音楽を聴いています。
もちろんゆうやはベッドに入っているので、自分で音楽をかけることができません。

ゆうやはベッドからパソコンの前に座っている私に、リクエストをします。

「お母さん、まずAKB48の『ヘビーローテーション』をかけてくださ～い。」
「はいは～い。」

「ヘビーローテーション」が終わると、すかさず次のリクエストが出ます。

「お母さん、木村カエラの『バタフライ』をかけてくださ～い。」
「はいは～い。」

「次は、ポールモーリアの『恋はみずいろ』で～す。」
「は～い。」

「あれ？いつもと音が違うよ。」
「え？そう？」

よく聴くと、いつもと少しリズムや音質が違います。
そこで、いつも聴いている「恋はみずいろ」を探しました。

「そうそう、これです。」

ゆうやは、細かいところまで聞き分けているのですね～。

「お母さん、次は浪曲がいいで～す。」
「え？浪曲？じゃあ、『清水の次郎長』でいい？」
「はい、お願いします。」

ゆうやもなかなか渋好みですね～。

毎日、上記最初の３曲は必ず聴いています。
そしてその後は、その日によって変わります。
「清水の次郎長」、「にんげんっていいな」、「涙のトッカータ」、Mr.Childrenの「HANABI」などです。

こうして音楽を何曲か楽しんでから、ゆうやは寝ていくのでした。


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