瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその～。
ゆうやは紙パンツと紙パッドを使用しています。
頸椎損傷をしてからは排尿障害の症状が強くなり、意識しないうちに排尿してしまっていることがあります。
また、逆に排尿しようとしても尿が出ないことも多々あります。
こうしたことから、紙パンツや紙パッドは欠かせません。
我が家では「おしりふき」も合わせて、ストックの置き場所に苦労しています。
最も困るのが、使用済みの紙パンツの置き場所です。
紙オムツは使用したら普通ゴミとして廃棄しますが、ゴミの日までは家で保管しなければなりません。
今まで長年使用していたおむつペールが、先日とうとう壊れてしまいました。
かれこれ１８年ほど使用したでしょうか。
「長い間、お疲れさま～。」と思いながら、おむつペールを処分しました。
さて、新しいおむつペールを買わなければなりません。
今までは電源が必要なタイプのものでしたが、今回は電源の要らないタイプを探しました。
検索するといろいろヒットしましたが、今回は「プーポット」という名前のおむつペールを購入することにしました。
市販のゴミ袋を使用することができ、においも防げるとのこと。
なんといっても大人用のおむつがしっかり入るものでなければなりません。
「プーポット」は２０リットルの容量がありますので、ゴミの日まで家で貯めておくことができそうです。
私が今回気に入ったのは、見た目がお洒落であるという点です。
場所もとらず、簡単におむつの処理をすることができるのが魅力でした。
さきほど「プーポット」が届きました。
「プーポット」さん、今日からよろしくね。
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ゆうやが特別支援学校の高等部３年生のころ、ちょっと困ったことがありました。
ゆうやが文句を言ったり反抗するようになってきたのです。
特にゆうやのパパとの距離を少し置くようになりました。
学校の先生にそのことを相談すると、先生は笑っておっしゃいました。
「ゆうやの友達、皆、同じですよ。遅い反抗期に入っているんでしょうね。」
「まあ、男同士ですから、誰でもあることでしょう。」
そんなものなんですか～と、私も笑って話を聞いていました。
卒業してすぐにゆうやの反抗期はおさまりました。
というのも、悪性リンパ腫になって長期に渡り入院し、反抗どころではなくなったからです。
最近になってゆうやも元気になり、再び反抗期が始まりました。
反抗期が一時中断されていたのでしょうか。
元気になったと喜んでいいのやらー。
ゆうやもこどもから１人の男性に成長している過程かもしれませんが、それでも意味なく反抗することはいいとは思えません。
昨夜もゆうやのパパが帰ってきただけで、大きな声を出してわめいていました。
「ゆうやのパパの御蔭でご飯も食べることができるし、電車に乗ることもできているのよ。」と普段からゆうやに話しています。
ゆうやは「分かっているよ。」と言います。
けれど、ゆうやのパパに反抗するのは、本当に分かっていない証拠です。
ゆうやは大きな声を出してわめいた後、おおいに反省します。
「ごめんなさい。許してください。」
ただ、これもゆうやのパパに面と向かっては言えません。
ゆうやがもう少し成長して、自分のしていることに気付けばいいなと思います。
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ゆうやは演歌が好きです。
休日にはパソコンを楽しみますが、You Tubeで演歌を聴くことが多いです。
ある時、天童よしみさんの歌う「君が代」に聞き惚れていました。
元々、ゆうやは「君が代」がとても好きで、以前から何度も何度も繰り返し聞いていました。
この度は天童よしみさんの歌声に魅せられたようです。
その後、天童よしみさんの他の歌も検索して聴くようになりました。
最近、とてもはまっているのは、「道頓堀人情」です。
休日だけでなく、寝る前に子守唄がわりに聞きたいと言います。
「お母さんのパソコンで天童よしみさんの『道頓堀人情』をかけてください。」
私はゆうやの要望する「道頓堀人情」を再生しました。
その曲には、始まる前に男性の声で台詞が入っています。
「強い言葉を吐く人は 心のどこかが弱い人
ダメだと思うたら ダメになる
負けたらあかんと立ち上がる
さあ、聞いとおくんなはれ」
ゆうやは「負けたらあかん」というところが気に入っているようです。
私は日頃から、自分に負けたらダメだと思っています。
人には何かで負けてもいいんです。
ゆうやにも、自分に負けないような人になってほしいなと思います。
今夜も我が家にはこの曲が流れるでしょう♪
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ゆうやの前で言ってはいけない言葉があります。
その言葉を聞くと、パニック状態になってしまいます。
その言葉とは「お母さんがお風呂に入る」「お母さんはお風呂に入っている」というような内容のものです。
例えば、ゆうやのパパがゆうやのママに「お風呂に入ったら？」と勧めてくれたとします。
するとゆうやは途端にパニック状態になります。
ゆうやが「お母さんは？」と尋ねた時に、もしも誰かが「お母さんはお風呂に入っているよ。」と返事すると、それはそれは大変なことになります。
ですから、私が「今からお風呂に入ってくるね。」などと言おうものなら、取り返しのつかないことになってしまうのです。
なぜお風呂にここまで反応するのか、考えてみました。
多分、赤ちゃん～幼児の頃、ゆうやが眠っている間に私は時々お風呂に入ったことがありました。
ゆうやは、目が覚めた時に「お母さんがいないっ！」と焦ったのでしょう。
その時の不安感が今でも拭い切れないようです。
ゆうやが不安になるからと言って、私は入浴しないわけにはいきません。
どうすればゆうやが安心した状態で、私が入浴できるかといろいろ試してみました。
どうしても浴室の方に向かうことになりますので、「お風呂掃除をしてくるね。」と言ってその場を離れると、ゆうやが落ち着いて居られることが分かりました。
それ以降「お風呂掃除に行ってきます。」と言うようにしています。
ところが、最近はそれも通用しない時があります。
ゆうやのパパが出張の時などは、私の妹がゆうやのそばに居てくれるようになりました。
ゆうやのママは、お風呂に入るのも一苦労です（笑）。
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一昨日、作業所で大きな声に大変驚いたゆうやですが、後遺症がありました。
「あ～、驚いた～。」というだけでは済みませんでした。
いつものようにゆうやの腕を伸ばそうをしたのですが、なかなか肘が伸びません。
あまりに驚き、腕が縮んでしまったのかと思うほどでした。
非常な力で腕を収縮させたのでしょう。
昨夜は、ゆっくり丁寧に腕を伸ばしました。
あまり伸びませんでしたが、じっくり時間をかけて緩めていこうと思います。
また、翌日、作業所では何度もトイレに失敗をしました。
ゆうやはショックなことがあると、トイレに失敗してしまうのです。
作業所にはいつも着替えをストックしているのですが、今回は２セット使用しました。
帰宅時には大きな洗濯物のバッグが～。
たった１度のビックリですが、しばらく尾を引きました。
今日もパソコンを楽しみましたが、最初、なかなか指に力が入りませんでした。
私なら気にもとめずに流すできごとですが、ゆうやには相当なショックを受けるできごとだったのです。
ゆうやの筋緊張はとても強いですから、これ以上強くなる方向に刺激したくありません。
けれど、日常の中でやはり緊張する場面は沢山あります。
毎晩、一日の緊張をほぐすために、筋肉を緩めるようにマッサージを続けていこうと思います。
ちょっとした声や物音なら平気になればいいのですが～。
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