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『海よりもまだ深く』 2016年5月21日 丸ノ内ピカデリー

2016-05-21 23:11:31 | 映画 う
海よりもまだ深く』 を初日舞台挨拶の回で鑑賞した。

本日の登壇者は、阿部寛、真木よう子、樹木希林である。
是枝裕和監督はカンヌ出張で残念ながら登壇されず、等身大のポスターを
樹木希林さんが持ってきた(笑)

3人ともカンヌに行ったので話題はカンヌ映画祭の話が多かった。
7分間のスタンディングオベーションを受けたということであるが、
本当はもっと長かったかもしれないというエピソードも披露された。
樹木希林さんがもういいんじゃない...といって終わったようである。
そんな和気あいあいとした舞台挨拶であった。

【ストーリー】
 15年前に1度だけ文学賞を受賞したことのある良多(阿部寛)は、「小説のための取材」と理由を付けて探偵事務所で働いている。良多は離婚した元妻の響子(真木よう子)への思いを捨てきれず、響子に新しく恋人ができたことにぼうぜんとしていた。良多、響子、息子の真悟(吉澤太陽)は、良多の母・淑子(樹木希林)の家に偶然集まったある日、台風の一夜を皆で過ごすことになり……。


近年の是枝監督の作品は好きである。
まさしく今テレビで放送している『海街dairy』、『そして、父になる』と、
その年のベスト級の作品である。
ゆえに、本作もかなり楽しみにしていた。
前2作には及ばないものの、この映画もやっぱり深い。
テーマが人、家族であり、子供視点でも考えさせられる。
でも子供は何を考えているかちょいと分かり辛い。というか父親似で、父親が好きかはわからない。

阿部寛はダメ親父が良い。
真木よう子は愛想つかした夫への視線が怖い。(でもあーいう目で見られたいという人もいるとか)
樹木希林、小林聡美はやっぱり上手い。
それでいて内容も良い。
色々と考えさせてくれるのが是枝監督らしくていいね。
親、夫婦、子供、同僚などみんな色々悩みながら生きている。
それでも親は親で子供を愛している。
内容が深いよ。


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