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『ルック・オブ・サイレンス』 2015年6月30日 ユーロライブ

2015-06-30 22:34:44 | 映画 る
ルック・オブ・サイレンス』 を試写会で鑑賞しました。

大儀や正義だと思えば人はどこまで非道になれるのか

【ストーリー】
 1960年代のインドネシアで秘密裏に行われ、およそ100万人もの命が奪われた大量虐殺。眼鏡技師の青年アディさんは、自分が生まれる前に兄が惨殺されたことを知り、さらに加害者たちがインタビュー映像でその模様を喜々として語る姿にショックを受ける。加害者たちがどのような思いで殺りくに手を染めたのか、そして罪を犯したことを自覚させたいと考えたアディさんは、ジョシュア・オッペンハイマー監督と一緒に彼らと会うことを決意。視力検査を行いながら、加害者たちからさまざまな言葉や真実を引き出そうとするが……。


この映画は先に公開された『アクト・オブ・キリング』の続編というよりは
反対の映画である。
アクト~では共産主義者を虐殺した人たちをドキュメンタリーで追ったものである。
(ちなみに私は見ていません。)
今作は、被害者から虐殺者にインタビューをしていくのである。
インドネシアでは虐殺者はいまだに優遇されているとのことで、
確かに住むところが被害者とは比較にならない。
共産主義者を100万人も虐殺した過去があったのも知らず
ましてやそれが国も関係しているとは思いもしない。
そんなことだから、過去のことを説明するに反省はない。(学校教育でも)
ゆえに、暗殺していた人たちは心の中に傷はあるものの
反省や謝罪は一切ない。もう済んだこと、過去を穿り返すな!というのである。
穿り返して困るような過去ということに気づいてないのか
家族も知らなかったの一点張りである。
この映画を撮ったのも恐ろしければ、被害者(家族)が加害者にインタビューするという
図式は、いまだに力関係があるが故にかなり怖いものがある。
衝撃的なドキュメンタリー作品であった。
(気になるので、アクト~は後で見ることにする)


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まゆ)
2015-07-01 00:28:50
何だか堅そうな映画ですね?
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Unknown (yutarou)
2015-07-01 07:36:37
ドキュメンタリーですからね。。。
1960年代のインドネシアであった共産主義者虐待の
インタビューな感じです。
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Unknown (まっつぁんこ)
2015-07-04 16:05:31
おじいさんの映像がつらかった。
意図がよくわかりませんでした。
体調わるかったしトークはパスして一目散に帰りました(笑)
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Unknown (yutarou)
2015-07-04 18:22:39
2本で語る作品にしたかったんでしょうね。
被害者視点はよくわかるんですけど、
一人に絞ったのは結果論なんでしょうが
そんな危険なことする人は他にいなかったんでしょうね...
そう思うとつらい現実がまだまだ海の向こうにはあるということですね。

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