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ハニカミ王子、ハンカチ王子、オレ八王子

ロードレーサー、畑中勇介オフィシャルブログ

相棒シリーズ2。iRC「INNER SAVER」。と、全日本シクロクロス、DNS!!

2023年01月14日 | 日記
こんばんは。
王子です。
おれ8オウジです。

何から話しましょう。
よし、まずは相棒シリーズ!

今回はiRCから本日発表されたシクロクロス用タイヤインサート
何を隠そう、実は昨年末に行われたiRCカップで男前な優勝を決めたオウジはこれを使用していました!!

前日の試走からテストを開始していて、根っこが多くある雑木林区間で相当なアドバンテージがあることを確認していました。

言いたかったのですが、発表前だったんですよ。

まず、タイヤインサートとは。

チューブレスやチューブレスレディのタイヤの内側に入れるもので、障害物によってタイヤが潰れた際にリムとタイヤの間でクッションになることによってパンクのリスクを大きく軽減する効果が期待できます。

公式には公開されていませんが、別の理由でパンクをしてしまったとしてもタイヤが最低限の形をキープしてピットまでの走行が可能になりやすいですし、サイクリングでも一瞬のパンクで大事故になる前に少しだけ耐えてくれる可能性も高まります。


とにかく「転ばぬ先の杖」感が強いですが、8オウジレベルの特にオフロードテクニックの無い選手にとってはもはや違う使い方があります。

「もうこのインサートにリム打ちは任せてぶつけていこう作戦」

多分本当はダメなんですよ。
根っこを乗り越えるときにしっかり抜重してタイヤを労らなければならないのですが、直線番長のオレ8オウジは空気圧フロント1.6リア1.7の超低圧なのに根っこを根こそぎ踏ちぎって爆走したのですw

ガンガン当たっていました。でもリムについてる感じは皆無なんですよ。
インサートさんには相当な仕事をしてもらいました。。

結果、全くタイヤに不安なく優勝です。

本当にINNER SAVER様さま。

重量は40グラムなんですが、iRCのシクロクロスタイヤの定番「シラク」と耐パンク性能を向上させた「シラクX-GUARD」との重量差が50−60グラム程度なので、セッティングの幅がまた出てきましたね。

パンクを恐れてX-GUARDにしていたけど、シクロクロスで一番多いリム打ち対策で
INNER SAVER様を入れて、しなやかなノーマルのシラクを使う方向で今後は行きたいと思います。最高の相棒を手に入れました!

注意もあります。

専用のバルブを使用してください。
性質上、これまでのバルブでも空気は入るのですが、抜けなくなります!
インサートが入っていても空気を抜ける専用のバルブです。

あとは取り付け、取り外しですね。
先ほどお伝えしたアドバンテージとのトレードオフになります。

パンクしても耐えてくれる性質は安全に大きく貢献しますが、その分取り外しは少しコツが入ります。

取り付けも最初は苦戦しました!

慣れが必要ですね。

取り付けに少し苦戦しようが、オウジをパンクせずにゴールに運んでくれたINNER SAVER様は皆様にも選択肢の一つになるのではないでしょうか?

さて、そんなオウジ。
明日の全日本シクロクロスでは、上位を…

狙いません!

違う、出れません!!

ほれ、あれですよ、参加資格に達してないやつですw

笑えないですね。

何せ参加資格獲得大会はロードのシーズン終わる前に始まってるし、一回だけ出れる大会はあったけど、別イベントで出走できず。

唯一のチャンスは琵琶湖でのUCIポイントゲットすることだったけど、あと4人抜かせず。調子悪かったなぁ。

結構ギリギリまで参加資格の意味も理解できず。。。
いや、なんか書いてあることはわかるんですけど「ん、これ無理ゲーじゃね?」って感じでして。。

まぁ優勝を狙う立場でもないですし、特に誰にも気が付かれずにとにかくDNS。

そっとシクロクロスバイクをしまいました。。

しかーし、なんともう一回出れる大会がありそうです!
また報告しますね。

それにしても明日のシクロクロス全日本選手権楽しみですね!


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2023年スタート!今年もお願いします!

2023年01月07日 | 日記
ども。王子です。
オレ8オウジです。

2023年、スタートしましたね!
今年もよろしくお願い致します。

チームは今月11日にはニュージランドでのステージレースで早くも開幕予定で、すでに選手は準備しています。キナンレーシングチームのツイッター等で結果も報告しているので、応援よろしくお願いします!

オウジはというと、年間のスケジュールと今年のキナンレーシングチームの選手層の厚さから少し調子の波をコントロールするため、今月はじっくりと乗り込む時期に当てさせていただきます。

第一弾として今年も沖縄で先ずはのんびりライドスタート。
半袖半パンで少し汗ばむくらいの気温。
そしていつまでも走れる環境。
沖縄最高です!

最高といえば
今年の相棒の紹介シリーズ第一弾です。

COLNAGO V3RS
です。名前だけで速そう。
そうです、ツールドフランスを勝ったモデルです。

コルナゴの純レースモデルです。

伝統のイタリア製、コルナゴのレースモデルです。

もうめちゃくちゃ速いです。
そんなインプレいらないですね。

えと、オウジの感想だと、何しても推進力に変わってる感じがしますね。

自転車にはそれぞれベストな乗り方、踏み方ってのがあるんですよ。

簡単なところで言うと、ダンシングかシッティングかとか。
ハンドルは引き気味がいいとか、押した方がフレームの反発とタイミングが合う、とかもあるし、ローラー台に固定されたバイクのように動かさない方が良いとか、腰の下からこねくり回す感じでもロスしない、とかも。

だから乗り換えた後、通常はじっくり合宿とかで追い込んでバイクの特性を掴んでいくですが、V3RSはまさかの、何しても進みます。

ハンドルを引いたら結果的に踏み込む力が上がるのでクランクを強く踏み込めますし、押したらそのパワーがそのまま自転車を前に進めるし。

シッティングでも加速、維持が良いので近年のディスクバイクに多いセッティングかと思っていたけど、ダンシングに移るために腰を上げたらその反動でクランクが押され、一歩自転車が前に出ていく。
その後は自動で立ち上がってくるバイクに適当に上支点から体重を乗せればそのまま推進力に変わります。

秘密はフロント周りのセッティングにあるのだとか。

深く寝たフロントフォーク、それを支える強いヘッド周り。
コルナゴがバイクを前に進ませるために拘った特別な作りです。

バイクを戻したり、良い踏み方に補正する力が要らないからその分パワーが出ます。

パワーを出せば疲れますが、それはRSモデルの狙いで、速く走る事ができるバイクです。

疲れは自分でコントロールすればいい。

超速いV3RSで理性を保ってライドを出来るライダーに超おすすめですw

さて、そんな事言っといてなんですが、このバイクは原材料不足で現在かなり入手困難な状態です。
国内で手に入る台数も減っていて、早めのオーダーをお勧めしまっす!

以上、相棒シリーズ1でした。

毎日自転車のるの楽しすぎる!!










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2022年 総括

2022年12月30日 | 日記
こんばんは。
王子です。
オレ8王子です。

いやー、もう2022年が終わりですかぁ。
シーズン途中から何もしてませんなぁ。
いや、してるんですけどね。

キナンに加入後、2021年は自身の勝利と共にチーム力の向上を感じられ、2022年はさらなる飛躍の年となるように気合を入れてスタート。

例年通りの入部選手との沖縄合宿からのJCL開幕。

チームの結束力もさらにアップして、良い形でシーズンをスタート。
ロード、クリテと共に表彰台に昇り、最大の目標の全日本選手権に向けて順調に仕上がっていく。

最高の形でラストへ。
チームメイト2名にゴールを託し、惜しくも優勝は逃したが、2位3位を獲得で、チーム力最強を見せつける。

実はオレ8も残ったライバル達をマークしつつ、7位でゴール。

後半に期待!

というタイミングでまさかの鎖骨骨折。

自分で転けない人なので、大きな怪我はこれまでなかったですが、今回は厄介でした。

骨自体はうまくくっついたのですが、動きやバランスが崩れて繊細な動きで走ってきたオレ8としてはどうにもならず。。

徐々に体調を戻し、いざ!
というタイミングで謎の台湾隔離等でメンタルブレイク。

相当だるかったですが、チームメイト達が待っていてくれたので持ち直してラストのレースでは最低限の走りはできるまでに回復。
なんか弄られつつも一緒に走るのは楽しい!

レースを走れない時期はJスポーツの解説に多く呼んでいただいたり、その他メディアでも使っていただきプロ選手としては嬉しい、多くの方に知っていただく機会も増えました。
まだまだ勉強は必要ですが、今後もぜひチャレンジさせていただきたい領域です。

あ、そう言えば最近は元ロードレーサーの西園氏のポットキャスト、SideBySideRadioに出演しました。
第134回です!2010年代前半の国内シーン。とても大事な話を面白かしく話しています。暇だったらぜひチェックしてみてください。
ちなみに、オウジ誕生秘話は第114回です。こちらも爆笑回ですので、ぜひ。

とにかく、ツールド沖縄を走りシーズン終了。

まだまだ結果を残せる予感もありつつ、最大に厳しいシーズンでもあり、なかなか難しい2022年でした。

しかし、イベントの再開でチームの本拠地でのサイクリングイベントでこれまでネット上だけでのやりとりだったキナンファンの方々とお会いできたり、有観客のレースになり、現地で全力で応援してくれるキナンの関係者の方々であったり、2021年以上に支えられている、応援していただけていると感じられる年でもありました。

経験を伝えていくのも歳を重ねた選手の重要なファクターですが、言うても選手なので2023年は貪欲に勝機を狙い、支えてくれる方々へ優勝を報告したいです。

頑張ります。

ちなみに、今年一番嬉しかった言葉は、監督が全日本終了直後に小さい声で言った「畑中がチームにきてくれてよかった」です。

頑張ろ。

では、良いお年をー


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KINAN RacingTeamキックオフミーティング&年忘れファンライド

2022年12月25日 | 日記
こんにちは。
ややお久しぶりの王子です。
おれ8オウジです。

まぁまぁ色々やっていました!

来季のチームメイトと顔合わせであったり、来季に向けてのキックオフミーティングだったり、年忘れファンライドだったり。

キックオフミーティングでは来季にキナンレーシングチームに加入するメンバーが発表されましたが、何せ強力なメンバー。

この3年の間に国内レースを中心に力をつけ、各チームのエースをつとめたような選手達。さらなるステップアップを求めて来年以降はアジアツアーを中心に、国際レースで結果を残すためにキナンレーシングチームを選んでくれました。

チームの強化として最高に嬉しい反面、オレ8もスタートメンバーに選ばれるためにさらなる努力が必要となりそう。。
頑張ろう。

チームキットも発表され、選手もやる気満々。

新加入の選手が発表されるたびに歓声が上がりました。

ちなみに、顔合わせでは「人狼ゲーム」をやり、新加入の白川選手がリアル狂人を発揮してくれましたw

翌日は年忘れファンライド。
サイクルターミナルでもお世話になっている春日井市をスタート。

キナンジャージを着用して参加してくれた参加者も多かったのです!

私は…
寒すぎて上着を着て走りました。。

いやー、寒かったですね。というか、それ以降ずっと寒いっすね。

あとは久しぶりにホノルルへ!

まぁ、例に漏れず入国審査は別室送りでしたけど。
2016年12月14日ブログ←アメリカに入国できないと知った時。
と次の2016年12月17日ブログ←別室送りに初年度。

以降、毎年別室送りです。ビザ持ってるのに。。
簡易ビザよりビザは上位な気がするけど、日本人でビザ持ちはやや訳ありってことでしょう。
これもまた自転車選手の宿命でしょうか。。

とりあえず、入国。毎日最高の天気!
とは言っても毎日自転車乗ってました。



出入国制限が緩和され、アメリカはもちろんアジア各国やオセアニア、ヨーロッパでのレースも再開されています!

レースのカテゴリー、レベルはもちろん、異文化を感じられるこの競技がとても好きで続けているので、海外レースへの参戦が楽しみです!

頑張ってオフトレだ!…とは言え寒い。
ということで例年通りの沖縄個人合宿のスケジュールを作りましょかね。

寒いより暑い方が好きなオウジでしたぁー。




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iRC TIRE CUP 東海シクロクロス 優勝!

2022年12月05日 | 日記
こんにちは。
王子です。オレ8オウジです。

勝ちましたよん!

東海シクロクロス  iRC TIRE CUP 優勝!

いやー、よかったぁ。

我々KINAN RacingTeamをサポートしてくださっているiRC様の冠大会。なんとしても良い走りをしなければ!という意気込みで乗り込みました。

全体には来年に向けて必要な休みを含みつつ、この日のために少しだけインターバルを挟んだりして準備。

ⒸiRC TIRE

タイヤは去年に引き続きSERACのTLRモデル。
ここからコース特性に合わせて、今回はフロントをオールランドのノーマルSERAC CXでリアは転がり抵抗の低減を狙ってSERAC EDGEです。
空気圧はSKSのエアセンサーを使用してF1.65R1.75でセッティング。

まずは朝のキッズスクールに同行。

©Makoto.AYANO/cyclowired.jp

なぜか「PRESS」ビブw
同じくiRCサポートチームのチームユーラシアとEFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチームの津田選手も。
あ、群馬の小山選手も!

小学5−6年生を担当しましたが、普通にうまいからショートコースだと少し物足りなかったかな?
あの年齢からオフロードやれてたらオウジもまた違った走りができたかなぁーなんて。

レースは昼過ぎから。
試走でコースを確認したけど、森の中のシングルトラックを行ったり来たりで踏める所が少なくて「今日は無理かなぁ。」と考えていました。

15番、3列目スタート。
スタートしてすぐに一列のシングルトラックへ。
思ったより前の選手について行けてそのままの順位で抜ける。全体の2割くらいの踏める地点でゴボウ抜き!8位くらいで1周目を終える。

ラップタイムをゴール後に確認したけど、1-2周目はベストタイムから10 秒近く遅い。トップで走れた選手とは20秒以上離される。
1時間のレースで20秒なんて少しだけに感じるけど、全力で走っていると愕然とするレベル。全く前が見えない。

しかし、なんだか今日は土のスイッチバックでうまく走れている。
タイヤが路面に食いつく!!
ⒸiRC TIRE

何せタイヤのプロが大量にいる会場なので相談しながらのセッティングがバッチリ決まった!!

タイヤのチョイスや空気圧は本当に間違っている方が多いです。冠大会以外でもiRCが出店しているイベントはいっぱいあるので、ぜひ相談してみてください。

タイヤのアドバンテージを得て、スイッチバック区間で2−3秒詰めて行き、さらに踏み区間で5秒詰め、レースの3分の2地点で先頭に追いつく!!

声援もいっぱいもらい、前に出て攻める!

今日のオウジは乗れてる!!後ろが離れたのを確認してラスト10 分、独走。

©Makoto.AYANO/cyclowired.jp
iRCをアピールしてゴール。

あれ、胸の方がよかったかな。まぁいいかw

任務完了!!

最初から独走ではなく、やや離れてからの追い込みってのがまたいいでしょう??
内心バクバクでしたけどw

以上、iRCな1日でした。

東海シクロクロスも多くの方の尽力で開催されています。
少しだけ片付けのお手伝いもさせていただきましたが、相当きついです!
ほぼ筋トレ、オフトレに最適レベル!
楽しい大会を開催していただいて本当に感謝いたします。ありがとう御座いました!!


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