こんにちは。
王子です。ハチオウジです。オレ8です。
さて、先週の話ですが、ツールドとちぎはチーム右京のレイモンドが総合優勝しました!
凄い人!足利の最終ステージの表彰式にて。
秒差迎えた最終日、ボーナスタイムでレイモンドの総合優勝の可能性が残っている状態。
しかし、中間ポイントをとり、更にゴールで1位か2位にならないとアカンということで、チーム右京はレイモンドの優勝を目指して走りました。
中間ポイントは2位通過でラストのゴールで全てが決まる!
ラスト30キロの山岳ポイントに皆で位置をキープしながら突入!
ここからは個人の話になりますが、8氏かなり走れてなくてどんどん先頭から話されて、ギリギリ集団のケツで上りきりました。
下りで攻めて詰めなければという矢先に前で2名がクラッシュ。
砂利の浮いた右コーナーであり、8氏のラインが全く無いと判断して直進、フルブレーキをしながらコーナーアウトの路肩に突っ込み数メートル、転けること無く止まりましたが、振り向いて復帰しようとしたら次から次に選手が突入してきました。
2名ほどは激しくクラッシュ。。
ビビって復帰に十数秒かかってしまい、集団は見えなくなりました。
集団も先頭10名から遅れていたようで、どちらにしても役立たずだったのですが、遅れ集団で走る情けなさったらありません。
ゴール後、チームに合流。
なんか静かだし、ダメだったと思って数分後、何気なく聞こえた「レイモンド選手総合優勝」の声にビビって立ち上がり、「すげーじゃん!なぜ喜んでいない?シャイボーイ達か!」って言ったら「それ、数分前に終わったんです」だって(笑)
しかも後に分かったのはロビーが決死の走りでレイモンドを守りきったとの事で、こちらはそこで何もしていないので何とも申し訳ない感じ。
レイモンドの総合優勝はチームの目標であり、それを達成したのはチームの喜び。もちろん嬉しい。
しかし、カスすぎる自分の状況に手放しには喜べない状況。
一般に、走れないからカスって発想がヤバい人なのは分かっていますが、プロ選手なので自分の価値は走りや結果なのだと思っているのであります。
自分がカス過ぎてへこんでいたので、ゴール後隣にいたブリッツェンの同学年選手、鈴木譲に「最近ずっとカス過ぎてもうだめなのかもしれない。」と話をしてみると一瞬も悩むこと無く「あー、畑中いつから調子悪い?◯◯からじゃない?たぶんそれ」と真顔で。隣にいたアベタカも「あー、それっすね。症状がそのままです」だって。
はっ、となりました。確かにそうだ!
カスな8氏はすぐに関係各所に連絡して対策をしました。
なかなかすぐには甦れないけど、今から立ち直るのが楽しみで仕方ありません。
さっきまでカスすぎてやべーって言ってたのに、いきなりのポジティブ。
ヤバいっすね(笑)
33歳にして未だに浮き沈みのある情緒不安定な選手、いきなりは良くならないだろうけど、約一年半悩み続けた問題を早く解決して復活します!
現在はツールドタイに出走のためバンコクから450キロのバス中。
明後日からスタート!出来ることから頑張ってきます!
以上、カス的近況報告ブログでした。
フォトby Satoru Kato