きょうの朝日新聞からは、自民党(安倍派)のパー券・裏金問題関連の記事がごっそり消えていた。これではこの問題は、(自民党の構造的問題から)池田某議員の個人的問題へと矮小化されてしまう。
まあ、こうした朝日の扱い方が自民党(安倍派)の意図にかなっていることは否定できない。朝日新聞が自民党(安倍派)の片棒をかついでいるかのかどうか、それはわからないけど。
この話題を取りあげないとなると、残る話題は2つ。能登半島の震災と、羽田空港の飛行機事故である。事実、きょうの朝日新聞はこの話題の2本立てになっている。
たしかに能登半島の被災者の生活は、震災の打撃に大雪のダメージが加わり、辛酸をきわめている。それに引き換え、当方は暖房のきいた部屋でぬくぬくとブログ書き。心苦しい限りだが、とはいえ「心が痛む」とか「お気の毒さま」と書けば、それだけで免罪符になると思うほど私は能天気ではない。
かくして陰鬱な今年の正月気分はまだまだ続くが、世相へのアンテナを張っていれば、世界には瞠目すべきニュースがこの他にもあることに気づかされる。たとえば、
「米ハーバード大のクローディン・ゲイ学長は2日、辞職すると発表した。昨年10月にイスラム組織ハマスとイスラエルの交戦が始まって以来、対応をめぐる批判が続き、学術論文での盗用疑惑も指摘されていた。ゲイ氏は『辞職することが、ハーバードの利益に最もかなっていることが明らかになった』としている。(中略)
ハーバード大は、ハマスによる大規模攻撃が起きてからすぐに非難声明を出さず、その後も『学内で反ユダヤ的な行動を許容している』などと批判されていた。著名な卒業生らからは、ゲイ氏の辞任を求める声が出ていた。」
(朝日新聞1月4日)
ここにあるのは、イスラエルとハマスの戦いに関して、イスラエルの側に立つか、それともハマスの側に立つかの、〈正義〉をめぐる闘争である。相変わらず止むことのないロシアとウクライナとの凄絶な戦いといい、この世界には「力への意志」(ニーチェ)からくる「正義の戦い」が噴出し、それは日常生活の場にまで拡散している。これはこれで困ったことだ。
まあ、こうした朝日の扱い方が自民党(安倍派)の意図にかなっていることは否定できない。朝日新聞が自民党(安倍派)の片棒をかついでいるかのかどうか、それはわからないけど。
この話題を取りあげないとなると、残る話題は2つ。能登半島の震災と、羽田空港の飛行機事故である。事実、きょうの朝日新聞はこの話題の2本立てになっている。
たしかに能登半島の被災者の生活は、震災の打撃に大雪のダメージが加わり、辛酸をきわめている。それに引き換え、当方は暖房のきいた部屋でぬくぬくとブログ書き。心苦しい限りだが、とはいえ「心が痛む」とか「お気の毒さま」と書けば、それだけで免罪符になると思うほど私は能天気ではない。
かくして陰鬱な今年の正月気分はまだまだ続くが、世相へのアンテナを張っていれば、世界には瞠目すべきニュースがこの他にもあることに気づかされる。たとえば、
「米ハーバード大のクローディン・ゲイ学長は2日、辞職すると発表した。昨年10月にイスラム組織ハマスとイスラエルの交戦が始まって以来、対応をめぐる批判が続き、学術論文での盗用疑惑も指摘されていた。ゲイ氏は『辞職することが、ハーバードの利益に最もかなっていることが明らかになった』としている。(中略)
ハーバード大は、ハマスによる大規模攻撃が起きてからすぐに非難声明を出さず、その後も『学内で反ユダヤ的な行動を許容している』などと批判されていた。著名な卒業生らからは、ゲイ氏の辞任を求める声が出ていた。」
(朝日新聞1月4日)
ここにあるのは、イスラエルとハマスの戦いに関して、イスラエルの側に立つか、それともハマスの側に立つかの、〈正義〉をめぐる闘争である。相変わらず止むことのないロシアとウクライナとの凄絶な戦いといい、この世界には「力への意志」(ニーチェ)からくる「正義の戦い」が噴出し、それは日常生活の場にまで拡散している。これはこれで困ったことだ。