ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

レールを逸脱

2022-09-30 00:31:53 | 日記
消化器外科病棟を「退院」した後で、私を待ち受けていたのは、整形外科病棟とは無関係の「包括ケア病棟」だった。
(整形外科病棟内の)回復期病棟は満床のため、移ることが 叶わなかった。

このことを知らされた時 、私ががっかりしたのは、なぜだったのか 。退院までの道のりは 、回復期病棟でも包括ケア病棟でも、どちらでもさほど 違わない。なのに、なぜ私はがっかりしたのか。

一つには位置的な関係がある。 整形外科病棟は 1号棟にあるが 、包括ケア病棟は 2号棟にある。
つまり、 それぞれが 全く別の棟にあるのだ。
私は島流しにでもあった惨めな気持ちになった。 レールを外れた落ちこぼれの、 はぐれ者の心境とでも言おうか。
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ああ、次は

2022-09-29 04:25:20 | 日記
消化器外科 病棟を出るには、つまり「退院」するには、 手術の傷が完全に治るまで待たねばならない。 具体的には、滲出液が出なくなるまで 待たねばならない。

では、消化器外科病棟を「退院」したら 、 どういうコースが待ち受けているのか 。
私の場合は、古巣の整形外科病棟に戻り、その中の回復期病棟で退院に備える、というのが 順当な コースだった 。

そのコース に移動するまで、 私は 一か月余りも辛抱しなければならなかった 。とても長い一か月だった。

ところがである。辛抱はしたものの、そうは 問屋が卸さなかった。意外な展開が待ち受けていた。
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病院のえくぼ

2022-09-28 00:46:00 | 日記
この病院には あばただけでなく 、えくぼが 、美点が存在する。それについても書いておこう。
看護師さんたちの対応も素晴らしいが、それだけではない 。 この病院には 腕利きのお医者さんが いることにも触れておかなければならない 。

腕利きの 優秀な医師 、ーーそれは、骨折した 私の大腿骨の 手術をしてくれた 、整形外科の A先生である。
手術後、しばらくは痛みがあったが 、4、5 日もすると痛みは去り、 その後、私の骨は めきめきと 回復していった。
A先生は、私が 消化器外科 病棟に移ってからも、しばしば顔を見せ、レントゲン検査の結果を伝えてくれるとともに、私を暖かく励ましてくれた。

私は、魔の消化器外科病棟を去り、A先生がいる整形外科病棟に一刻も早く移りたいと 願ったものだ。
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あばたを見せつけられた頃

2022-09-27 02:48:16 | 日記
問題はそれからである。普通ストーマをつくる 手術は一回で済むはずだが 、 (▲▲医者である!)I医師による手術は失敗に失敗を重ね、 私の場合は1日おきに3度の手術を強いられることになった。
そのたびに声も出せないほどの術後痛に苛まれ 、私の心と体はボロボロになった。

消化器外科病棟に移った私は、そんな責め苦の状態のまま、一か月余りの寄り道を余儀なくされたのである。えくぼがあばたに見え始めたのは、(I医師のあきれた▲▲ 医者ぶりを見せつけられた)この病棟でのことである。

※まだ私は 筑波記念病院に 入院中の身なので 、「あばた」について、あまり 露骨には言えない。(退院できなくなったら 困るから)
※※ でも、ひとこと言わせてもらうなら、この病院に閉じ込められているからこそ 、恨みつらみを言いたくなるわけであって、晴れて退院できた暁には、この病院の「あばた」なんて忘れてしまうのだけれどね。
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瓢箪から駒の ストーマ

2022-09-26 06:07:11 | 日記
結局、私は腸の狭窄箇所を取り除き 、ストーマ (人工 肛門)をつくる手術を受けることになった。

骨折からストーマ とは、 瓢箪から駒のような 話である。 心理的な抵抗はあったが 、これを断固拒絶する理由は私にはなかった。

大腿骨の手術に加えて 、腸の手術!これではあんまりだ、 踏んだり蹴ったりではないか、と、 いきり立つ 向きもあるかもしれない。けれども私は、そうは受け取らなかった。

私はこれまで 健康診断をことさら受けたことはないが、むやみに健康診断を受け 、体に潜む病魔を暴きたがる人がいる。 早期発見、手遅れになる前に、という 予防の 気配りからである。

私の場合、大腿骨の レントゲン撮影がこれと同じ役割を果たしたと言える。

レントゲン撮影によって腸の異常が わかったのだが、 それをせず、腸の狭窄箇所を見落としていたら 、 どうなったか。 いずれ私は 腸閉塞で七転八倒の 苦しみを味わうことになっただろう。
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