このところ日本の政治に関心が湧かない。何がどうなっているのか、さっぱり解らないのだ。小沢一郎の自由党と、玉木雄一郎の国民民主党が最近、合併に向けて交渉を始めたというが、鵺(ぬえ)のように得体の知れないこの二つの政党が合併したら、一体どんな政党ができるのか。「鵺の2乗」はどんな政策を掲げるのだろうか。「創造と破壊」を事とした小沢一郎については、先に本ブログで取りあげたが、ではもう一方の極、玉木雄一郎はどんな人物なのか。これもまったく正体不明であり、ネットで調べても、グーグル先生は教えてくれない。
「政治家」と「政治屋」というくくり方がある。政策や政治理念を事とするのが政治家、政界を舞台に身過ぎ世過ぎをするのが政治屋と言えるが、このくくり方でいけば、玉木雄一郎はさしずめ政治屋であって、どういう政治理念の持ち主なのかが、皆目見えてこない。
国会では、安倍首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が始まった。国会は行政に対するチェックの機能を担っているとされるが、立憲民主党の枝野幸男代表や、国民民主党の玉木雄一郎代表は、その役割を充分に果たせただろうか。彼らが共に力を注いだのは、厚生労働省の毎月勤労統計をめぐる不正問題だが、行政の元締めである政府を効果的に追及できたかというと、二人ともイマイチ力不足の感を否めない。
代表質問では、野党の代表は質問と同時に、自らの党の政策をアピールするのが通例だが、枝野氏や玉木氏のスピーチは、国民に訴える魅力や具体性を持たなかった。
今度の参院選で、自民党の受け皿になる政党はどこかと考えたとき、残念ながら答えが見つからないのが現状なのである。
「政治家」と「政治屋」というくくり方がある。政策や政治理念を事とするのが政治家、政界を舞台に身過ぎ世過ぎをするのが政治屋と言えるが、このくくり方でいけば、玉木雄一郎はさしずめ政治屋であって、どういう政治理念の持ち主なのかが、皆目見えてこない。
国会では、安倍首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が始まった。国会は行政に対するチェックの機能を担っているとされるが、立憲民主党の枝野幸男代表や、国民民主党の玉木雄一郎代表は、その役割を充分に果たせただろうか。彼らが共に力を注いだのは、厚生労働省の毎月勤労統計をめぐる不正問題だが、行政の元締めである政府を効果的に追及できたかというと、二人ともイマイチ力不足の感を否めない。
代表質問では、野党の代表は質問と同時に、自らの党の政策をアピールするのが通例だが、枝野氏や玉木氏のスピーチは、国民に訴える魅力や具体性を持たなかった。
今度の参院選で、自民党の受け皿になる政党はどこかと考えたとき、残念ながら答えが見つからないのが現状なのである。