ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

日本政治の現状を斬る

2019-01-31 11:09:10 | 日記
このところ日本の政治に関心が湧かない。何がどうなっているのか、さっぱり解らないのだ。小沢一郎の自由党と、玉木雄一郎の国民民主党が最近、合併に向けて交渉を始めたというが、鵺(ぬえ)のように得体の知れないこの二つの政党が合併したら、一体どんな政党ができるのか。「鵺の2乗」はどんな政策を掲げるのだろうか。「創造と破壊」を事とした小沢一郎については、先に本ブログで取りあげたが、ではもう一方の極、玉木雄一郎はどんな人物なのか。これもまったく正体不明であり、ネットで調べても、グーグル先生は教えてくれない。

「政治家」と「政治屋」というくくり方がある。政策や政治理念を事とするのが政治家、政界を舞台に身過ぎ世過ぎをするのが政治屋と言えるが、このくくり方でいけば、玉木雄一郎はさしずめ政治屋であって、どういう政治理念の持ち主なのかが、皆目見えてこない。

国会では、安倍首相の施政方針演説に対する各党の代表質問が始まった。国会は行政に対するチェックの機能を担っているとされるが、立憲民主党の枝野幸男代表や、国民民主党の玉木雄一郎代表は、その役割を充分に果たせただろうか。彼らが共に力を注いだのは、厚生労働省の毎月勤労統計をめぐる不正問題だが、行政の元締めである政府を効果的に追及できたかというと、二人ともイマイチ力不足の感を否めない。

代表質問では、野党の代表は質問と同時に、自らの党の政策をアピールするのが通例だが、枝野氏や玉木氏のスピーチは、国民に訴える魅力や具体性を持たなかった。

今度の参院選で、自民党の受け皿になる政党はどこかと考えたとき、残念ながら答えが見つからないのが現状なのである。
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韓国レーダー照射事件 新説珍説諸説紛々

2019-01-30 12:38:09 | 日記
おもしろい「新説」があることを知った。韓国のレーダー照射事件に関する、あっと驚く「新説」である。百聞は一見に如かず。まずはこの「新説」を紹介させていただこう。

「金正恩委員長が、国家的プロジェクトとして元山(ウォンサン)の葛麻(カルマ)半島に建設している『元山葛麻海岸観光地区』を視察中(注:朝鮮中央通信は昨年11月1日に金委員長の視察を報じている)、朝鮮人民軍による暗殺未遂事件が発生した。
金委員長は一命を取りとめ、主犯格の軍人たちの大半は、ひっ捕らえられて処刑された。だが、そのうち5人だけは逃亡した。その5人が軍の船を乗っ取って、日本に向けて亡命を計った。
そのことを知った北韓(北朝鮮)当局は騒然となり、自分たちでは追いきれないため、ホットラインを通じて文在寅政権に、拿捕を依頼した。そこで韓国は、海洋警察庁の警備艦はもとより、韓国海軍が誇る駆逐艦『広開土大王』まで繰り出して、日本海一帯を捜索した。
こうした韓国側の不審な行動をキャッチした自衛隊は、P-1哨戒機を発進させ、偵察に向かった。韓国側は、この『隠密行動』の目的が発覚したり、北朝鮮船が日本に渡ったら、大きな国際問題になると恐れた。そこで非常手段として、自衛隊の哨戒機を追っ払うため、レーダー照射を行った。
実際、レーダー照射に慌てた自衛隊の哨戒機は、すぐに当該海域から離れた。ところがまもなくして、またやって来た。そこで韓国軍は再度、派手にレーダー照射して、今度こそ哨戒機を追い払った。
逃亡を図った朝鮮人民軍の兵士5人は、一人がすでに死亡していて、残り4人は飢餓状態にあった。そこで4人の緊急手当てをした上で、翌日、板門店まで連行して、北韓(北朝鮮)側に引き渡した。金正恩政権からは、非常に感謝された。」
(サイト「現代ビジネス」1月29日配信《文在寅政権が画策する「独立運動100周年記念行事」驚愕の中身》)

いかがだろうか。先に私は、本ブログで以下のような見方があることを紹介した。
「韓国海軍の駆逐艦は、北朝鮮工作船と秘密裏に連絡を取り合い、(瀬取りなどの)国連安保理決議に違反する行為を行っていた。その現場を海自哨戒機P1に目撃されてしまったために、韓国駆逐艦はP1に射撃レーダーを照射して、これを追い払おうとしたのではないか、というのである。」
      (1月18日《日韓のいざこざ その顛末はいかに》)

この見方では、韓国の軍艦が北朝鮮工作船と接触を図った目的が明示されていない。「瀬取りなどのためではないか」と根拠の薄い憶測は示されているものの、両者の接触の目的は依然としてブラックボックスの中である。きょう取りあげた「新説」は、このブラックボックスの中を明らかにするものとして、とりわけ私の関心を引いたのである。

この「新説」は、これだけでも充分おもしろく、映画にしたいぐらいエンタメ度満載であるが、さらにおもしろくするため、私の妄想を交えてこれを敷衍してみた。

この「新説」では、朝鮮人民軍の兵士4人が韓国側に捕らえられ、北朝鮮側に引き渡されたとあるが、引き渡されたのは、実はボコボコにされた瀕死の韓国軍兵士だった。朝鮮人民軍の兵士は、工作船から韓国軍艦へと乗り込み、軍艦の乗務兵と激闘の末、偽装工作を行って韓国の乗務兵になりすましたのである。

韓国軍兵士に偽装した人民軍兵士は、韓国に上陸すると、すぐさま青瓦台に侵入し、拳銃で文在寅大統領を脅迫して、日本への宣戦布告を行わせた・・・。これらはすべて、北の金正恩委員長が精鋭の自軍兵士に極秘裏に命じて仕組んだことだった。

いかがだろうか。もっとおもしろいストーリーを思いついた読者は、コメント欄にどしどしアイデアをお寄せいただきたい。
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新型レーダーだってよ

2019-01-29 15:39:38 | 日記
私は軍事の専門家ではない。軍事について深い知識や関心を持っているわけでもない。だが次のニュースを目にして、「これはヤバいな」と思ったのである。それはこんなニュースだった。

米国防総省が新型のミサイル防衛用「国土防衛レーダー」の日本への配備を検討していることが23日、複数の同省関係者への取材で分かった。日本政府とも協議している。2024米会計年度(23年10月~24年9月)中の配備を計画しているが、日本国内のどこに設置するかは未定。青森県と京都府に配備された早期警戒レーダー「TPY2」より強力なレーダーになる見通しで、地元住民から反発が出る可能性もある。
                     (JIJI.COM 1月23日配信)

私なりに理解すれば、こういうことなのだろう。日本に新型レーダーを配備する。中・露・朝のいずれかの国から長距離弾道ミサイル(ICBM)がアメリカに向けて発射された場合、この新型レーダーがそれを追尾し、データを収集・分析する。その分析データはただちにアメリカのGBI(地上発射型迎撃ミサイル)に送られ、それによって敵方ICBMの精確な迎撃が可能になる。

つまり、日本に配備される新型レーダーは、アメリカの防衛システムにとって効果的な設備になるということである。親分あっての子分だから、後ろ盾の親分アメリカをお護りすることは、子分である日本の当然の任務である。

だが、問題はないのだろうか。私が「これはヤバい」と思うのは、この任務を背負うことによって、日本がどんなリスクを抱え込むのか、それを危惧するからである。新型レーダーを受け入れることによって、日本は中・露・朝のターゲットになるのではないか、ーーそう私は懸念するのである。

仮に私が北朝鮮の軍事司令官だったとしよう。私にはICBMを発射して、アメリカを撃滅する任務と権限が与えられている。しかし、そのまま発射したのでは、自国のICBMは日本の新型レーダーにキャッチされ、アメリカのGBIによって迎撃される可能性が高い。

この事態を回避するには、ではどうすればよいのか。まず日本の新型レーダーを破壊し、自国のICBMがアメリカの防衛システムに取り込まれないようにすることが肝要である、ーー司令官である私は、そう考えるのではないだろうか。

新型レーダーが日本に配備されれば、中・露・朝はアメリカにICBMを打ち込む前に、日本の新型レーダー基地を攻撃しようとする可能性が高い。これは当然の成り行きである。日本がこの事態を避けようとすれば、日本政府は親分アメリカのご立腹を承知で、新型レーダーの配備をご遠慮申し上げるしかない。政府が配備を断れなかった場合は、配備される基地周辺の住民がこれに猛反対するに違いないから、いずれにしても新型レーダーの配備はそうすんなりとは行かないだろう。

日本政府は、新型レーダーを受け入れるとき、日本がどんな軍事的状況に立たされるかを、きちんと国民に説明しなければならない。何から何まで親分のご都合ファーストとは行かないからね。
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雑感 日々是好日

2019-01-28 17:20:10 | 日記
最近は何やかにやで時間をとられることが多い。月曜は近所のリハセンでリハビリのトレーニング。火曜は訪問医療(口腔ケア)。水曜は電動車椅子 Whill の運転練習である。どれもそれぞれ大した時間ではないが、時間が断片化され、まとまって考える時間がとれなくなるので、ブログ書きの作業には大きな痛手なのである。

4年ほど前、「暇つぶしにブログでも」ということで始めたブログ書きだが、最近は「暇を見つけてブログ書き」という趣きが強くなってきた。そのうち「暇を作ってブログ書き」になってしまったらどうしよう、などと心配しないでもない。まあそうなったら、なったとき、それはそれで悪くないかも、などど思いをめぐらしている。

ただ、水曜日の Whill の運転練習ばかりは、痛し痒しでいただけない。この画期的な道具の操作に馴れることで、行動の幅が広がるのは嬉しいのだが、担当していただいている療法士Mさんの都合で、練習の時間が朝の9時から10時までなのである。冬の朝のこの時間は、寒く厳しい。とにかく寒い。半端なく寒く、厳しい。

しかもこの時間は、まだどのお店も開いていないのだ。近所の百均(セリア)も、作業着販売店(ワークマン)も、ホームセンター(ホーマック)も、まだ開店時間前なので、ショッピングを楽しむことができない。ーーもっとも、たとえお店が開いていたとしても、トータル1時間では、ショッピングを楽しむゆとりなど無いに等しいのだが。

最近、気づいたことがある。遠くから、自分を見ている自分がいる。この(第2の)自分の存在を、最近意識するようになった。

たぶん、こういうことではないだろうか。Whill に乗っていると、懐かしい色々な風景に出会ったりする。私はその風景に、懐かしい(むかしの)自分の姿を見つけ、その(むかしの)自分の目で、(いまの)自分を見つめ直しているのではないか。

自室に引きこもり、狭い部屋の内側から、外側の世界を眺め渡していた自分。そういう自分が、外側から見られている自分に変わったとでも言おうか。だからといって、べつに何かが変わったというわけでもない。私は依然として同じ私であり続ける。それだけのことである。
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小沢一郎と野党のごにょごにょ

2019-01-27 12:08:18 | 日記
注目すべき人物がいる。その名は小沢一郎。47歳の若さで自民党幹事長になり、宮澤喜一ら総裁選の候補者を自分の事務所に呼びつけて「面接」を行うなどして、「剛腕幹事長」の異名をとった経歴を持つ。

この人、その後は・・・と書き継ごうとして、あれこれ悩んだ末、結局、断念した。この人の政治人生は複雑で変転きわまりなく、ブログの数行に収まるようなものではないからである。

あえてざっくり言うなら、この人の政治人生は、いくつもの政党を作ったり潰したりの、創造と破壊の人生だったと言えるだろう。自民党を飛び出してからは、新生党、新進党、自由党、民主党(民由合併)、国民の生活が第一、生活の党、生活の党と山本太郎となかまたち、ふたたび自由党、などなど・・・。

この人は、国政選挙が近づくたびにごにょごにょと動き出し、野党の勢力地図に波風をたてようとする。「野党を結集して、国民のための政権を作る」というのが合言葉であるらしいが、「野党の結集」は(細川政権を除いては)実現したためしがない。

なぜか。それは、権力への意欲をむき出しにしたこの人の言動が、周囲に反発と警戒心を呼び起こすからである。最近の例を考えてみよう。来るべき夏の参院選を視野に、この人は自由党と国民民主党との統一会派をお膳立てしたが、この動きは野党第1党であるライバル立憲民主党の警戒心と反発を呼び起こし、立憲民主党の「権力への意志」に火をつける結果になった。

片や小沢一郎、片や(小沢が火をつけた)枝野幸男の政権への意欲が、政策上の違いを曇らせ、野党の動きを何やらえたいの知れないものにしている。これでは野党は国民の支持を失うだけだろう。これは想定外と言うべきか、逆に想定内と言うべきなのか・・・。いや〜、皮肉なものだね。
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