ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

能登半島地震と森喜朗

2024-01-16 10:50:37 | 日記
ノミの心臓だったか、それともサメの脳ミソだったか、ーー能登半島地震の被災者の、その寒々しい避難所の様子を映しているNHKのニュース映像を見ながら、私は独りごちた。
そうそう、シンキロウ、森喜朗だった。この人はたしか石川県の選挙区から出ていたはずだ。昔は談合によって一国の首相にまで登りつめたことのあるこの御仁、高齢で政界を引退したとはいえ、まだまだ元気で、政界に隠然たる影響力を誇示しているという。何かと目立ちたがりのこの人が、今回の大震災でうんともすんとも言わないのは、なぜなのだろう。メディアも、なぜこの人のことを取り上げようとしないのか。


怪訝に思ってネットで調べてみると、理由はすぐにわかった。このジイサン、いまは東京都内の高齢者向け介護施設に入居しているのだという。元気だけが取り柄の元ラガーマンも寄る年波ですでに86歳、腎機能低下のため人工透析が欠かせず、また、背骨の圧迫骨折の影響で、車椅子での移動も欠かせなくなっているという。


森ジイが入居した高齢者向け介護施設は入居金が4億3千万円、月額使用料が60万円もする超高級老人ホームだそうで、森ジイはここで夫婦共々、優雅な老後生活を送っているようだ。


ーーと、まあ、森ジイの近況をもっともらしく書き連ねたものの、これらはすべてがネットからの情報で、真偽のほどはわからない。森ジイが高級老人ホームに入居した経緯については、身体の老化云々よりも、自民党の裏金問題に関わった咎(とが)で、東京地検特捜部の追及が必至のため、これを逃れるためではないか、という推測もあった。


自民党の裏金問題に関していえば、また他方では、「老人ホームへの入居」などという小細工を弄しなくても、地検特捜部は森ジイを見逃したのではないか、という見方もあった。森ジイは何といっても「オラが大将」、地元の英雄である。そんな人物をお縄にかければ、ただでさえ地震で打ちのめされた県民感情を、さらに受難のどん底に突き落とすことになる。いくら鬼の特捜部でも、(自分たちの評判を落とすような)そんな愚はおかさないだろう、というわけである。「能登地震が森喜朗を救う?」などという記事もあった。


ま、人生イロイロである。
以上、とりあえず調査報告まで。

コメント
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