昨夜7時のNHKニュースの時間に、またしてもスカ首相のご面相が舞い込んだ。臨時の記者会見だとか。迷惑な話である。
「見てくれ」で人を判断するのは良くないが、この人の能面のような無表情は、見ているだけで鬱陶しくなる。
これまでスカ首相は、「人流は減っている。だから(コロナ問題は)大丈夫」などと散々楽観論を振りまいてきた。オリンピックの運営に支障を来さないためだということは見え透いているが、そういう楽観論も、この人の口から出ると、訳もなく不安を抱かせる。
案の定、このところの感染爆発。さすがにスカ流の楽観論は通用しなくなった。そこで、きょうは何を言い出すかと思えば、延々と「専門家的」見解の垂れ流しである。
「全国の新規感染者数は増加を続けています。昨日の全国の感染者は、1万人を超え、本日の東京の感染者は3300人に上っております。首都圏、関西圏をはじめ、多くの地域で増加傾向が続き、これまでに経験をしたことのないスピードで感染が拡大をいたしております。大きな要因として指摘されるのが、変異株の中でも世界的に猛威をふるっているデルタ株です。4月の感染拡大の要因となったアルファ株よりも1・5倍ほど感染力が高く、東京では感染者に占める割合は7割を超えている。このように言われております。全国的にデルタ株への置き換わりが急速に進むにつれ、さらに、感染の拡大が進むことが懸念されます」云々。
延々とこんな御託を聞かされて、私は苛立ちを禁じ得なかった。我々が知りたいのは、そんなことではなく、こういう感染爆発に対して、スカ政権がどういう対応をとろうとしているか、なのだ。スカは言う。
「こうした状況を勘案し、ワクチン接種を進めながら、各地域でしっかりした対策を講じ、病床の逼迫を招かないように、緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置のそれぞれの地域を拡大し、期限を延長する判断をいたしました。」
おいおい、またしても神頼みのワクチン様なのかい。でも、ワクチン様は全国的に不足気味で、接種の予約すらままならないという話ではないか。このワクチン不足を、政府はどうやって解消しようというのか。我々が聞きたいのは、そういうことについてなのだ。「病床の逼迫を招かないように、緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置のそれぞれの地域を拡大し、期限を延長する判断をいたしました」というが、そんな宣言やマンボー措置が何の役にも立たなかったことは、事実が立証している。このことをスカ政権はどう総括しているのか。
スカは言う。
「これまでに経験のない新しい感染症との戦いのため、国民の皆さんには、1年半にわたり対策にご協力いただいておりますことに心より感謝申し上げます。一方で自粛の期間が長期化する中で、自粛疲れの広がりが懸念をされております。特に若い世代の方々からは『コロナが怖い病気ではない』。こうした声も聞かれます。感染対策よりも通常の生活や楽しみを優先させたいという気持ちもあると思います」
つまり、こう言いたいのだな。感染爆発が起こったのは、国民が危機感を持たなかったからだ、と。スカ首相はこの期に及んで、責任を国民に押しつけようとしているのだ。しかし、国民が危機感を持てなかったのは、あんたがオリンピックの開催に踏み切り、お祭り気分を盛り上げようとして、散々楽観論を振りまいたからではないのか。「オレ様が楽観論を振りまけば、国民はかえって不安に思い、危機感を持つはずだ」とでも思ったのかね。
そろそろアンタも退場間近だな。
「見てくれ」で人を判断するのは良くないが、この人の能面のような無表情は、見ているだけで鬱陶しくなる。
これまでスカ首相は、「人流は減っている。だから(コロナ問題は)大丈夫」などと散々楽観論を振りまいてきた。オリンピックの運営に支障を来さないためだということは見え透いているが、そういう楽観論も、この人の口から出ると、訳もなく不安を抱かせる。
案の定、このところの感染爆発。さすがにスカ流の楽観論は通用しなくなった。そこで、きょうは何を言い出すかと思えば、延々と「専門家的」見解の垂れ流しである。
「全国の新規感染者数は増加を続けています。昨日の全国の感染者は、1万人を超え、本日の東京の感染者は3300人に上っております。首都圏、関西圏をはじめ、多くの地域で増加傾向が続き、これまでに経験をしたことのないスピードで感染が拡大をいたしております。大きな要因として指摘されるのが、変異株の中でも世界的に猛威をふるっているデルタ株です。4月の感染拡大の要因となったアルファ株よりも1・5倍ほど感染力が高く、東京では感染者に占める割合は7割を超えている。このように言われております。全国的にデルタ株への置き換わりが急速に進むにつれ、さらに、感染の拡大が進むことが懸念されます」云々。
延々とこんな御託を聞かされて、私は苛立ちを禁じ得なかった。我々が知りたいのは、そんなことではなく、こういう感染爆発に対して、スカ政権がどういう対応をとろうとしているか、なのだ。スカは言う。
「こうした状況を勘案し、ワクチン接種を進めながら、各地域でしっかりした対策を講じ、病床の逼迫を招かないように、緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置のそれぞれの地域を拡大し、期限を延長する判断をいたしました。」
おいおい、またしても神頼みのワクチン様なのかい。でも、ワクチン様は全国的に不足気味で、接種の予約すらままならないという話ではないか。このワクチン不足を、政府はどうやって解消しようというのか。我々が聞きたいのは、そういうことについてなのだ。「病床の逼迫を招かないように、緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置のそれぞれの地域を拡大し、期限を延長する判断をいたしました」というが、そんな宣言やマンボー措置が何の役にも立たなかったことは、事実が立証している。このことをスカ政権はどう総括しているのか。
スカは言う。
「これまでに経験のない新しい感染症との戦いのため、国民の皆さんには、1年半にわたり対策にご協力いただいておりますことに心より感謝申し上げます。一方で自粛の期間が長期化する中で、自粛疲れの広がりが懸念をされております。特に若い世代の方々からは『コロナが怖い病気ではない』。こうした声も聞かれます。感染対策よりも通常の生活や楽しみを優先させたいという気持ちもあると思います」
つまり、こう言いたいのだな。感染爆発が起こったのは、国民が危機感を持たなかったからだ、と。スカ首相はこの期に及んで、責任を国民に押しつけようとしているのだ。しかし、国民が危機感を持てなかったのは、あんたがオリンピックの開催に踏み切り、お祭り気分を盛り上げようとして、散々楽観論を振りまいたからではないのか。「オレ様が楽観論を振りまけば、国民はかえって不安に思い、危機感を持つはずだ」とでも思ったのかね。
そろそろアンタも退場間近だな。