ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

年末雑感

2015-12-30 15:07:23 | 日記
☆懐かしの長嶋さんが、

テレビのインタビュー、

「夢は何ですか?」との問いに、

「走れるようになりたい」と。

分かるよなあ、病に勝ちたいその気持。

這えば立て、立てば歩めじゃないけれど、

リハビリで、歩ける人は走りたい。

歩けない人「歩けるようになりたい」と。

これが今の俺なのか。


☆電気で動く夢のWhill,

「次世代の車椅子」とか、

なるほどね。段差坂道なんのその。

引きこもり病など蹴散らすゾィのインパクト。

でもなぁ、値段が高くて手が出ない。

シニアカーなら手が出るが、これを使ってどこ行こか。

お店回りの小回りは、やっぱりWhillに如くはない。


☆高齢者、運転ミスで事故多発。

免許返上と思ったが、後ろ髪引く車の進化。

でもねぇ、どこまで任せられるのか?

コンピュータなら、俺と違って誤操作ないのか?


☆早く歩けるようになりたいと、

今日も焦ってリハビリ励む。

けれども進歩、なかなか見られず、

長~い戦い持久戦。

もうすぐ年が変わるというのに。


皆さま、良いお年を
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だれにとっての不都合?

2015-12-27 19:52:48 | 日記
(すみません。ミスをしました。前回「不都合をなくすために」と、前々回「缶詰の覗き見、ばら撒きは防げるのか」の間に、今回の「だれにとっての不都合?」が入ります。話が飛んでしまっているので、おかしいなと思った方もいらっしゃると思います)


マイナンバー制度は、

個人情報の覗き見や

ネットへのばら撒きを

助長する制度だ。

この主張が成り立つとしよう。

「ほらね、そうでしょう。

マイナンバー制度は、だから、プライバシーを侵害する

危険な制度なのですよ」

と、訴訟グループは言うだろう。

でも、仮に缶詰の中身が

悪意のハッカーによって

ネットにばら撒かれたとして、

そのことにどんな不都合があるというのか、

今回は、そのことを考えてみたい。

マイナンバー制度の特徴は、

バラバラになっている個人情報を統合して、

一元的な管理を可能にする点だが、

このことに伴って生じ得る最大のデメリットとして、

ネット上の論説でしきりに取りざたされているのは、

「国民の国内財産が正確に把握され、金融所得の課税が一体化して、

総合課税が導入される可能性があること」である。

つまり、マイナンバー制度が導入されると、

個人資産が正確に把握されるようになり、

その結果、個人の税金逃れができなくなってしまうというのだ。

では、このことの、どこに不都合があるというのだろう?

法の網の目をくぐり抜けて、税金逃れをしよう

と目論む人は、いつの世にもいる。

そういう人にとっては、マイナンバー制度は、

法の網の目をくぐり抜けようとする、

おのれの邪な行いを妨害するものになるから、

たしかに不都合の元凶になるだろう。

けれども、そういうずる賢い人にとっての不都合は、

他の国民にとっては、なんら不都合ではない。

それは、その当人のプライバシーの侵害には当たらないし、

ましてや人権侵害を意味しない。

それどころかこうした不都合は、

不正義の実現を阻むものとして、

正直者の国民にとっては

かえって好都合になるのではないだろうか。

              (つづく)
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不都合をなくすために

2015-12-27 09:31:00 | 日記
「でもね、シングルマザーで

苦労しながら子育てをしている

そういう人たちもいるでしょう。

彼女たちは、経済的に厳しいから、

何箇所か掛け持ちで働いているけど、

マイナンバー制度のためにそれがバレてしまって、

兼業規定違反だということで、職場を追われたら、

どうなの?

それだけでなく、おまけに追徴課税までされたら、

それこそ目も当てられない。

踏んだり蹴ったりではないですか」


たしかに、そういう人たちもいるだろう。

マイナンバー制度がそういう人たちを追いつめ、

彼女たちの生活をさらに困難なものにしてしまうのなら、

これは問題である。

これでは、「勤労収入があるから」という理由で生活保護費の支給を打ち切る、

あの非情な役人の所業にも等しいと言うべきだろう。

彼らお役人のやり口は、税金の無駄遣い防止に名を借りて、

生活保護を受けている人たちの

自立の気概を萎えさせてしまうのだから、

非情な上に、恐ろしく愚かだと言うしかない。

そんな愚かな役人など、さっさと首にしてしまえばよい。

シングルマザーのケースだったら、

兼業規定を変えるなり、納税法を見直すなりして、

そういう不条理な事態が生じないようにすればよい

彼女たちが「総活躍」して、輝けるように、

規則のほうを変えるまでのことである。

それだけの話ではないか。
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缶詰の覗き見、ばら撒きは防げるのか

2015-12-26 10:53:44 | 日記
「プライバシーが覗けるのは、あくまでも限られた人だけであって、

守秘義務があるお役人、公務員でなければ覗けないのだから、

べつに問題ないじゃないか」

訴訟グループの主張に対しては、

このような反論もあり得るが、

この反論は成り立つだろうか。


結論から言うと、

この反論は成り立たない。

たしかに、お役人が故意に、あるいは過失によって、

業務上知り得た個人情報を

ネットにばら撒くことは、あり得ることだ。

そうしたケースなら、秘密情報保護法を厳しく運用すれば、

防げるかも知れない。

そう考える人もいることだろう。

けれども、そうではない。

そう考えるのだって、難しいのだ。

お役人なら法令を順守するだろう、だって?

いやいや、そんなことはあり得ない。

そんなことは、

テレビのニュース番組を毎日見ているあなたなら、

よく知っているではないか。

「どうせ分かりっこないさ」と考えたり、

「俺はこんなこともできるんだぜ、すごいだろう」と考えたり、

あるいは、好奇心や出来心に駆られたりして、

缶詰の中を覗いたり、覗いた中身を

ネットにばら撒いたりしてしまうのが

人間というものであり、

それはお役人、公務員でも変わらない。

それに、である。

缶詰の中を覗いたり、

中身をネットにばら撒いたりできるのは、

なにも公務員、お役人に限った話ではないだろう。

技術的な角度から考えた場合、

お役人にできるのなら、

そんなことは、

高度なスキルを持った悪意のハッカーであれば、

赤子の手をねじるように

簡単にできることだから、

個人情報の漏洩、すなわちプライバシーの侵害は、

お役人でない民間の人にも

技術上は充分に可能であって、

これは法律の運用によっては防げないということになる。

つまりマイナンバー制度は、やはりプライバシーの侵害を可能にする

危険な制度だ、

という反論が成り立つのだ。

さて、この反論はいかがだろうか。

             (つづく)
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マイナンバー制度に問題はない?

2015-12-25 13:53:59 | 日記
マイナンバー制度は、

特定のお役人が

個々人のプライバシーを覗き見し、

把握し、侵害することを可能にする。

この制度がそういう危険な側面を持つとすれば、

訴訟グループの批判は、部分的には間違っていないと言うべきだろう。

この点に関しては、私も異を唱えるつもりはない。

ただし、である。

訴訟グループのそうした批判に対しては、

「プライバシーが覗けるのは、あくまでも限られた人だけであって、

守秘義務があるお役人、公務員だけなのだから、

べつに問題ないじゃないか」

という反論もあり得るだろう。

もしそうなら、訴訟グループの訴訟理由は、

言いがかりじみたクレームだということになる。

でも、ホントかな?

この種の反論は成り立つのだろうか。

          (つづく)
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