ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

失言か至言か 麻生発言

2017-08-31 11:53:11 | 日記
麻生副総理がまた問題発言をしたという。問題になっているのは、以下の
発言である。
「(政治家になる)動機は私は問わない。結果が大事だ。いくら動機が正
しくても、何百万人も殺しちゃったヒトラーは、やっぱりいくら動機が正
しくてもダメなんですよ」
自らが率いる派閥の研修会で、麻生氏はそう述べたというのだが、この発
言の何が問題なのか、鈍感な私には、皆目合点が行かない。

この発言を問題視する人は、「ヒトラーの動機」を麻生氏が肯定したと受
けとめているようだが、そんなふうに解釈することができるだろうか。
「(政治家になる)動機は私は問わない」とまず麻生氏は述べている。そ
う断りを入れたうえで、彼はヒトラーに言及しているのだ。麻生氏はヒト
ラーの政治的動機の方ではなく、(ホロコーストを行ったという)結果の
方を取りあげ、これに「ダメだ」と否定的評価を下しているのである。

麻生氏の発言にまったく問題はない。問題だと言う人は、いちゃもんをつ
けているに過ぎないのだから、これをさも真っ当な意見であるかのように
受けとめ、一緒に騒ぎ立てるほうが問題なのである。

麻生氏の発言のうち、私が注目するのは、「(政治家になる)動機は私は
問わない」と述べた部分である。政治家になる動機なんて、だいたいが偉
ぶりたいとか、指図する人間になりたいとか、そういう月並みな支配欲か
らくるもので、「困っている人を助けたい」などという御大層なことでは
ない。ひとを行為へと駆り立てるのは「力への意志」だとニーチェは述べ
たが、この言葉は政治家にこそ当てはまる。これを「動機が不純だ」と言
うのなら、不純な動機を持たない政治家などいるだろうか。不純な動機を
持たない人間などいるだろうか。

それにしても麻生さん、どうして自分の発言をすぐに撤回しちゃったの。
これは失言ではなく、至言だと思うんだけどなあ。「誤解を招いたから」
なんて、誤解をするほうが問題なのさ。
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ミサイル一過の翌日は

2017-08-30 15:37:42 | 日記
祭りのような喧騒の一日が過ぎた。きのうのミサイル発射で見せつけられ
た北の脅威に、我々はどう向き合えばいいのか。それが「祭りのあと」の
問題の焦点だが、この問題に新聞各社がどう考えているかは、各紙のきょ
うの社説に示されている。

素人の目で展望すると、北に対する対応のカードはごく限られている。第
一のカードは、軍備強化によって軍事的対決を迫る強行路線(A)である。
第二のカードは、外交的手段による非軍事路線(B)。この路線にも二つの
タイプがある。第一は、経済制裁を強化してプレッシャーを高める兵糧攻
め路線(B-1)。第二は、対話によって説得しようとする平和的穏健路線
(B-2)である。

それぞれの新聞がどの立場に該当するのか、さっそく見ていくことにしよ
う。まずは朝日の社説《ミサイル発射 日米韓の結束強化を》であるが、
この新聞は北のミサイル発射に対して「断じて容認できない暴挙だ」、
「蛮行で隣国を脅かす金正恩(キムジョンウン)政権に強い憤りを覚える」と、
タカ派顔負けのつよい非難の言葉を並べている。しかしこの新聞がとる立
場は、Aではなく、Bの非軍事路線である。

むろんB-2ではない。朝日は、国連安保理による制裁決議の(ロシア、中国
を含んだ形での)徹底履行を要求する。この朝日の主張は、社説の(平凡
すぎる)タイトルと合致していない。

読売の社説《北ミサイル発射 日本通過は許されない暴挙だ》はどうか。
「北朝鮮の核ミサイル開発に歯止めを掛けるため、国際社会は結束し、粘
り強く圧力をかけ続けねばならない。」
国連安保理が決議した経済制裁によって、兵糧攻めを行うように、と読売
は主張している。

読売の立場はB-1であるが、他方で読売は、「日本政府は、ミサイル防衛強
化を着実に進める必要がある」とも述べ、Aの立場も示している。「多層的
な迎撃態勢を築くため、イージス艦搭載ミサイルSM3や地対空誘導弾
PAC3の改良型の配備が急務だ。20年度までにミサイル搭載型イージス
艦を4隻から8隻に増やす。遅滞なく実現させたい」と(予算の増額をのぞ
む防衛省のように)主張するだけでなく、さらに「敵基地攻撃能力の保有も、
検討すべきである」と述べるなど、読売はかなりのタカ派ぶりを示している。
戦争も辞さない、ということだろう。かなり力(りき)が入っている。さす
がは安倍政権の広報誌だね!(笑)

読売に比べれば、毎日の社説《列島越えた北朝鮮ミサイル 日本主導で5
カ国協議を》はかなりの慎重さを示している。
「戦争による解決はあり得ないし、あってはならない。そうである以上、
北朝鮮とは外交的な解決しか選択肢はない。」
こう述べて、毎日ははっきりとBの非軍事路線を打ち出している。特徴的な
のは、非軍事路線をとる場合の、一歩踏み込んだより具体的な方策を、こ
の新聞が提唱していることである。

「(必要なのは)すでにある6カ国協議の枠組みを利用し、北朝鮮を除く
日米韓中露の5カ国が、北朝鮮の核開発をやめさせる方策を意見調整する
ことだ。(中略)脅威の高まりに直面している日本がそれを主導すべき
だ。」

毎日は、日本が日米韓中露5カ国の意見調整を主導すべきだと主張してい
る。安倍首相にとって、この主張を受け入れることは、読売の「行け行
け、ドンドン」の主張を受け入れるよりも難しいのではないだろうか。

さて、毎日と同じB-1の兵糧攻め路線をとる日経の社説《危険極まる北の
挑発に強力な制裁圧力を》だが、その主張は毎日に比べればはるかに月並
みであり、平凡である。優等生の模範答案のようだ、と言えば聞こえは良
いが、B-1の代表的主張そのものであって、それ以上でもそれ以下でもなく、
特段見るべきものはない。どうしても読みたいと思う向きは、ネットの
「新聞社説一覧」をご覧いただきたい。

平凡とは正反対で、灰汁(あく)が強いのは産経の社説《ミサイル、「善
意」は独裁者に通用しない 首相は積極防衛に転換を》である。「日本が
取ってきた「専守防衛」という抑制的な立場では十分な対応はとれない。
そのことを国民に説明し、「積極防衛」への転換を宣言すべきだ」という
のが産経の主張である。産経はここから「懲罰的・報復的抑止力」の保有
を提唱する。産経の社説に見られるのは、読売と同類のタカ派的主張であ
る。

私がつよい違和感を感じたのは、 専守防衛を「善意」に基づくものとする
産経の受けとめ方である。「日本はこれまで善意に基づいて専守防衛の立
場を守り、周辺国を脅かそうとしなかった。しかし、そういう「善意」は
北の独裁者には通用しない。だから、日本は「善意」と共に専守防衛の立
場を捨てるべきである。」産経はそう言いたいのだ。けれども、どうなの
だろう。他国を脅かさないのは「善意」に基づくこと、他国を脅かすのは
「悪意」に基づくこと。ーーそういう単純な善悪二元論では、複雑な国際
政治の現実を論じることができないのではないか。私はそう思うのであ
る。

で、北の脅威に対して、我々は結局のところ、どう向き合えば良いのだろ
うか。きょうの社説には、これだ!と思える説得的な論説が見られなかっ
た。一通りコメントをつけた今、東京新聞の社説を読み落としていること
に気づいた。もしや、と思ったが、期待は虚しかった。
「日本の上空や周辺海域を実験場にするのは、国際法をまったく無視した
暴挙である。国連安全保障理事会はまず強い非難声明を出し、加盟国に制
裁決議の履行を求めることが重要だ。」
こういう言辞はもう聞き飽きた。制裁決議の履行が北のミサイル対策とし
て有効だなんて、この新聞は本気でそう思っているのだろうか。
「北朝鮮がいくら資金と資材をつぎ込んでミサイル発射を続けても、日米
韓が連携し、事前探知と迎撃態勢を備えた強力な防衛網を持つと示すこと
で、挑発行動の抑止が可能になる。」
この言辞についても同様。同様の文句を言うしかない自分が、つくづくむ
なしくなる。ああ。
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北のミサイル 日本上空を飛ぶ

2017-08-29 11:54:39 | 日記
音楽なんぞに現(うつつ)を抜かしている場合ではなさそうだ。北朝鮮が
またミサイルをぶっ放したという。朝はやく、スマホのアラーム音がうる
さくて目が覚めてしまった、と妻が愚痴をこぼす。
「何かあったのだろうか?」
「北朝鮮がミサイルを発射したらしいわ」
「おお、それは・・・」
さっそくテレビをつけてみた。北朝鮮が撃ったミサイルが、日本列島を飛び
越えて太平洋に達したと、どこの局も大騒ぎをしている。
「よし、これだ!」
このニュースに、私が小躍りしたことは言うまでもない。「これでブログ
更新の良いネタができたぞ。しめしめ・・・」

北朝鮮のミサイル・ネタは、本ブログで再三取りあげてきた。私が得てい
る情報からすれば、北朝鮮は中国に見放され、アメリカに反撃の口実を与
えるような、そういう暴挙を控えたはずだった。ーーとすれば、今回のミ
サイル発射も「レッド・ライン」を越えるものにはならない、と北朝鮮は
踏んでいるはずだ。日本ではさも一大事であるかのように騒いでいるが、
遠く離れたアメリカからすれば、こんなミサイルなど屁にも当たらない。
事実、次のような報道もある。これがアメリカの掛け値なしの受け止め方
だろう。

米国防総省のマニング報道部長は28日夜(日本時間29日朝)、北朝鮮
がミサイル1発を発射し、日本上空を越えたことを確認したことを明らか
にした。マニング氏は、ミサイルの種類について確認中としているが、
「北米には脅威にはならない」と分析した。

(朝日新聞デジタル)

アメリカにとっては屁のようなもの、日本にとっては一大事、ーーそうい
う微妙な線を北朝鮮がねらったことは間違いない。9月には小泉元首相が
訪朝すると取り沙汰されている。金正恩は来るべき首脳会談を有利に運ぶ
よう、揺さぶりの先制パンチを放ったに違いないのである。

ともあれ、アメリカからすれば今回のミサイル発射は、固い絆で結ばれた
同盟国・日本を危機に陥れる暴挙、攻撃の良い口実になる。この機を逃す
手はない。しかし、そうは問屋が卸さないのが国際政治の世界である。北
朝鮮は中国からは見放された恰好だが、もう一本の頼みの綱であるロシア
が、強固な後ろ盾となり、「寄らば斬るぞ」の構えを見せている。

ロシアのメディアが24日に報じたところによると、ロシア国防省は核搭
載可能なTU95戦略爆撃機が太平洋や日本海、黄海などの上空を飛行し
たと発表した。通常任務で公海上空を飛行したと説明したが、日時は明か
していない。
TU95とともにSU35戦闘機なども飛行したが、機数は不明。米韓両
軍は21日から朝鮮半島有事を想定した定例の合同演習を開始。ロシアは
北朝鮮に圧力をかけることに反対しており、国防省の発表は米韓をけん制
する意図があるとみられる。

(JIJI.COM 8月25日配信)

ロシアとの核戦争に発展する恐れがあるとなれば、いくら単細胞の暴走大
統領でも、おいそれとは北を攻撃できない。ここは貝のようにだんまりを
決め込むか、「こんなミサイル、痛くも痒くもないもんね」と負け惜しみ
を言うしかない。短慮のリーダーからすれば、我慢比べだろう。
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新参のスピーカーで聴くJAZZは

2017-08-28 21:36:24 | 日記
きのうアマゾンで注文したスピーカー、bluetoothのスピーカーが、今朝
はやく届いた。
きょう届けるとのメールがあったが、あいにくきょうはリハビリに出かけ
る週に1度の出勤日。まずいなあ、と思ったが、出かける前に届いたので
ある。さすがは天の声、ラッキーとしか言いようがない。ちなみに、届い
たスピーカーの商品名は、Anker A3143 という。

リハビリから帰宅して、さっそく試聴してみた。案の定、これまで使って
いたスピーカーとは段違いの、うっとりするような音色だ。リハビリをお
えたあとの心地よい疲労感、そして眠気。ウトウトしながら聴くセロニア
ス・モンクのピアノは、まるで天のささやきのようだ。

TVBOXなるものを買ってみようかなあ、とふと思った。スピーカーの音色
はスピーカーだけでなく、タブレットPCの側の性能にも依存すること、そ
のことを実感しているからだ。今のところいちばん良い音を鳴らすのは、
AZPENのノートPCである。これは中国の通販サイトで買った格安PCで、
OSが(android の派生種である)remixという珍しい製品である。1万円
前後の格安品だったせいか、ディスプレイの品質は最低レベルと言って良
い。しかし侮るなかれ、驚くなかれ、bluetooth のスピーカーを鳴らせ
る点では、これに勝るものはないと私は日々痛感している。RAMが4GBで
ROMが64GBという、これよりずっと高性能のPCでも、スピーカーを鳴らせ
る性能の点では、なぜかこれよりも数段劣るようなのである。素人の私が
聴いても判るほどだから、その相違は歴然としているに違いない。

TVBOXなるものを、私はまだ使ったことがない。名前から推し量れば、おそ
らくオーディオとビジュアルに特化した性能を持っているに違いない。
私が目をつけたTVBOXは、OSがandroid で、給電端子のほかにUSB端子を
2つ持ち、ドングルを挿せばワイアレスのマウスとキーボードが使えるとい
う利点を持っている。

明日にでもこの商品を中国の通販サイトで注文することにしよう。数週間
後かに届いたら、こいつが鳴らすJAZZのそのすばらしいスイングに身をゆ
だねつつ、(打鍵感の優れた)ワイアレスキーボードでブログを書き綴る
という、理想に限りなく近い、素晴らしい時間が待っている(ような気が
する)。
あとは良いネタを思いつくだけなんだけど。
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暇つぶしはmusic

2017-08-27 13:53:44 | 日記
最近は音楽づいている。自由に外出・歩行ができない私には、室内での気
晴らしが欠かせないが、最近は( bluetooth 接続の小型スピーカーを使っ
て)ネットの音楽配信サイトで、ジャズなどを聴くことが多くなった。こ
れまでは娯楽といえばテレビドラマを観ることだったが、このところは面
白いと思うドラマが見当たらないこともあって、テレビの画面に向き合う
ことがつまらなくなってきた。そのせいか、疲れも感じるようになってき
た。

そんなこんなで、最近はヒマさえあれば(といっても私の日常はほぼヒマ
だらけなのだが)ネットのSpotifyをクリックし、流れてくるジャズの音色
にうつつを抜かすのが決まりになっている。このサイトに何日か前から
「Daily Mix」というフォルダができ、これをクリックすると、私の好きな
曲が延々と流れてくるようになった。夕食後には、焼酎のグラスを傾け、
うっとりしながらサックスのスイングに身をまかせている。

そういう時間が増えれば、当然、もっといい音色で音楽が聴きたくなり、
勢いもっと性能の良いスピーカーが欲しくなってくる。Boseが欲しいが、
これは私にはちょっと高価すぎる。どうしたものかなあ、とあれこれ物色
し始めたところだった。

ところが、である。そんな矢先、突然Spotifyが機能しなくなった。これま
で通り曲を聴くには、Spotify premiumへと移行し、会員登録をしなければ
ならないようだ。ところがネットでググると、会員は月々980円支払わな
ければならない。どうしようかなあ。月々980円ということは、1年あた
り12,000円弱になる勘定である。

とりあえず、お気に入りの音楽配信サイトをSpotify からAmazon Musicへ
と切り替え、このサイトで満足できるかどうか、様子を見ることにした。
Amazon Music はフォークやニューミュージックなどの邦楽関係が弱い気
がするが、こちらのサイトなら、私は(アマゾンのプライム会員なので)
会員料金を支払う必要がない。様子見の期間は、ついでにスピーカーへの
物欲も抑えることにした。

ところが、である。そう思った矢先、アマゾンからメールが届き、開いて
みると、きょうのタイムセールの案内だった。セールの対象商品は、私が
かねてから目をつけていたスピーカーで、普段より1000円割引の価格で売
りに出されている。ーーおおっ、これは、と思い、このスピーカーの特徴を
知るべく、レビューをググってみると、なかなか評判が良い。音質はBose
と比べて遜色がないという。それで価格はBoseの4分の1。これは天の声
に違いないと思い、逃してはならじと、すかさずポチってしまった。

これからは当分、Amazon Music でソニー・ロリンズなどのジャズ曲を聴
くことにしよう。このサイトは私に、どんな曲を勧めてくるだろうか。
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