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『清須会議』 三谷幸喜

2012年10月11日 | 
人気脚本家の三谷幸喜さんが、初の歴史小説を出されました。
新聞広告を見たときに、とても楽しみにしていたのです。



 「何か書くのであれば歴史物の中でも戦国物と決めていました。
  時代が大きく動き出すときなので…。
  なかでも清須会議は、日本史上、初めて(戦ではなく)
  会議の席で歴史が動いた瞬間の出来事。
  僕は昔から、この会議にとても興味があって、
  今回、清須会議を題材に小説を書きました」
            (インタビューに答えてご本人の弁)


「清須会議」とは、本能寺の変で織田信長亡き後、織田家の跡目を誰にするか、
また残された領地の分配について、清洲城で織田家重臣たちが話し合ったといわれるもの。
家臣の柴田勝家、丹羽長秀、羽柴秀吉、池田恒興の4人が会議に出席したとされている。

歴史に名を連ねる武将達の独白の形で、話は進みます。
その独白が、現代語訳として書かれているのが大きな特徴です。
表紙にもある通り、まるで携帯電話でおしゃべりしているかのような会話。
そのしゃべり方にそれぞれの武将の性格がにじみ出ていて、可笑しいです。

独白と会話からなるので、するするっと読めてしまいます。
喜劇をこよなく愛する三谷さんらしい作品だと思いました。

この本は、作者の三谷幸喜さんのファンの方に特におすすめです。
三谷ファンなら、作者の描く笑いがよく理解できると思うので。
あとは、現役中高生の朝読書なんかにぴったりかな。

映画化も決定済みで、来年秋公開予定だそうです。
キャスティングがとても楽しみ。
三谷さんのキャスティングって、とても上手いと思うのです。
きっともう、撮影始まっているのでしょうね。。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (okada)
2012-10-12 18:53:08
おお、読まれたんですね。僕もこの本は気になってまして、そのうち読もうと思っています。
そうですか、映画化も決まってるんですか。そちらも楽しみですね。
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映画 (Poke)
2012-10-15 18:58:18
>僕もこの本は気になってまして、そのうち読もうと思っています。

そうでしたか・・・。
読む人によって分かれそうな作品だと思いました。
読まれたら、是非感想聞かせてください。

映画もとても楽しみですよね~
台詞はどうするのかな・・・
キャスティングがとても楽しみです。。
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