『小さいおうち』で直木賞を受賞された中島京子さんの新刊読みました~
『長いお別れ』は、英語でロング・グッドバイ。
〈少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行く〉という意味で、
認知症のことをアメリカではこう表現するそうです。
父親がアルツハイマー型認知症と診断されてからの10年間、
老夫婦と3人の娘とその家族の日常が織りなす、8編の連作集です。
実際、中島さんご自身が認知症を患った実父を介護なさった経験がベースになっていると
お話されていました。
そのせいか、日常の細かなエピソードがとても具体的で視点が温かいのです。
身近な家族を忘れてしまっても、いつまでも忘れない記憶も確かにあるのです。
どの家族も、ゆっくり遠ざかる父親と不思議な会話を繰り返してみたり。
表現する方法や具体的な単語、言葉を忘れてしまっても、
喜怒哀楽の感情は、しっかりあるのです。
迷いながらもそのことに気づいていく家族の姿がいいなと思いました。
長い老後が何かと話題になっている今にピッタリの内容かもと思いました。。
『長いお別れ』は、英語でロング・グッドバイ。
〈少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行く〉という意味で、
認知症のことをアメリカではこう表現するそうです。
父親がアルツハイマー型認知症と診断されてからの10年間、
老夫婦と3人の娘とその家族の日常が織りなす、8編の連作集です。
実際、中島さんご自身が認知症を患った実父を介護なさった経験がベースになっていると
お話されていました。
そのせいか、日常の細かなエピソードがとても具体的で視点が温かいのです。
身近な家族を忘れてしまっても、いつまでも忘れない記憶も確かにあるのです。
どの家族も、ゆっくり遠ざかる父親と不思議な会話を繰り返してみたり。
表現する方法や具体的な単語、言葉を忘れてしまっても、
喜怒哀楽の感情は、しっかりあるのです。
迷いながらもそのことに気づいていく家族の姿がいいなと思いました。
長い老後が何かと話題になっている今にピッタリの内容かもと思いました。。
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