ふじわらのりかの不思議

彼女がデビューしたて、十代のグラビアを持っている。
青空コート、ビキニでバスケットボールと戯れているやつだ。
丸顔で、細い手足がやたらと長いという印象しかなかった。
歌えない、演技できない、司会もそこそこ。
彼女が芸能界を今まで生き延びたのは、事務所の力が大だろう。
ちなみにバーニング系だけど…

エコの特番で司会をはったが、やはり数字はとれなかった。
まぁエコに対する番組のコンセプトそのものが批判されてたから、損な役回りとも言える。

かのう姉妹が何やってるのか分からないのと、ほぼ同レベルで、ふじわらのりかは不思議。
格差婚って、何？
いわゆる人脈の差というやつか？
結婚で注目を集めるなど、女の武器を最大限に利用してきたのだろうな…

志村けんの天才

志村けんは、ばか殿様で結構な有名どころの女優を使っている。
お下品な番組であることは本人が一番分かっているようで、女優選びに独特の方法論がある。

動物的レベルで自分のことが好きかどうか見極めるために、その女優の前で放屁してその反応を冷徹に観察するのだ。
お笑いでなければできないオーディションだよねぇ…
及川奈央は合格したらしい。

一方、女優の判定は目ヂカラですると、極めて常識的なことを言った井筒という監督は常識人というか凡人だろうな。

受難

９１１テロには、アメリカの陰謀説もある。
ある中学教員が授業で陰謀説を言ったら、親に確かめた生徒がいた。
その親は即、教育委員会に抗議し、関係校長・教員が謝罪！という記事があった。

不思議な話。
親による言論統制なんだろうか？
その教員のどこがけしからんのか分からないが、生徒と親の知的レベルを把握していなかった、ということなんだろう。

だいたい、微妙な問題に関する発言は、すべて曲解されて言ってもいないことが、まことしやかに一人歩きするものなんだ。
デマというやつを流される危険は常にある。
情報に対する生理的レベルの反応が、デマを生むんだから。

ケータイ小説という物語

ケータイ小説、まだ読んだりしてないんだが、読んでる子に聞いてみると、ケータイ小説独特の文体に脳が侵されていくのが分かる…と、なにやら文芸部員ぽいこと言っていた。

純愛を求めているのに、自殺やレイプ、妊娠、風俗業などパターン化された記号が溢れているらしい。

登場人物たちは…
時間の積み重ねによる奥行きの深まりに乏しく、殴られれば痛い！というようなことがあるだけ
と、小説としては酷評されてたけれど、むしろ、そうであることがケータイ小説には大事なのだろう。
小説は、リアリズムの追求でもある。
今の時代、ケータイ小説がウケているのなら、現代的なリアルさがあるのだろう。

むかつく・寒い・痛い…
言語表現自体が、心理的というよりも生理的なものに傾いている。

刹那に感じる痛み、それだけがリアルというか確かなものなのかな？

物語と人間

人生に意味はあるのか？という問いに対しては
抽象名詞としての普遍的な人生なんて無い！
ということを指摘しなければならない。
人生は固有名詞。誰の人生なのか？が問題。

人は意味なしに生きられない。無意味だ！と泣き叫ぶときでさえ、
それはその人が創り出した意味。

人生の意味って「物語」なんだと思う。
刹那のリアリズムを求めて、
小説が物語の喪失に向かったときもあったけれど
やはり、人は物語を求める。

物語は言葉で構築された世界。
人は言葉という本能を持つ動物。

心理学用語で「人生シナリオ」というのがある。
ネガティブ極まりない自己イメージを持っている人が
自分の人生に対してあらかじめ抱いている、失敗へといたるシナリオだ。
それが一番楽なのかもしれない。
だって失敗ほど、安易で楽なものはないからなぁ…
負けるために試合するという敗北主義なんだ。

これってギザ・キモス。