YUKI

言語、言語で表現できることすべて

imagination = 想像力?

2006-06-28 23:06:49 | Weblog
「空耳だよ」「気のせいさ」…英語で言うと?

空は sky ? empty ?
耳は ear だよねぇ、なんて冗談はさておき

(It's) Your imagination.

これが英語的表現です。
imagination に対して「想像力」という日本語を対応させて
分かった気になっているようでは、出てこない表現です。

imagination とは、目の前にないもの、存在しないものを
あたかも存在するかのように心に描く、想うことなのです。
imagiantion の肝は「存在と無」!

だとすれば、空耳の訳にぴったりでしょ?

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Still Japanese

2006-06-26 17:10:10 | 閑話休題
もう8年ほど前のことです。
あるアメリカ人教授と、日本文化や英語教育について談論風発!
非常に楽しく語っておりました。
日本人とは、こうはいかないのは何故なんでしょうか?
使用言語は英語でも日本語でも構わないのにねぇ…

日本の若者のだらしなさについて、
「ジベタリアン」を例に出して若者批判していたところ
"Still Japanese!"
という印象的な言葉が出ました。

「私はユダヤ人です」とも…
話がちょっと重くなり、heritage について色々と語り合いました。
「日本人の良さは失われていない」と強くはげまされたのです。

いまでも
金髪で蒼いカラーコンタクトレンズ、おへそを出して歩いているような若者
を見かけると、なぜか Still Japanese というフレーズを思い出し、
heritage に想いを馳せ、ユダヤ数千年の歴史を想像してみるのです。

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貴方の知的ヒーローは?

2006-06-25 22:51:28 | 閑話休題
「貴方の知的ヒーローは?」
アメリカ人教授に英語で訊かれたはずですが
英語そのものが思い浮かばない…というのは、まぁ本筋ではないので。

彼の知的ヒーローはチョムスキーなんだそうです。
言語学者としてのチョムスキーはアメリカで
非常に評判が悪いんですが、
哲学者、政治運動家としての側面も評価しての
「知的ヒーロー」なのでしょうか。

「私の知的ヒーローはウィトゲンシュタイン!」
これが私の解答でした。

まぁ、大抵の人にとっては、せいぜい名前を知ってる程度の人なんですがね…

今現在、私の知的ヒーローは若干増えています。
①日蓮
数ある仏教宗派の中でも、開祖の名が付けられているものは日蓮宗だけです。
残念なことに仏教系新興宗教の多くが、
日蓮宗の流れを汲んでいて、中にはワルサをする邪教も存在するのですよ。
②玄奘
西遊記の元ネタ、実在の三蔵法師玄奘の伝記らしきものを読んで
感銘を受けたのです。
私が愛唱する般若心経も玄奘訳なわけですし…
③野田俊作
日本におけるアドラー心理学の第一人者と言ってよいでしょう。
仏教的見地から言って、唯一、納得できる心理学です。

こうしてみると、仏教系ですかねぇ。
ウィトゲンシュタインと仏教の類似性を指摘する研究もあるくらいですから。

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チョムスキー的文法観?

2006-06-24 23:19:46 | Weblog
駿台予備校の○○大学入試研究会に行ってきました。
第Ⅰ部で入試結果
第Ⅱ部で英語入試問題について…

英語の難易度があがり、長い目で見れば
難易レベルが元にもどったということでしたが、
再現答案によると、出来が非常に悪い!

ここ数年の生徒で特に目立つのは…
①不規則動詞の変化形が書けない。
②疑問詞が使えない。
③複文になるとダメである。(接続詞×、関係詞×)

これは、現場教師の間でも言われていることです。
どう指導するのか?

「なんとなくでよいのなら誰でも概要は分かる、そこから先で勝負するのだ!」

文脈・概要を正確に捉えるというのは応用であり
その前に構文の知識を基にして正確に理解・発表するという
英語の基礎を習得する必要がある!

全くその通りの正論です。

ところが!これすら日本における英語教育界では
共通理解になっていません。
指導内容・方法や時間数といった、学習指導要領の呪縛が中学では大きすぎ、
高校では、日本語訳に頼りすぎるという「誤った受験指導観」の呪縛により
文法指導そのものが、うまく機能していないのです。

構造や文脈を論理的に指導せず、日本語でごまかすんですね。

文法=文の生成、理解に必須の知識

チョムスキー的な文法観でしょうが、これを体得せんことには
日本の英語教育に未来はありません。

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英語って 楽しい?

2006-06-22 23:17:30 | Weblog
『数学って、問題解くのは楽しいよなぁ』
ある数学の先生の弁です。
たしかに、数学の問題を解くのが大好きな生徒もいるのです。

しかし、大学の数学科となると高校数学とは大違いで
あまりに抽象的なために
学生たちは「数学って何?」と少なからず悩むのだそうです。

では、「英語って何?」

日本人学生にとって英語はAcademic English でしょうね。
学問最前線の最新情報を得るための武器・道具…
これは江戸時代・明治時代のころと変わらないことです。
少し違うのはインターネットによる瞬時性というか同時性!

通信速度という制約が大きいのでしょうけれど
インターネットにより、むしろ、
英語における「読み書き能力」が
より一層重要になったと思うのです。

「知ることは楽しい」

そのための武器として英語を学ぶことは意義あることだと思うのです。

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