YUKI

言語、言語で表現できることすべて

CLOZE TEST

2006-08-28 22:55:38 | Weblog
虫食い問題とも呼んでましたが、
各課が終わると、まるまるCLOZE TEST にしてました。
20問各5点です。不合格者は、裏面に本文を1回書いて提出ですね。

効能としては、本文を見直し、前置詞などの機能語や
key word となる内容語にsenseitiveになることです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音読

2006-08-28 22:43:08 | Weblog
音読が大流行中?

大昔、新採用のとき、先輩にこういう人がいました。
「あの手この手!」
その授業の特徴は、
①少なくとも3回以上は行うコーラス・リーディング
②教科書英文からの和文英訳小テスト

生徒が言う、その効果とは、

「教科書のどこに何が書いてあるかわかるようになった。」

信念を持って愚直にやることが肝ですなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大手予備校講師による東大ゼミ

2006-08-27 22:02:09 | Weblog
文部省が公認して以来、予備校は受験指導に引っ張りだこ。
そりゃぁそうでしょ。
学校のセンセは、書類のお仕事の合間に授業・教材研究してるんだからね、
予備校のセンセと違って…

しか~し、今日のカリスマもどきは…
生徒が飽きてましたねぇ。

それは何故か。
いわゆるスラッシュ・リーディングを基本に
日本語に頼るスタイルですが、
生徒の問題点に答えていないのです。

「長文を読んでいても、直前に読んだことが頭に残らない!」

ていねいに読み進めながらも、
情報の取捨選択…要約もしなければならないのです。
それができていない。

抽象的なエッセイになると、全訳を読んでも分からないのです。
要約して「ようやく」分かるのですよ…

つまり、情報をinput しながらメモをとる、
note taking の skill が必要なのに
誰もそのことに気づいていないのです。

ディベートでは、基本スキルなのですが…
あと、ヴィジュアル化といいながら、
記号をごてごて書き込むだけなんだねぇ。
図やイメージをもっと使うべきなのです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当の文法訳読式

2006-08-27 00:48:16 | Weblog
もう退職されましたが、
伝説の中学英語教師の授業を見る機会にめぐまれました。
まず、授業には毎回、5分早く教室入りし5分遅く終わるのです。
これを3年間!50分授業ですが、実質60分授業。
さらに、英作文専用のノートが3年間で10冊!
普通のノートに、毎日せっせと、生徒達は英文を書くのです。

スキット作りとその発表、スピーチ、色々な活動をしてましたが、
(自分以外で)本当の文法訳読式授業を初めてみました。

指名された中学3年生は、次のように答えていったのです…

「読みます。
 On December 1, 1955, Rosa Parks did not give up her seat
to a white passenger.
On December 1, 1955, は副詞句で文頭に出て「強調」です。
 1日(ついたち)なので前置詞はonです。
 Parks は主語です。
 did not give up は述語です。時制は過去です。否定文です。
 her seat は 群動詞 give up の目的語です。
to a white passenger は副詞句で、give up を修飾しています。
give up は二重目的語を取りますが、前置詞toを使い、直接目的語である
 a white passenger を後置しています。
 では、訳します。
 1955年、12月1日、ローザ・パークスは自分の座席を白人の乗客に
 ゆずりませんでした。」

という具合です。これぞ、文法訳読ですね。
これに加えて英問英答、音読という王道?を突き進むのです。

本来、文法訳読は、そういうものなのですね。
適当な日本語訳でゴマカスものではないのです。

生徒は、その先生の指先どころか、アゴのちょっとした動きでも
よく訓練されたオーケストラのように、活動してましたねぇ。

ただし、休み時間に数名の生徒と
一緒に連れていったイギリス人が会話を試みましたが
ダメでしたね。

ジャズのような即興は無理なのかなぁ。

文法訳読がオーケストラなら、
コミュニケーションはジャズ?

確かにジャズの命は即興だそうで、クラシックの訓練を受けた人でさえ
そのスピードについていけないそうです。

オーケストラ+ジャズ
そこがミソなんだねぇ~
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英語が分からない?

2006-08-17 22:37:23 | Weblog
日本に住んでる日本人にとって英語は外国語です。
この点すら、よく分かってない?人が大杉!


外国語って、むつかしい。分かるわけないんですねぇ、本来的に。
しかし、英語がわからないという中高生って多いんです。

「わからない」…教室における最強の言葉です。
良心的な教師ほど、この時点で思考停止に陥りがち。

ただし、私の場合は;

「日本人に英語が分かるわけないだろ、じゃぁ、これは?」

次々と問いを言い換えていきます。
問うていることは同じ事で、違った観点から次々と尋ねるのです。
「わかりません。」とオウム返しばかりする女子生徒も
質問20連発の果てには、問いに答えざるをえませんでした。

「わからない」とはなんでしょう?
日本語に訳すとわかるのでしょうか?
図で示すとわかるのかなぁ?

要するに、イメージ化できないってことなのでしょう。
つまり、自分の体験なり知識体系にとって異質なのです。

そもそも、外国語を学ぶとは、異質なものへの耐性をつけるということであり
分からないなりに課題を遂行していくことではないでしょうか。

なまじ、日本語そのものの翻訳能力が高いがゆえに
日本語に頼りすぎるきらいもあります。
日本語にしないと分かった気にならない?

Are you tired?
Aren't you tired?

それぞれに対するYes. No.の日本語訳をいちいち確認するなんて
無意味ですねぇ。

疲れてるなら Yes.
疲れてないなら No.

これ以外に何が必要なのでしょう?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする