高校生の頃、ある反面教師に「火の鳥」を薦められた。
手塚は好みではなかったこともあり
「一生、読まない!」決意をしたw
あれから○十年…
職場の片隅に、「火の鳥」シリーズが置いてあった。
暇な時期でもあり、読んでみた。
そして、ムカついた。
主な理由は二つ…
・やたらと人が死ぬ物語は、嫌い
・火の鳥が、とにかく偉そうw
人の「魂」を雑に扱っている感じ?
水木しげるは、手塚を「一番病」と批判した。
なんでも一番になりたがる…
で、とあるライトノベルに非常に秀逸な台詞を発見!
初代勇者が天使長に言うのである
「お前は、なんでも一番になりたがる。だから物事の本質を見誤るんだ!」
いい得て妙♪
石ノ森章太郎なら
「機械に心はあるのか?」と思索するが
手塚の場合、アトムは「心優しい科学の子」である。
まぁ~、アトムの歌は谷川俊太郎作詞だけど、手塚が了承しているわけでw
アトムに苦悩は無く、ただ物語を廻す役目だけがあるかのようだ。
「火の鳥」は、いかにも壮大な物語だが…
現代人が求める「魂」の救済には、程遠いだろう。