YUKI

言語、言語で表現できることすべて

あくびと発声・発音

2005-05-18 20:36:54 | Weblog
発音、発声指導は言語教育の基本だと思う。

しかし、ここ日本では、日本語においても英語においても
ほとんどなされていないようだ。
少なくとも、私の周囲では皆無。
幸い、全国レベルの音楽部が勤務校にはあるので、
顧問に発声指導について尋ねてみた。

すると、「あくび」をすることで口腔内「ラッパ」の形状を
改善する訓練を日常的に行っているとの答え。
4種類のあくびで訓練する。
基本的には、軟口蓋をあくびの力で意識的に
持ち上げてやることで共鳴器官としてのラッパの形状を
広げて響きをよくしてやるのだ。

私が、ヴォイス・トレーニングの資料から仕込んだ方法と
ほぼ同様。

日本人と白人で口腔内ラッパの形状を比較すると
日本人のそれは小さく、
英語音の深みを十分に表現できない。
あくびトレーニングが必要になってくる。

しかし、英語の時間に退屈のあくびはさせても
発音・発声改善のためにあくびをさせている英語教師は
この日本に、何人いるだろう?

そこまでやる必要はない!という声はもう聞き飽きた。
時代が進むにつれて、その必要性が証明されてきたこと
ばかりであったのだから!

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