YUKI

言語、言語で表現できることすべて

上坂すみれについて知っているニ三の事柄…「中川ばりの短足」?

2014-05-26 00:26:07 | Weblog
「上坂すみれ」はロシア語も堪能な
ロシアおよびミリタリーヲタクであるが…

「ヲタク美少女」のパイオニアである中川翔子とは、
NHKのアニソン番組「アニソン・アカデミー」で
某レコーディングスタジオから中継で会話しておりますた。

仲は悪くないようですw

中川は自他ともに認める短足。
(一部には、謙遜であるという意見もあります)
ただし、小顔♪

上坂は、グラビア・アイドル経験がないために、
ゴスロリ?風衣装に隠れておりますが…

すげ~短足・胴長に見える!
しかも巨顔…



写真は、思い切っての「上から視点」が多いので
目の錯覚で脚が短く見えるように撮ってますが
実際に短足なのは、明らかであろう。





まぁ、足長族が増えてきた昨今、
貴重なチャームポイントなのかも…

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祝!羽生、名人戦無敗の4連勝!!

2014-05-22 00:14:01 | Weblog
羽生・森内・渡辺の三強時代で、真の強者は森内…
という雰囲気の中、
やはり第一人者は羽生であるということを証明する名人戦であった♪
竜王戦でやらかした三連勝四連敗を
名人戦でもやらかせば、これはこれで伝説なんだがねw

竜王を制し、永世七冠となるのも時間の問題だと思うんだが
二度目の年間七冠達成の可能性も出てきたと思っている。

まぁ、6月の棋聖戦が、また羽生vs森内なので、
ここで森内を攻め崩すことができれば…というところであろう。
****************************************
<名人戦>羽生、4戦全勝で奪取 史上初3回目返り咲き
毎日新聞 5月21日(水)20時20分配信
<名人戦>羽生、4戦全勝で奪取 史上初3回目返り咲き
 千葉県成田市の成田山新勝寺「奥殿」で繰り広げられた
第72期名人戦七番勝負第4局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、
大和証券グループ協賛、千葉県成田市後援、成田山新勝寺、
ANAクラウンプラザホテル成田協力)は
21日午後8時18分、111手で挑戦者の羽生善治王位(43)が
森内俊之名人(43)を破り、4戦全勝で名人位を奪取した。
残り時間は羽生48分、森内1分。
 羽生の名人位獲得は4期ぶり通算8期目で、
大山康晴十五世名人の18期、中原誠十六世名人の15期に次ぐもので、
木村義雄十四世名人、森内と並ぶ歴代3位タイ。
3回目の名人返り咲きは史上初。
自身の持つタイトル通算獲得最多記録を87に伸ばした。
他のタイトル(王位、王座、棋聖)を含めて4冠となる。
 森内は竜王の1冠になった。
 羽生新名人の略歴 1994年、米長邦雄名人(当時)に
4勝2敗で勝って初めて名人を獲得。3連覇のあと失冠。
2003年に返り咲くも翌年失冠。
08年から3連覇。十九世名人の有資格者。【山村英樹】

 羽生新名人の話 難しい将棋も多かったが、
こういう形(4連勝)で勝てたのは幸運でした。
自分なりに今までと違う感じの将棋を指せたらと思ったら、
こういう結果になった。積極的に動ける時に動きました。
(返り咲きについては)まだ実感がわきません。

 森内前名人の話 七番勝負に入っても
今まで通りに指していたつもりでしたが……。
流れで力将棋になったことが多かったが、
チャンスらしいチャンスがなく、内容的に押されていました。

毎日新聞 2014年05月21日 20時58分(最終更新 05月21日 21時18分)
 新たな「平成伝説」の誕生--。
千葉県成田市の成田山新勝寺「奥殿」で
20、21日に行われた第72期名人戦七番勝負第4局
(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、
同市後援、成田山新勝寺、ANAクラウンプラザホテル成田協力)。
「昭和」を代表する大山康晴十五世名人対升田幸三実力制第四代名人と並ぶ
史上最多の9回目の顔合わせは、
挑戦者の羽生善治王位(43)が森内俊之名人(43)を4連勝で降し、
4期ぶり通算8期目の返り咲きを果たした。
 羽生と森内の名人戦は、幾多の死闘を繰り広げてきた。
森内は十八世名人、羽生は十九世名人の資格を獲得。
本局で両者の対戦は127局(羽生の70勝57敗)となる。

 第69期に森内が羽生から4勝3敗で奪取して以来、
羽生がA級順位戦で好成績を上げても、森内にはね返される年が続き、
両者の対決に一区切りついた印象もあった。

 ところが、今期の羽生はA級順位戦を8勝1敗で勝ち抜き、
3期連続の挑戦権を獲得。
4期連続となった対決は定評のある森内の受けを、
羽生の強烈な攻めが打ち破ったシリーズといえる。

 第4局も羽生の攻めが、森内の受けを上回った。
当初、羽生の攻めは焦らされた観があり、
森内は的確な受けから反撃に転じ、
控室も「森内有利」との見方が大勢を占めた。
しかし羽生が巧みな攻めを続けて、森内のミスを誘って勝ち切った。

 森内は前期七番勝負から約1年間好調を維持して迎えただけに、
わずかな誤算が生じて敗戦するパターンが続いた。

 1月から3月の王将戦七番勝負で渡辺明王将(30)に敗れた羽生だが、
充実の指し回しで名人位に復活。
羽生が名人を含む4冠を獲得したのは、2010年3月に王将を失うまで、
名人・王座・棋聖と共に保持して以来だ。
6月から棋聖戦五番勝負が幕開けし、羽生に森内が挑むことが決まっている。
幼年時代から対決してきた両者が、
さらなる「平成」の伝説を刻み続けるのは間違いない。【山村英樹】

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軍事機密と「セウォル号事故」

2014-05-19 22:39:25 | Weblog
いまだに行方不明者がいる、最悪の海難事故「セウォル号事故」なんだが
事故というよりは、明らかな人災である。

なんとかなるだろうとタカをくくっていたのが、
政治基盤さえ揺るがす事件に発展しているのである。

しかし、なぜ、日本の支援を断ったのか?

よくわからなかったのだが、軍事機密とかかわるのだと指摘する記事があった。

あの海域は、「済州島」にほど近く、
「済州島」は半島有事の際には、
韓国という国家の命運を分ける軍事拠点になるのだという…

確かに、詳しい地形、海底地形などは軍事機密なのである。

小野寺防衛相も安倍首相も、その辺の事情を十分にわきまえたうえで
「支援を受けてくれたらいいのに」なんて言っているわけである。

国際政治というのは恐ろしいものである。

傾きかけた韓国経済の犠牲者の冥福を祈るのみ。

合掌

**************************
「セウォル号事故」で韓国が日本の支援を断ったのは
「反日」だからではない
Business Media 誠 4月22日(火)11時16分配信

済州島で韓国海軍が前線基地を建設するという計画がある…

「セウォル号」沈没事故で、韓国政府が日本からの支援を断ったことが、国内外で物議を醸している。
事故直後の16日、海上保安庁が韓国の海洋警察庁に救助活動の支援を打診したところ、
こんな回答があったらしい。

 「申し出はありがたいが、現在、特段支援を要請する事項はない」

 だが、その後の海洋警察の失態続きからはとても「間に合っています」
という状況ではなかったことはご存じのとおりだ。
内部に侵入した、酸素を注入した、というウソ発表を連発。
行方不明者家族の怒りもピークに達し、「なぜ日本の支援を拒絶したのか」と
海洋警察幹部に食ってかかる人まで現れた、と韓国のニュースでも大きく報じられた。

 誰が見ても「支援を受けたほうがよかった」的な状況から、
愛国心溢れる方たちの間から「国民の命より反日優先なのか」とか、
「つまんねえ意地を張ってんな」なんて意見が続出したが、
そんなくだらない理由で支援は断らないだろう。
とはいえ、一部メディアが推測しているような、
現場海域が荒れていて海外からの支援が来ても混乱するだけだとか、
海保が足手まといになるからだとかいう理由はもっとピンとこない。

 1996年に海洋水産部の外庁として独立した韓国の海洋警察庁は、
当初は海保と比較できないほど小さな組織で、
排他的経済水域の拡大にともない海保を“脅威”ととらえることで
予算と設備を拡大してきたという経緯がある。
そのあたりは海上保安大学校の研究報告のなかにある
「韓国海洋警備を取り巻く政治力学」で詳しく触れているが、
海難事故や潜水技術でも1日の長がある海保が“足手まとい”呼ばわりされるいわれはないし、
そもそも海洋警察とは、こういう事態を想定して関係を築いてきたという実績もある。

 実は、海保が事故直後に支援を申し出たのは、いい子ぶったからではない。
韓国の海洋警察とは過去9回、海難事故の合同訓練を実施しており、
2013年11月にも釜山港の近海で旅客船が火災を起こし
乗客が海に転落したという想定で訓練を行っているのだ。

 そこから半年も経たず想定していたような海難事故が起きた。
これで支援を申し出ないほうがどうかしているし、普通は相手も受け入れる。
にもかかわらず韓国は「間に合ってます」と言ったのだ。
こういう状況を考えれば、韓国が日本からの支援を断った理由は1つしかない。
それは、「この領海内に入ってきて欲しくない」ということだ。

※情報がバレバレになる

 他国の船が海難事故の救援活動に関わるということは、
現場海域へ向かうまでの航路や現場周辺の海岸線や海底の地形など
さまざまな情報がバレバレになるということだ。
それを嫌って、海保の支援を断ったという可能性である。

 いや、旧ソ連とか中国ならいざしらず、
「そんなの考え過ぎでしょ」と笑うかもしれないが、実は韓国にしてみれば、
このあたりの海域を、旭日旗をなびかせた船にあまりかぎまわれたくないという思いがある。
なぜかといえば、「セウォル号」の目的地でもあった済州島が近いからだ。

 日本人からすれば、済州島といえば、カジノのあるリゾートアイランドなんて平和なイメージだが、
実はここに韓国海軍が前線基地を建設するという計画が進められている。
長崎・五島列島までわずか180キロというロケーションに
イヤーな予感がしている人も多いだろうが、それだけではない。
実はここに中国の空母「遼寧」が入るのではないかという
仰天情報が日韓の政府関係者の間で飛び交っているのだ。

 ご存じのように今、「反日」を合い言葉に韓国と中国が急接近している。
両国は慰安婦問題、戦時徴用工訴訟(戦時中に強制労働させられた
韓国の元徴用工が日本企業に損害賠償を求めた訴訟)で足並みをそろえ、
中国・ハルビンに韓国の反日ヒーロー・安重根の記念館を建てるなんてコラボも開始している。
そんな親密ぶりがゆえ、軍事的にも日米を裏切って、
中国にすり寄るのではないかという心配の声があがっているのだ。

 実際、韓国は中国と事実上の軍需支援協定(ACSA)を推進している、
と多くの韓国メディアが報じている。
その一方で日本との軍事関連協定はいずれも
韓国側のドタキャンで頓挫しているのは、ご存じのとおりだ。

 もちろん、韓国にも中国と手を組むなんてありえないという声も多い。
尖閣同様に「済州島も我らの領土アル」と訴えているからだ。
そのような不透明な状況のなか、ひとつだけハッキリと言えることは、
韓国と中国のパワーバランスを考えた時、
「済州島」というカードが非常に重要になってくるということだ。
東シナ海の覇権を狙う中国からすれば、
あのロケーションはのどから手が出るほど欲しい。
実際、過去に日本に「元」が攻めてきた「元寇」でも、済州島は軍事拠点になっている。

 つまり、韓国にとって中国につくにしろ、これまで通り米国につくにしろ、
「済州島」というのは国家の命運を分ける軍事拠点になるということだ。
常識的に考えれば、そんな大事な“切り札”の周辺に日本の巡視船をウロウロさせるわけがない。
事実、黄海で作戦中の米軍艦艇から救援のためと現場海域に入ろうとしたヘリ2機も
「韓国海軍の承認が得られなかった」という理由で帰還させられている。

※国際政治における「駆け引き」

 小野寺防衛相はマスコミに、海上自衛隊でも支援の用意をしていると述べた。
安倍首相も残念そうな顔をして、「支援を受けてくれたらいいのに」なんてこぼした。
2人ともこういう韓国の思惑を分かっていながら、ああいう発言をした。
批判をしているわけではない。
これが国際政治における当然の「駆け引き」なのだ。

 尊い人の命がかかっているってのにそんなくだらねえことで、と多くの人があきれるかもしれない。
ただ、悲しいかなこれが現実でもある。

 バカな船長のせいで、多くの罪のない人たちが危険にさらされたように、
かじ取りをしている政治家の判断によって、国民は生死を左右されてしまう。
こういう厳しい現実を前にして、我々のような無力な個人ができることは限られる。
今はただ、ひとつでも多くの奇跡が起きることを祈りたい。
[窪田順生,Business Media 誠]

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Frozen「アナと雪の女王」…I Love Olaf!

2014-05-17 11:34:36 | Weblog
ディズニー映画Frozen「アナと雪の女王」には
夏に憧れる、生きてるsnowman「雪だるま」Olaf が登場する。



漫画のPeanutsというかSnoopyにも犬のOlafが登場し
オンラインゲームのLeague of LegendsにもOlafというキャラが登場する。
ディズニーウィキによると…

In Norway, Olav is a popular male name.
The writers likely changed it to Olaf.
<Personality>
“When Elsa flees Arendelle...
she starts playing with the very magic
she’s been hiding for so long.
The snowman she creates comes form memories of the happy times
she shared with Anna when they were young.
Olaf represents that pure innocence and childhood joy.”
―Jennifer Lee, Frozen screenwriter

まぁ、Frozenはノルウェーが舞台ということで、
Olafなんでしょうねぇ。

彼は、Annに「愛とはなにか」を伝える重要なキャラクターでもあります。
子供のころ…

Elsa: Hi, I'm Olaf, and I like warm hugs.



アンが、失踪したエルサを探しに行って…
Olaf: Hi, everyone. I'm Olaf. And I like warm hugs.



Olafは、ハンスに見捨てられた
forzen heartのアンを暖炉の前に連れて行き…



<What is love>
Olaf: So, where's Hans? What happened to your kiss?
Ann: I was wrong about him. It wasn't true love.
Olaf: But we ran all the way here.
Ann: Please, Olaf, you can't stay here. You'll melt.
Olaf: I'm not leaving here,
until we find some other act of true love to save you.
Do you happen to have any ideas?
Ann: I don't even know what love is.
Olaf: That's OK, I do.
Love is putting someone else's needs before yours.
Like, you know, how Kristoff brought you back here to Hans
and left you forever.
Ann: Kristoff loves me?
Olaf: Wow, you really don't know anything about love, do you?
Ann: Olaf, you're melting.
Olaf: Some people are worth melting for.

エルサの心情を表すLet It Goが素晴らしすぎて
当初は悪役だったエルサがダブルヒロインに格上げされたらすぃw
Olafは、当初、悪役エルサの家来snowmenのひとりだったとか…

子供が作るsnowmanは不細工なものなので、
Olafも必然的にあ~なったんだが、
「キモカワ」ですよねぇ♪

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羽生善治、名人戦三連勝中!…竜王戦の悪夢は…無いことを祈るのみ!!

2014-05-10 12:02:48 | Weblog
「羽生」は「はぶ」と読むのがまぁ、通り相場だったが、
最近は「はにゅう」とも、読むのであるw

将棋の羽生世代の下の世代も伸びてきて、
羽生いわく、下の世代とタイトルを争うことが多くなり、
羽生の神話も崩れたかに見えて…なかなか崩れない。

「羽生善治」三冠(王位・王座・棋聖)が、
同世代の「森内俊之」名人(名人・竜王)と対戦中である。

現在、羽生の三勝0敗♪
羽生には竜王戦で「渡辺明」竜王に
史上初の「三連勝四連敗」(2008年)をやらかした前科があるので、
ファンとしては気が気じゃァない。

羽生って、まさに、記録にも記憶にも残る
レジェンド中のレジェンドですねぇ…

早く竜王にもなって、史上初の永世七冠になってほしいものだ。

****************************************************
名人戦:羽生3連勝で王手 第3局

毎日新聞 2014年05月09日 20時39分(最終更新 05月09日 22時10分)
 佐賀県武雄市の湯元荘東洋館で8日から繰り広げられた
第72期名人戦七番勝負第3局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ
協賛、九州通信ネットワーク、名人戦武雄対局実行委員会協力)は
9日午後8時24分、120手で挑戦者の羽生善治王位(43)が
森内俊之名人(43)に3連勝し、4
期ぶりの返り咲きに向けてあと1勝となった。

 残り時間は森内18分、羽生24分。
第4局は20、21日、千葉県成田市の成田山新勝寺で行われる。

 際どい攻め合いを羽生が競り勝ち、
4期ぶり通算8期目の返り咲きへ向けて前進した。

 羽生の急戦矢倉からの攻めを、森内がかわそうとする展開になった第3局。
封じ手の5七銀(59手目)をはさみ、
2日目も当初は間合いを計る指し手が続いたが、
羽生が4五歩(66手目)と仕掛け、せきを切ったように激戦に突入した。

 森内も8二飛(73手目)と反撃に出た。
しかし、羽生は、5七と(78手目)以下8三金と指し回して、森内の竜を捕獲。
穴熊の堅さを生かし、優勢に立った。
森内も粘りをみせ、一時差が詰まったかに見えたが、
最後は即詰みに切って落とした。

 第2局に続き一気に攻めきった羽生の強さが光った。
名人戦七番勝負では森内に3期連続敗れていたが、今期は大きくリード。
第4局で反撃に転じたい森内がどう立て直してくるか。【山村英樹】

 羽生王位の話 仕掛けたところでは、
指す手がなくなったので仕方がないかと思いました。
自信がなく、ずっとちょっと悪いんじゃないかと思って指していました。
本当に最後の方、8五歩(108手目)でよくなったと感じました。

 森内名人の話 自分からはなかなか動けない将棋で、
動いてきたら反撃するつもりだった。
4筋から攻められて予期しない展開になった。
4四桂(85手目)に期待したが、あまり大したことがなかった。
6七銀(96手目)が詰めろで、それからはダメです。

2008年6月17日、第66期名人戦第6局で森内名人を破り、名人位と三冠に復帰。
通算5期獲得により永世名人(十九世名人)の資格を得、
史上初の、いわゆる「永世六冠」(永世名人、永世棋聖、永世王位、名誉王座、
永世棋王、永世王将)を達成。
大山康晴と中原誠の「永世五冠」を抜いた。
そして、残る1つの永世位獲得をかけ、
第21期竜王戦で渡辺明竜王への挑戦権を得る。
渡辺が勝てば連続5期で初代永世竜王、
羽生が勝てば通算7期で初代永世竜王という、
タイトル戦史上初の‘初代永世位決定戦’となった。
七番勝負は羽生が開幕3連勝。
しかし、そこから3連敗してフルセットとなり、
2008年12月17日 - 18日に山形県天童市で行われた最終第7局でも渡辺に敗れる。
羽生は将棋界初の3連勝4連敗を喫して奪取を逃した。
なお、この最終局は矢倉の戦形からお互い早めに動く展開で、
中・終盤のねじり合いの内容が素晴らしく、将棋大賞の名局賞受賞局となった。
羽生にとっては同賞創設から3年連続3回目の受賞で、
いずれも敗局での受賞である。

コンピュータが将棋を完全解明したら? 羽生善治三冠の回答
週刊ポスト2014年5月2日号 2014.04.24 16:00
 人類は、自らが生み出した「人工知能」に
「参りました」と頭を下げるしかないのか。
2012年に故・米長邦雄・永世棋聖の「衝撃の敗北」から始まった
プロ棋士vsコンピュータソフトの電王戦。
昨年の第2回大会でも1勝3敗1持将棋(引き分け)と惨敗し、
今年の第3回大会では1勝4敗と形勢は悪くなるばかりだ。

 しかし、ただ一人、コンピュータ将棋の「進撃」を喜ぶかのような男がいた。
不世出の天才棋士、羽生善治三冠(43、王位・王座・棋聖)である。
作家の大崎善生氏が、その“喜び”の意味を解説する。

 * * *
 96年に史上初の七冠を制覇した直後、
羽生は将棋雑誌編集者であった私に、
「これからは勝ち負けとしての将棋ではなく、本質に迫っていきたいと思う」
と語ってくれたことがあった。

 将棋とは何か、どういう結論が待っているのか、完全解明してみたい、
もしそれが無理だとしてもできる限りそこに向けて少しでも近づいていきたい。
羽生がその言葉をこの世に落とした瞬間に、
将棋界は変わったのではないかと私は思っている。
全タイトルを奪取した完全な帝王が新しい方向を指差したのである。

 勝ち負けから解明へ。

 将棋の本質は何か。
自分たちが戦っているのは本来は何を競うどういうゲームなのか。
そもそも将棋の完全解明は可能なのか。
その結論はどういうものなのか。
彼のその発想が出発点だったんだと思う。

 やがて将棋界には恐るべき革命が起こる。
終盤力こそが勝負の分かれ目と考えられていた将棋が、
やがて中盤の研究力が勝負になり、
そしてついには序盤の感覚を鋭く問われるようになってきた。

 誰が指しても同じことになると信じられてきた
古来からの定跡さえも一手一手洗いなおされ、
定跡や先入観そのものが解体されてしまいつつある。
それは現実的に若手棋士を中心に今現在、将棋界で起こっていることなのである。

 終盤から中盤へ、やがて序盤へ目が向けられること、
それは間違いなく将棋の本質に向かっていることに違いないだろう。
それを羽生の姿勢に呼応した次世代の若手棋士たちが
死に物狂いで探求しているのが今の将棋界なのである。
それはあたかも印象派が主流だった世界に
キュービズムやシュールレアリズムといった
新しい手法が持ち込まれているような不可解さを感じさせられることがある。
角交換を避け、角道を止めることが基本の第一歩だったはずの振り飛車が、
最近はその手さえ必要としなくなっているのである。

 もっといえば将棋の初手は何が正しいのかということが
理論的に突き詰められようとしているようにさえ感じる。
そして、将棋におけるそれらの進展に、
やはりコンピュータ将棋の登場が
大きな影響を与えてきたのではないかと考えざるをえない。

 電王戦後に発表された羽生の言葉は
「今回見ていて、ソフトはめちゃくちゃ強いと思った。
私が出るかどうかは谷川(浩司)(将棋連盟)会長に聞いて下さい」
という、ワクワクしている気持ちを隠しきれないようなものであった。

 相手が強くなればなるほど、
将棋が難しくなればなるほど決まって羽生は嬉しそうに見える。
ではなぜ羽生は強くなる一方のコンピュータに対して何も恐れないのか。
それはあるインタヴューでの答えの中にある。

 将棋がコンピュータによって完全解明されてしまったら、どうするんですか。
という質問に、羽生はケラケラ笑いながらこう答えた。

「そのときは桂馬が横に飛ぶとかルールを少しだけ変えればいいんです」

 その瞬間に将棋は新しい命を与えられ、なにもかもが一からやり直しになる。天才の視野にはそんなことさえ映っているのである。

森内俊之竜王・名人「一度でいいから壁を越える経験が大事」
news post seven 2014.02.03 16:00
 今、将棋界は「三つ巴の戦い」といわれる。
棋界の頂点に立つ森内俊之竜王・名人を筆頭に、
その同期の羽生善治三冠(王位、王座、棋聖)、
そして一世代下の渡辺明二冠(棋王・王将)で7つのタイトルを分け合う状況だ。
 
 20歳前後で初タイトルを獲得している羽生三冠や渡辺二冠と違い、
森内竜王・名人が初めてタイトルを得たのは31歳のとき。
「大器晩成」型のように思えるが、その飛躍のきっかけは何だったのか。
新刊『覆す力』(小学館新書)を上梓したばかりの森内竜王・名人が解説する。
 * * *
 25歳のとき、名人戦で羽生さんに挑戦しました。
羽生さんが七冠王だった時期で、1勝4敗で負けました。
この七番勝負のときは、どこから攻めても守っても、
最後にはやられるという感じでした。
羽生さんの手のひらの上で転がされているような感覚です。

 名人戦は七番勝負。
4つ勝たなければいけないわけです。
羽生さんとやって1つは勝てても4つ勝てる気は全くしなかった。
それからしばらくは、トーナメント戦で挑戦者の座が近づいてくると
「また羽生さんと戦わなくてはいけないのか」と考えてしまい、
結果としてタイトル戦から遠ざかってしまったこともありました。

 そんな状況が変わったのはいくつか理由があります。
私から見ると、絶対的な強さに思えた羽生さんから若手棋士がタイトルを取り、
自分にもやれるのではないかと思えたことも大きかった。

 もちろん地道な将棋の研究も大事で、自分の将棋も見直しました。
私は序盤に時間も体力も使い過ぎていたので、これを改め、
後半に時間と体力を温存するようにしました。
それから、自分らしくのびのび指すように心掛けました。
 
 その結果、31歳で名人位を
当時の名人・丸山忠久九段から取ることができました。
初めての名人位は1期で失いましたが、
一度“名人”を経験したのは大きかったです。
越えられないと思っていた名人の壁を越えられた。

 壁は越える瞬間が一番大変で、一度越えれば「また越えられる」と思えます。
私にとっては、たった一度のタイトル獲得の経験が大きかった。
とにかく一度でいいから壁を越える経験をすることが
何事においても大事だと思います。

 正直、かつては、
羽生さんと同世代であるということを不運に思ったこともありました。
しかし今は、羽生さんや同世代の棋士がいたからここまで来られたという、
感謝の気持ちしかないですね。
※森内俊之/著『覆す力』(小学館新書)より

決断力 (角川oneテーマ21)
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三流は人の話を聞かない。
二流は人の話を聞く。
一流は人の話を聞いて実行する。
超一流は人の話を聞いて工夫する
 ~ 羽生善治

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