YUKI

言語、言語で表現できることすべて

漫画に関する、おもいつ記…暴論その1

2022-08-24 00:22:54 | Weblog

「真マジンガーZERO vs暗黒大将軍」を久々に読み返した。

最終巻を読み終えて思ったのが…

「永井豪は、鉄腕アトムを描き続けた手塚治虫である!?」

 

一番病に取りつかれていた手塚は、

常にトップランナーであり続けようとしてトレンドを追い続け…

鉄腕アトムの続編は、頑として描こうとしなかったそうだ。

 

そりゃそうだろう、鉄腕アトムは、悩まないw

いみじくも詩人谷川俊太郎が喝破したように

アトムは「心優しい 科学の子」なんだから!

 

一方…例えば、石ノ森章太郎のキカイダーは悩む…悩み続ける

悩むことこそ存在証明であるかのように。

「機械に心はあるのか?心とは何か?」

この哲学的・SF的・現代的問いが、「心」を深く捉えて離さない…

 

悩みようがない「心優しい科学の子」であるアトムには、

新たな続編の描きようが、マンネリズム以外に、ないのであるw

 

で、マジンガーなんだが…御都合主義だろうがなんだろうが、

インフレーション宇宙に多元宇宙、何でも盛り込める器♩

光子力はゲッター線と違い、それ独自の意志はないようだが…

「暴力衝動」そのものと思える。

 

マジンガーは、暴力衝動の偉大なる解放装置!!

そして、暴力衝動の解放には常に一定の需要があり、

時代に応じた在り方が求められるのである。

 

 


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